果樹園に限らず農家では
トラクターやフォークリフト等、様々な重機を操作して行う作業があり、
晴 では、そのほとんどを晴ちゃんが行っとります。
で、常々晴ちゃんが言っている事は、
機械を操縦するのに力は要らないから、
女性がオペレーターをすれば、女性の作業が軽減出来るって。
それは、確かにそうだ
ご近所でも、トラクターを操っている女性の方もいらっしゃり、
その方に以前、“楽だよぉ~~、運転してみると簡単だから ” って言われた事があったけれど、
おいらは、“農家の嫁っこ” のキャリアはもう十数年なのに、未だオペレーターは尻込み中。
しかぁし、先日、とうとう、オペレーター(もどき)デビュー
それは、晴 初代のフェラーリ(晴 では 農薬散布用のスピードスプレヤーをフェラーリと言っとります)。
昨年購入したフェラーリは3代目で、ホント、高級車1台が買えるお値段。
この初代も、その当時は高級車並みのお値段だったそうな。
で、今は、除草剤散布用に改良。
タンクに入れた除草剤を、後ろからホースでつなぎ、
運転席の脇にぶら下がっているホースで、運転しながら除草剤を手散布。
使用しない時は、この様に吊るして収納(?)出来るように、
晴ちゃんの工夫が詰まった1台。
タンクの後ろには荷台を設置し、水を常備。
そして、ちゃんとナンバーが付いている為、公道も
晴ちゃんに、“荷台にコンテナも積めるから、これで 産直へ出荷も出来るよ” と言われたけれど、
これで出荷しに行ったら、1日仕事になっちゃうよ
そして、このフェラーリでの除草剤散布は、右手でずっとノズルを持ちながら散布するので
右手がかなり疲れる & 散布ムラが出来る & 散布する所が限られる というデメリットもある為
おいらが運転して、晴ちゃんが散布するという案が浮上した次第。
いきなり畑に行くのは、さすがのおいらも憚られ、晴ちゃんも危険と判断し
晴 の敷地で運転してみる事10分。
このフェラーリは内輪差が無い4WS。
畑の様な狭い場所でのターンには小回りが利いて だけれど、
曲がる時の感覚がちょっこし 不安
けれど、これは回数をこなさないと掴めないという事もあり、
早速、晴ちゃんと除草剤散布へ
晴ちゃん的には、楽に、広範囲にムラなく散布出来て だったようだけれど、
おいら的には、枝がぶつかりそうになるのを避けながら
狭い場所でのターンに半泣きになりながら、2日間オペレーター(?)をやり切りますた
でも、途中、何度チャレンジしても次の列に回る事が出来ず、
晴ちゃんにHELPしたけれど、
晴ちゃんは、“みんなここをちゃんと通っているから、通れる ” と運転を代わってくれず、
心では大泣きしがら運転した場所が一か所あり、
除草剤散布後、その手こずった辺りの木の太い枝が、折れとりますた
まだまだ修行がたりませぬな
初代フェラーリオペレーターデビューがこれでは、
3代目フェラーリや、
この年季の入ったトラクターの運転は
永遠に来ない気がしまする