三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【新型コロナ北海道第2波「院内感染」暴風】

2020年04月25日 06時05分04秒 | Weblog


わが社には毎日のように宅配便の人たちが来てくれます。
外部接触を極力避けるべくテレワークを導入して、
そういう環境にも慣れてくるようにはなるのですが、
やはり物流を支えてくれるみなさんが、基本的なコミュニケーションを
下支えしてくれていることをいつも感じております。
きのう、来てくれていた運送の方に「お疲れさま」と声掛けしたけれど、
ボディアクションの表情が瞬間ゆるんだように感じられた。
非常時に社会を支えてくれていることに深く感謝の意を持ちたい。
食品を扱ってくれているスーパーなどの店舗や物流を担っているみなさん、
マスクや除菌のためのアルコール類など入手困難なモノもあるけれど、
いま北海道札幌にいて特段生活必需品での不足は感じない。
そういうモノも高額ではあるけれど通販で購入も可能で配送もされる。
政変を望んでヒステリックに批判を煽りたてるメディア報道に疲れるが、
こうしたみなさんの奮闘で日常生活の基盤は維持されている。
極限的な過労状態であることは察せられるけれど、がんばってくれている。

そういう社会のなかでも医療関係のみなさんは特に過酷だと思います。
先日もブログで書いたけれど北海道では「院内感染」が急増してきている。
一昨日23日には北海道内での新規感染者が最大の45人に達していた。
その内訳を見ていて「院内感染」が多数を占めていることが悲しい。
最前線で新型コロナ禍と戦っている現場であり防護服などが不足する中
次々とスタッフが感染して倒れられている状況はまことにつらい。
本当にこのウィルスが憎い。感染者の多くは無症状、軽症。
「無症状・軽症」という仮面を装って襲撃する卑劣極まりないテロ。
日本のどこの医療機関でも無症状、軽症の感染者が新型コロナとわからずに
病院に受診してその医療関係者を感染させてしまう。
症状の重症度と感染性(感染させやすさ)は必ずしも比例しない。
むしろ軽症の感染者の方が発症直後のウイルス量は高いことが見えてきたと。
だからこそ気づかないうちに感染連鎖が医療機関で起きてしまう。
感染が疑われないまま医療機関や高齢者施設や障害者施設に入院した
感染者により感染が広がるケースも確認されている。
大きな集団感染はその多くが医療機関や福祉施設で起きている。
まことに悲痛だ。わたしたちは8割の接触削減でせめても、
こうしたみなさんの労苦を加重させないよう努めるしかない。
きのう24日の新規感染者発表は全道で22人。
この過酷な「第2波」の沈静化、さらなる低減を切に祈りたい。

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