くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

クリーニング

2008年05月25日 | 日常あれこれ
クリーニングの割引が今月いっぱいだ。冬ものを整理して残っていたものを最後に出しに行った。午後6時、仕上がり時間に受け取りに行くと、カウンター前にものすごい行列ができていた。土日ということに加え、カード会員のポイントが今日まで10倍つくからみんな駆け込みラッシュなのだ。この物価高な折、少しでも安く、そして出来るなら得をしたい。そのためには多少待つことも並ぶことも厭わない。

お陰で、おおかた冬ものが片付き、すっきりした。クリーニング業界は今が一番大変な時なんだね。素材を調べて、衣類を分類するだけでも大変だ。間違いのないように名前や日付のタグをホチキスで止めるのも、ビニールをかけるのも果てしない作業だ。

実は、保育園の近くに、クリーニングの工場がたくさんあり、外国籍の保護者がたくさん働いているのだ。アジア系、南米系と会社によっていろいろ分かれていて、仲間を頼って紹介してもらうようだ。経営者は日本人が多いが、中に派遣会社などが入っているので労働条件はよくない。重いものを持ったり、熱いアイロンがけをしたり、なかなかハードな仕事内容だ。腰を痛めたり、やけどをしたりもする。加えて子どもが熱を出して、長く休もうものなら、即刻解雇ということもあり得る。なかなか厳しい現実なのだ。

仕上がってきた衣類の影に、ふとお母さんたちの苦労が思い浮かぶ。こういう労働力のおかげで、我々はいざというときもきれいな衣類で出かけることができるのだ。感謝して袖を通さなくちゃね。