三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

六花の森

2014年05月14日 09時01分39秒 | Weblog


<Wikkipediaより抜粋>
六花の森
事業主体 六花亭
設計施工 大林組
敷地面積 10ヘクタール(うち緑地面積8.5ヘクタール)
開館開所 2007年9月
所在地 北海道河西郡中札内村常盤西3線 249-6
「三番川」、百瀬智宏作品館、坂本直行記念館
花柄包装紙館、サイロ五十周年記念館 ハナマシ群生

六花の森(ろっかのもり)は。六花亭のメセナ活動により誕生し維持されている
広大な風景式庭園である。正式名は六花亭中礼内ファクトリーパーク。
小川や湿原など嘗て存在していた自然風景を再現した園内には、
クロアチアの古民家を移築した美術館が点在する。
北海道帯広市に本社を置く六花亭が中札内村に製菓工場を新設するにあたり、
その10ヘクタールの敷地である荒れた耕地に
河川(三番川)と河畔林と湿地および水辺の植生を再生し
ナチュラルガーデンとして整備するという、1997年2月に始まった
「終わりのないプロジェクト」とされるランドスケーププロジェクトである。
ランドスケー プ設計および施工は大林組が担った。
この六花亭、大林組、中礼内村による「六花の森プロジェクト」は、
日本建築学会賞(業績部門)、
ならびに日本建築美術工芸協会AACA賞特別賞を受賞した。

という施設で、前から興味はあったのですが、
この連休にはじめて足を向けてみました。
好天に恵まれて、ガーデンの様子はすばらしく花咲き乱れていました。
わたしが一番興味を持っていたのは、
「クロアチアの古民家を移築した」というように言われている木造建築群。
で、写真はその正面写真であります。
クロアチアって、東部ヨーロッパで、ロシアから独立した
というようなくらいしか知識がなく、さてどんな家なんだろう、と
ワクワクしてみてきたわけですが、木造建築ではありましたが、
どう見ても、古民家の木材を解体して輸入しました、
というようなことが実態だろうと思います。
材料素材の古びようは、なかなかに味がありますが、
「クロアチアの古民家を移築した」というのは誇大広告。
その意味ではちょっと残念でした。
なんですが、ガーデニング修景のなかに味わいのある質感を漂わせる
木造建築群は、やはり悪くはない。

なにより、六花亭さん、工場新設に当たって、
こういった周辺地域への配慮を行うあたり、すばらしい。
北海道は観光立国してきた側面がありますが、
そういうなかで、スイーツ・お菓子という産業は確実に育った。
そういった企業として、今後の成長戦略として
どのような方向性を打ち出していくべきなのか、
大きな示唆に富んでいると思いました。
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