三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【もっとクッキリ見たい北海道冬の山々】

2017年01月31日 07時17分36秒 | Weblog


さて、きのう白内障手術、もう片方の右目も手術。
いま、不自由な眼帯つきながら、ガーゼがなくなって視界が開けてきた。
あいにく本日はけっこうな降雪状況なので、窓の外はほとんど視界がない。
それでも、徐々に視界の世界が広がっていくのは前向きでうれしい。

写真は、先日13-14日に出張していた函館往復の車外風景。
北海道の冬は、雪が多いけれど、その合間に
遠くまで見晴らせるような瞬間が襲ってきて、
そのときに広がる眺望は、まことに雄大で感動的であります。
その土地に暮らすということは、普段はあまり認識しないけれど、
ふとしたときに自然環境にたっぷりと抱かれるような時間がやってきて
そのときに、いろんなことを再認識させてくれる。
やっぱりその土地の持っているポテンシャルとしての美に、
圧倒的に気付かされるものですね。



写真は上から羊蹄山、駒ヶ岳、そしてすぐ上は
黒松内方向からニセコの山々を見晴るかした光景です。
これら写真は、函館からの帰り道で撮影したものですが、
行きの時にも、大雪が止んだあとの樹氷群が鮮烈な美を運んできた。
そんなことがあったので、羊蹄はどれほどに見えるだろうと
高速を離れて一般道国道5号線に沿って札幌に向かったのです。
ここらへんまでは、たいへん天気もよくて、
すばらしい眺望が楽しめたのですが、行きはよいよい、帰りは、で、
倶知安から赤井川、毛無峠と抜ける道は吹雪に突入して
一寸先も見えないような冬の荒々しさの状況。
なんとか脱出して、小樽・張碓から高速に乗ったころには、
地獄で仏のような心地がしていました(笑)。
美は、厳しさと隣り合わせであって、
そういうことが、この地で暮らすという実質なんだなぁと、
改めて思わされた次第です。
さて、眼帯もこれから外していただいて、退院、
厳しさもありますが、美しいものをたくさん、
よりクッキリと目にしていきたいと思います。
こういうごく単純なことがなによりもうれしくなるものですね。
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