きのうは下の坊主の小学校卒業式。
お姉ちゃんの入学から数えると、14年間お世話になった小学校から
わが家もようやくお別れということになります。
朝、坊主にはじめてネクタイを締めてやりました。
わたしのネクタイを貸して、使ったわけです。
そのあと、写真に納めたら、なんと大人びた表情。
うれしいやら、ちょっとさみしいやら、悲喜こもごも。
こどもは授かり物、と言いますが、
やはり節目のときには、色々な思いが去来します。
小学校の卒業って、
自分自身で考えても、少年期の終りが来た、という印象。
これから、疾風怒濤の思春期・青年期に突入するわけで、
こころのなかの帯をしっかりと締めて掛からねばならないと思いますね。
最近は中学受験など色々チャレンジする子どもも多くて、
否応なくこどもたちに受験戦争という社会を反映する現実が押し寄せてきます。
うちの子が通った小学校では、ひとりひとり名前を呼ばれて
証書を受け取るときに、卒業の決意を語るのですが
一足早く、そうした現実に直面した子どもたちは
やはり少し大人びた発言をしていました。
自分自身のことも胸に去来させながら、
卒業式を見ていたのですが、形式こそ違え、
やはり、同質の思いは十分に伝わってきて、
胸が熱くなるようなところもありました。
こどもたちの大きな声が、なんともいとおしく響いてくるもの。
こんな気持ちを持てるということに、
感謝したいと深く思った次第です。
親としての仕事は、あと少なくとも6年間は厳しく続く。
でも考えてみたら、あとほんの6年間で子育てという
人生での大きな仕事にも節目がやってくる。
忙しい中ですが、そういう時間をこどもといっしょに過ごすのに
なんとか充実したかたちで立ち向かっていきたいと思っています。