くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

新選組 その2

2005年08月27日 | 新選組

新選組の中で、最初に追いかけたのは沖田総司。沖田にはあまり資料が残っていない。近藤、土方のように歴史的思想があったわけではなさそうだし、活躍の場といえば新選組初期の池田屋くらい。謎の部分が多いから、たくさんの作家さんが、いろいろな沖田像を描いている。総じたイメージとしては、①剣が強い。②純粋 ③薄命 ④新選組の中でかわいがられている …という部分が多いかなあ。

「燃えよ剣」に始まり、「新選組血風録」を経由し、新選組関連の小説を読み漁った。以下、私の新選組コレクションなり~。

沖田総司  沖田総司拾遺  …大内美予子
沖田総司          …童門冬二(新選組始末記の脚本家)
総司はひとり        …戸部新十郎
沖田総司          …笹沢佐保
新選組 沖田総司      …星亮一
定本 沖田総司 おもかげ抄 …森満喜子(なんと、森さんとは渋谷でお茶をしたことがる。いきさつはのちほど…)
六月は真紅の薔薇      …三好徹
映像の沖田総司       …山根貞男
沖田総司のすべて      …新人物往来社
写真集 新選組散華     …菊池明 伊東成郎 山村竜也(去年の大河の時代考証家。)
新選組           …森村誠一
近藤勇           …井上友一郎
天まであがれ        …木原敏江
あさぎ色の伝説       …和田慎二

ざっとこんなもんしかないが、やはり沖田関連が多い。中でも、感情移入してしまったのが大内美予子さんの「沖田総司」。土方との別れなんて涙腺が決壊した。漫画だってあなどれない。木原さんの「天まであがれ」。お目々キラキラの前髪総司(写真)がでてきてギャグも満載なんだけどは新選組を青春群像として描いていて、それなりにまとまっている。明るくさわやかで、はかない総司像がいい。ほんとにいい子の総司君なのだ。「あさぎ色の伝説」は完結しなかったみたい。和田慎二さん、すごい構想で描き始めたのがわかる。あのまま続いたらどんな大作品になっていたことか。和田さん、スケパン刑事どころではありません。続きを描いてくださいよ~。