きのうは山形市内を巡っていたのですが、
至るところ、街路樹としてハナミズキとヤマモミジ。
北海道ではハナミズキが街路樹に使われるって
あんまり見覚えがなく、またほかの街でも見たことは多くない。
山形市では「街の木」としてこのハナミズキとヤマモミジを
選定しているのだろうか、意図的と思われるほど
市内各所で目について、初夏を思わせるあたたかさのなか、
やや上気したような気分で、花を愛でておりました。
街路樹としてはヤマモミジの方が多数、植え込まれている印象。
ハナミズキの方は、ところどころ
まるで紅白のバランスを考えたように植え込まれていた。
わたしはこの2つの木が大好きで、
とくにヤマモミジを以前のオフィスで植えていた経験があります。
ハナミズキは明治以降、アメリカから移植された樹種であり、
近縁種のヤマモミジこそが日本的な樹種であると
そういった知識もあるのですが、
しかしこの両種がこのように意図的に配置されると
そのコントラストが素晴らしいことに大いに気付かされる。
たまたま、この山形市でこの両種の開花時期に出会ったことで
気付かされた次第ですが、こういう「街の景観」はすばらしい。
先日も書きましたが、やはり人間は情緒的に生きている存在。
こういう「雰囲気の演出」がひとびとのこころに
ある影響を与える力というのは、非常に大きいと思います。