喜びを、幸せを一杯経験して、同じくらい悲しい思いをして、一杯恥もかいた。
でも踏ん張った。だから今日がある。これまでのすべての体験をこれからの幸せに!喜びと悲しみを一杯知ったからこそできること。それがフォーティーズ。
タイトルに惹かれて、チケットを買ってしまった。
浦嶋りんごさんが、様々な40代から寄せられた手記朗読と歌でつづる1時間30分。
巨人の星、サインはV、Oh!モーレツ、どぅもすいません…
風呂敷マントで押入れから飛び降りて、校内暴力吹き荒れて…
70過ぎて、わがままになる親、その親に老いを感じた時…
子育てと生活で疲れてる勝ち犬、ゆとりはあるけど男に見向きもされない負け犬…
加齢臭とたるむお腹に薄くなる髪の毛…
子どものころの流行から、20代、30代のころの出来事…。
最期は浦嶋さん自身の力強い人生への想い、歌への情熱でしめくくられる。
様々な状況にある40代達が必ず1こや2こ、いや3こや4こ共感できるエピソードが満載!
笑いあり、涙ありのミュージカル。同じ場面でも人それぞれ受け止め方が違う。それぞれの立場で笑えて、泣ける気がした。こういう舞台もあるのだなあ。
同世代の私にとって実にタイムリーな作品だった。確実に人生の折り返し地点を過ぎたという実感。老後も心配。だけど、守りに入れない。まだ攻めてあがいている。でも、毎日、楽しい。人生で一番いい時かもしれない。
エンディング曲のタイトル
「生きて、生きて、生きまくろうぜ!」
生きていればまるもうけ。40代に乾杯!
余談だが…
2列ななめ前の席にアノ副長こと山本耕史くんを発見!次回作でりんごさんと共演するからかな。お友達?(男性だよ。)と楽しそうに観ていた。20代の彼にはこのミュージカルどう感じたのかなあ。それにしてもかっこよかった!すっかりミーハー気分になってしまった。