三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【Replan東北 春号「工務店」モデルハウス企画】

2017年02月05日 11時08分44秒 | Weblog
インターネットや住宅雑誌という「深さ」のメディアから、
地域工務店の現物の住宅モデルハウスの誘引向上作戦のご提案。

年間でもゴールデンウィークは住宅への関心・行動が高まる時期。
大手ハウスメーカーが集合している、いわゆる「住宅展示場」では、
この時期、あの手この手で集客が試みられる。
モデルハウスにしろ、オープンハウスにしろ、住宅見学は
ユーザーが住宅建築を意識しはじめたら、最初に起こす行動。
大手ハウスメーカーに依頼する場合は、この住宅展示場で
その会社の営業マンが訪問客にぴったりくっついて
その営業攻勢でやがて陥落されるユーザーも多い。
北海道の場合は、そういう大手の攻勢に陥落せず(笑)
やがて手作りの地域工務店が受注するのが7割ほどになっていますが、
他の地域では、ユーザーに地域工務店の情報がそれほど届きにくい。
東北の場合では各県ごとに違いがあるけれど、宮城の場合は地域率は約5割。
その大きな要因は、このユーザー行動の最初の段階で、
地域の家づくりの主役・工務店の家づくりに触れる機会が少ないこと。
ただ一方で、ユーザーの住宅情報アプローチのなかで、
有為な2番目・3番目の手段としてはインターネット、さらに「住宅雑誌」
という順番でユーザーの「住情報取得」状況が示されています。
5割以上が実物住宅情報を1番として、2割がインターネット、
15%ほどが住宅雑誌という情報取得経路を答えている(国交省調査)。
地域工務店の営業戦略として大手ハウスメーカーと同じ土俵の上に乗るのは
資金体力的に難しいものがあるし、得策とも言えない。
大手住宅展示場に地域工務店が出店してもあまり継続性はないのが現実。
ハウスメーカーと同じ路線では独自性を発揮できないのでしょう。
大量の営業マン戦争に巻き込まれて埋没する。
営業マン教育まで手が回らないことは容易に想像できます。
そうすると1番目の住宅実物による情報提供は、独自のモデルハウス、
さらにピンポイント型のオープンハウスということになる。
ただ、オープンハウスでも長期間にわたって利用可能というケースもある。
良好な建て主さんとの関係を活かしているケースですね。

これらの地域工務店のモデルハウス・長期オープンハウスの内容周知と
来場への動機付けを兼ねて、Replan誌面での特集を計画中。
この企画では、最終的な誘客チラシについてまで、
その制作サービスも行うようにしています。
さらに当社では、自社サイトやSNSなどでの情報拡散も積極的に行っています。
地域住宅雑誌として、インターネット活用の情報拡散を追究。
とくに当社HPではオープンハウス情報をヘッドラインニュースで流して、
比較的にクリック率の高い人気コンテンツになっています。
じわりじわりと、そのリーチ数を伸ばしてきている状況。
そうした情報への誘引として、SNS利用も活発化してきています。
インターネットの検索クエリの分析でも、4−5月の時期は
住宅ユーザーの「オープンハウス」というワードの検索率が大きく増大する。
地域の作り手の営業作戦を支援する立場として
Replan東北としても、大いに盛り上げていきたいと思っています。
地域活力の循環型経済創造は、みんなの家づくりからだと思います。
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