三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

仙台で講演終了

2009年01月18日 09時05分07秒 | Weblog



きのうは仙台メディアテークで
写真の仙台を中心とする建築家ネットワークSAU+が主催するイベントで
講演を行って参りました。
与えられた演目が「魅力的な住宅デザインとは」という大上段もの。
仙台の建築家のみなさんは、わたしどもが仙台に進出して以来
ずっと、いろいろな交流を持ってきています。
一度など、真冬の北海道に来ていただいて、
北海道の建築家のみなさんが建てている住宅を見学するツアーを組みました。
なんと、ちょうどそのときは地吹雪が吹きすさび、
なお、おあつらえ向きに道路面がなだれ雪でバスが立ち往生。
目的地まで1km近くを徒歩で雪中行軍していただいて、
省エネルギー建築賞をいただいた住宅にたどりつきました。
着いたら、全員雪まみれ。
メガネのひとは雪が付着して前後不明という状態(笑)。
で、一歩建物の中に入って、
その家の断熱気密ぶり、ストーブ1台による全館暖房を目の当たりにしたのです。
きのうも、その話題が出ておおいに笑ったのですが、
それが建築に対する向き方を変えた体験だった、とまで言っていただける方もいました。
実際に、それ以降、仙台の建築家グループのみなさんの住宅は
大きく性能面で進化し、
いまや、仙台でも高性能住宅といえるレベルになってきていると思います。
その後建てられた住宅で、FFストーブ1台を半地下に入れて
それだけで、実にマイルドで均一なあたたかく
ステキなデザインの空間が実現している様子を取材してうれしかったものでした。

そんなみなさんが、はじめてイベントを自分たちだけで取り組んだのが
今回のイベント。
白羽の矢を立てられまして、他のスケジュールが2件、入っていたのですが、
駆けつけさせていただいた次第です。
さすが、繁華街に面したメディアテークということもあり、
講演会場はほぼ一杯になり、
立ち見まで出る盛況で、感激いたしました。
Replan誌面で紹介した北海道の建築家のみなさんの住宅作品をお見せしながら、
わたしなりの住宅デザインのお話しをさせていただきました。
ありがたいことに、本当に熱心に聞き入っていただき、
だんだん雰囲気も熱が入っていった気がいたしました。
仙台、東北の家づくりが、もっとステキなものになっていくように
これからも念願し、ささやかでもお役に立っていければと思います。
さて、来週はいよいよ、北海道札幌わが社屋でのイベントです。
こんな繁華街のイベントにはかなうべくもありませんが、
なんとか、いいイベントにしていきたいと思います。
みなさんのご支援・ご来場、よろしくお願いいたします。



北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 記憶の中の伯父の旧宅 | トップ | 図書館ってなんだろう?ー1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事