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日記に…なるかしらん

好きですねぇ、これ  小説『仮面ライダー』3部作

2015年11月21日 23時27分16秒 | 特撮あたり
小説『仮面ライダー』3部作(『誕生1971』、『希望1972』、『流星1973』)

 小説『仮面ライダー』3部作は、石ノ森章太郎原作の特撮 TVドラマシリーズに基づく、和智正喜の小説。
 物語の内容は、『誕生1971』(2002年6月 講談社)、『希望1972』(2003年5月 講談社)、『流星1973』(2009年2月 エンターブレイン)の全3部で構成されている。
 主にシリーズ第1作『仮面ライダー』(1971~73年)を原作とするが、単なるノベライズではなく、「もしも仮面ライダー1号こと本郷猛を演じた俳優の藤岡弘、が第10話の撮影中に事故に遭わず、仮面ライダー2号に主役交代せずに物語が進んでいたら。」というコンセプトで書かれている。そのため作中の仮面ライダーは本郷猛しか存在しない。ただし、その後 TVシリーズに登場した滝和也や一文字隼人に相当する人物は活躍しており、1号以外の仮面ライダーは登場しないが、完結編『流星1973』では V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガーに相当する強化型改造人間用の変身スーツが登場している。

 作者の和智正喜(わち まさき 1964年~)は、日本の小説家・脚本家・マンガ原作者。1986年よりゲーム制作、マンガ原作などを始め、ゲームシナリオやアニメ脚本も手がける。


主な登場人物
本郷 猛 / 仮面ライダー1号
 城南大学理学部生化学教室の研究生。1945年生まれの26歳。現在は両親と7歳年上の姉を亡くして天涯孤独の身となっている。
 明晰な頭脳と頑健な肉体を持つ青年であったが、密かに思いを寄せていた研究室先輩の楠木美代子に陥れられてショッカーに拉致され、研究室の恩師である緑川教授の手によってショッカーの次世代高性能戦闘員「S.M.R.(システム・マスクド・ライダーズ)」に改造された。しかしその直後にアンチショッカー同盟とハヤトの手によって救出され、自分がもう二度と普通の人間には戻れない改造人間にされてしまったことを知り動揺する。その後、混乱と戦いの中で同じ S.M.Rの実験体でもあったハヤトの遺志を受け継ぎ、命ある限りショッカーと戦う使命を帯びた「仮面ライダー」として自分の未来と向き合う決心をする。

ハヤト / 仮面ライダー0号
 アンチショッカー同盟の協力者。20代中盤の青年。本郷猛以前に「S.M.R.」に改造され、緑川教授のショッカー脱走計画に協力した。
 ペルー生まれの日系3世。「ハヤト」という名前は自分で付けたものであり、本名は不明。日本語はほとんどの日本人には違和感を覚えさせないほど流暢に話す。職業はジャーナリスト。
 世界的秘密組織ショッカーの存在を知り、調査するために世界中を飛び回っていたが、ショッカーに拉致され「S.M.R.」に改造されてしまう。改造手術は失敗に終わり、移植された強化細胞には致命的な欠陥があったためハヤトの余命は手術後わずか約1週間だった。早晩死亡することから、ハヤトが脱走してもショッカーは積極的な追撃を行わなかったが、本郷猛にショッカーと戦う意志を継がせようとする執念のみにより、理論上は考えられない期間の延命に成功していた。最期は本郷に「仮面ライダー」の名前を与え、自分がいつも巻いていた赤いマフラーを託して静かに息を引き取った。
 TV版『仮面ライダー』における一文字隼人(仮面ライダー2号)に相当する人物。

滝 和也 / 弐番
 アンチショッカー同盟に雇われた傭兵。1941年生まれの30歳。
 第1部『誕生1971』では「弐番」というコードネームでしか呼ばれず、第2部『希望1972』で本郷に名前を尋ねられ、滝和也であることが判明した。完結編『流星1973』では本郷、立花と TV版を彷彿とさせるチームワークを築いている。彼を慕っている部下も多い。
 TV版『仮面ライダー』における滝和也に相当する人物。

立花 藤兵衛
 第2部『希望1972』から登場する。城南大学の近所にある喫茶店アミーゴのマスター。1923年生まれ。父親の代から、本郷猛の恩師・緑川博教授の妻の実家である緑川家の使用人として仕えていた。ショッカーとの戦いに疲れその使命を放棄しようとしていた本郷に一見何気ない事実を「希望」として与える。『流星1973』では滝から「おやじさん」と呼ばれるほど息が合った連携を見せる。喫茶店アミーゴは、本郷の支援を始めた1972年に閉店している。
 TV版『仮面ライダー』における立花藤兵衛に相当する人物。

緑川 博
 城南大学理学部生化学教室の教授。50代後半。大財閥「緑川グループ」総帥の婿養子でもある。「S.M.R.」の開発責任者としてショッカーに従事していたが、密かに反逆の機会を窺っていた。本郷猛の脱出を手引きした際に蜘蛛男に殺害される。
 TV版『仮面ライダー』における緑川弘に相当する人物。

緑川 ルリ子
 緑川博教授の娘。20代前半。父の死の真相を調べる一方で、緑川グループ総帥の座を狙う従兄の卓見に命を狙われる。
 TV版『仮面ライダー』における緑川ルリ子に相当する人物。

美崎 百合子
 完結編『流星1973』に登場する。1957年生まれの東京都立恵比寿西高等学校1年生。16歳。テレポーテーション能力を持つ「芽」と呼ばれる超能力者。
 TV版『仮面ライダーストロンガー』(1975年)に登場した岬ユリ子(電波人間タックル)に相当する人物。

上野 さくら
 完結編『流星1973』に登場する。1957年生まれの東京都中野区の高校1年生。16歳。テレパシー能力によって他人の心を読み取ることのできる「芽」と呼ばれる超能力者。同じ「芽」の少年少女を集め、ショッカーの「芽」狩りを逃れて東京の地下施設に避難した集団のリーダーとなっていた。

ショッカー
田中 一郎 / 大使
 ショッカーの「支配人」。表の顔は与党代議士・岸和田の第2秘書を務めている40代中盤の男性。直接戦闘に参加することはなく日本での改造人間を使った作戦指揮は大佐に一任しているが、その高い政治力でショッカー日本支部を支える。独特の人懐っこさと愛嬌で、自然に他者の心を操るメフィストフェレス的な存在。1971年5月の大佐の殉職後はショッカー日本支部司令官代行として作戦指揮を執る。「淑子」という妻と「恵美子」という娘がいる。
 TV版『仮面ライダー』におけるショッカー大幹部・地獄大使(ガラガランダ)に相当する人物。

博士
 ショッカー科学技術部門の総責任者。ショッカー科学者陣の中で唯一「博士」と呼称されている。量子演算機すら凌駕するほどの頭脳を持つが、生まれつきあらゆる免疫を持たない体質であり、改造手術を受けた後も特殊な液体の中でなければ生存できない。手足が長く、イカのような姿と形容される。ショッカー日本支部の箱根基地に駐在していたが、1971年5月の箱根基地壊滅後は西新宿基地に転属した。
 TV版『仮面ライダー』におけるショッカー大幹部・死神博士(イカデビル)に相当する人物。

フランツ=フェルディナント / 大佐
 第1部『誕生1971』に登場。ショッカー日本支部・箱根基地の司令官。1930年生まれ。かつてはナチス・ドイツ第3帝国のヒトラーユーゲントの一員であり、当時ショッカーから改造技術を買い入れたナチスの「人狼計画」により狼男に改造され人狼部隊を指揮していたが、敗戦時に総統アドルフ=ヒトラーを暗殺してショッカーに参加した。かつてナチス・ドイツの構想にあった「アルプス国民要塞」を箱根の地下に再現した箱根基地において、王のように君臨している。戦場と敵を求めるがゆえに敵勢力にショッカーの内部情報を漏洩させているが、それが露見してもなお周囲からの畏敬の念を受ける程の人物。
 TV版『仮面ライダー』におけるショッカー大幹部・ゾル大佐(黄金狼男)に相当する人物。

楠木 美代子 / 蛇姫
 ショッカーの最古参にあたる幹部。表の顔は城南大学理学部の研究生で、本郷の1学年先輩。自身も改造人間だが、容姿は変化していない。ショッカーの改造人間の素体をスカウトするためのエージェントとして活動しているが、組織に対する忠誠心よりも自身の好奇心を優先させる。
 マンガ版『仮面ライダー』第3章『よみがえるコブラ男』(1971年6月)に登場した美代子(へび姫メドウサ)に相当する人物。

御子柴 徹
 ショッカー科学技術部門の幹部。直接の上司である「博士」を心から崇拝しており、博士のためならば組織に反抗することも辞さない。

石渡 昭 / 蟷螂男
 第1部『誕生1971』に登場。ショッカーの改造人間。表向きは青葉ヶ丘第三小学校の理科教諭。実は253人をも殺害した大量殺人鬼で、その高い知能と残虐性を買われショッカーにスカウトされた。ショッカーのバックアップを受けながら趣味でもある無数の快楽殺人を行っていたが、実は本人が気付かないうちにショッカーのある任務に就かされていたことが完結編『流星1973』で明らかとなる。
 TV版『仮面ライダー』第5話以降に登場した「かまきり男」に相当する。

蜘蛛男
 第1部『誕生1971』に登場。ショッカーにおける戦闘員クラスの量産型改造人間。走行している自動車のタイヤを絡め取って動けなくするほどの強力な糸を吐くが、1体としての戦闘力はそれほど高くはなく、改造手術を受ける前の本郷猛に敗れる個体もいた。仮面ライダーの初の対戦相手となった。
 TV版『仮面ライダー』第1話(1971年4月)以降に登場した蜘蛛男と、ショッカー初期のベレー帽戦闘員に相当する。

蝙蝠男
 第1・2部に登場する、楠木美代子の指揮する部隊に所属する改造人間。3体が美代子や彼女の指定した人物の上空を人知れず旋回して護衛や監視を行う。翼長4メートルもの翼を持つが、飛行のために体重は軽く戦闘には向いていない。美代子の護衛のために現れただけで、本郷と戦うことはなかった。
 TV版『仮面ライダー』第2話(1971年4月)以降に登場した蝙蝠男に相当する。

人間カメレオン
 第1・2部に登場する、楠木美代子の指揮する部隊に所属する改造人間。仮面ライダーの能力をもってしてもその存在を感知できない、体表色素の変化や自らの鼓動を止めて仮死状態になるなどの隠蔽能力を有する。小柄だが屈強な人間以上の力を持っており、長い舌は巻きつければ人間の首の骨も軽くへし折ることができる。3体が美代子の護衛を務めていたが、本郷と戦うことはなかった。
 TV版『仮面ライダー』第6話(1971年5月)以降に登場した死神カメレオンに相当する。

蜂女
 第1部『誕生1971』に登場。ショッカーの中でも希少な、完全な長時間飛行能力を持つ改造人間。その能力と引き替えに身体そのものは脆弱で戦闘力も低いが、体内で生成する一撃必殺の毒針を唯一最大の武器とする。アンチショッカー同盟基地攻撃作戦に15体が動員された。仮面ライダーと対戦した第2の改造人間。
 TV版『仮面ライダー』第8話(1971年5月)以降に登場した蜂女に相当する。

蠍男
蜥蜴男
ヤモリ人間
サラセニア人間
 第1部『誕生1971』でのアンチショッカー同盟のショッカー箱根基地壊滅作戦の際に、基地の防衛を任された改造人間たち。蠍男とヤモリ人間は複数で活動し、サラセニア人間は全長10メートルの巨体で箱根基地の最深部を守る切り札として登場した。アンチショッカー同盟の傭兵軍団と戦うのみで、仮面ライダーと戦うことはなかった。
 TV版『仮面ライダー』第3・4・12・13話(1971年4・6月)以降に登場した、さそり男・サラセニアン・ヤモゲラス・トカゲロンに相当する。

里村 新一 / モスキート
 第2部『希望1972』に登場。機動性に特化した暗殺型改造人間。戦闘力はそれほど高くはないが、仮面ライダーの攻撃さえも回避できるほどの高速で飛行できる翅を持ち、確実に目標を始末するその狡猾な戦法によって本郷猛を挫折寸前までに追い詰める。
 マンガ版『仮面ライダー』最終章『マスカーワールド』(1971年11月)に登場する毒蛾男に相当する。

カミキリ男
 第2部『希望1972』に登場。ショッカーで復元された「S.M.R.」のデータを反映して改造された、対仮面ライダー専用の強化型改造人間。
 TV版『仮面ライダー』第66話(1972年7月)以降に登場したカミキリキッドに相当する。

ミミズ男
 第2部『希望1972』に登場。黒い強化服に身を包む、ショッカーの新型戦闘員。個々の能力は低いが、頭部と人工心臓を同時に破壊されない限り活動を続ける高い生命力と、50体もの大量動員によって敵を苦しめる。体表を高速振動させて相手を攻撃したり地中を移動することもできる。
 TV版『仮面ライダー』に登場したショッカー黒戦闘員に相当する。

コンドル男
 第2部『希望1972』に登場。飛行型の改造人間。翼長6メートル。鋭い嘴と、軽量ながらも強靭な筋肉を武器とする。緑川ルリ子抹殺のために差し向けられるが、攻撃したアンチショッカー同盟のヘリの墜落に巻き込まれて死亡する。
 TV版『仮面ライダー』第11話(1971年6月)以降に登場したゲバコンドルに相当する。

蟹男
 第2部『希望1972』に登場。水陸両用型の改造人間。特殊キチン質で構成された分厚い甲羅を持ち、頑強なプラスチックアーマーを装備している。モスキートの配下で緑川ルリ子と本郷猛の抹殺の命を受けた3体と、大使の護衛を務める2体が登場した。
 TV版『仮面ライダー』第19話(1971年8月)以降に登場したカニバブラーに相当する。

※その他、作中に登場することはなかったが、1971~72年の時点でショッカーには「ピラニア男(TV版でいうアマゾニア)」、「海蛇男(TV版でも同名)」、「鮫男(TV版でいうギリザメス)」といった完全水棲型の改造人間が所属していたことが言及されている。

浜岡 正午 / G(ゲルダム)素体
 第2部『希望1972』に登場。ショッカー箱根基地壊滅の際に脱走した改造人間。新型特殊細胞の実験体で、接触した生物を吸収・合成・再生することができる。蟹男と蝙蝠男を吸収し、蟹と蝙蝠の複合体となった。
 TV版『仮面ライダー』第78話(1972年9月)以降に登場したゲルショッカーの改造人間ガニコウモルに相当する。

田中 二郎
 第2部『希望1972』から登場。アンチショッカー同盟日本支部の世話役。実はショッカー支配人である田中一郎(大使)の双子の弟であり、七三分けの頭髪で銀縁の眼鏡をかけている以外は兄と瓜二つの相貌を持つ。兄とは違って口数は少ない。
 TVスペシャル『仮面ライダーZX 10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』(1984年)に登場したバダン帝国最高幹部・暗闇大使(地獄大使の従弟)をモチーフにした人物。

将軍
 完結編『流星1973』に登場するショッカー大幹部。仮面ライダー抹殺のために強化改造人間部隊「Dチーム」の編成や「テラーマシン」を計画する。元はロシア帝国の陸軍将官で1870年代生まれ。ロシア皇室に絶大な信頼を得た超能力者グリゴリー=ラスプーチンの暗殺計画を担当した1916年にショッカーに加わった。かなりの高齢で延命のための改造手術を重ねたものの肉体は既に限界に達している。
 TV版『仮面ライダー』におけるゲルショッカー最高幹部・ブラック将軍に相当する人物。

大蟻男
 完結編『流星1973』に登場。ミミズ男に代わる量産型の新型戦闘員。戦闘力はやや低め。「GOD機関」の命を受けたショッカーの「芽」狩りに従事し、東京地下の作戦では20体、長野県諏訪の作戦では「芽」の催眠攻撃を無効にするために脳改造を受けた100体が動員された。
 TV版『仮面ライダー』に登場したゲルショッカー戦闘員に相当する。

ショッカー Dチーム
 完結編『流星1973』に登場。新型のフルフェイス型ヘルメットと強化服に加え、専用の武器も携行した重武装改造人間チーム。TV版『仮面ライダーV3』(1973~74年)のデストロン改造人間に相当する。

蝎男(電磁槍)
 Dチームの接近戦専門部隊「スラッシャーズ」のメンバーで、Dチームのリーダー。
 小説版『仮面ライダー』3部作の中で唯一、直接のモチーフが存在しないオリジナルの改造人間。

蛇男(大型マシンガン)
 Dチームの中距離支援部隊「バレッツ」のメンバー。2体がバレッツに所属している。
 TV版『仮面ライダーV3』第5話(1973年3月)以降に登場したデストロンの改造人間マシンガンスネークに相当する。

象亀男(滑空砲)
 Dチームの中距離支援部隊「バレッツ」のメンバー。
 TV版『仮面ライダーV3』第1話(1973年2月)以降に登場したデストロンの改造人間カメバズーカに相当する。

毒蜘蛛男(両刀)
 Dチームの接近戦専門部隊「スラッシャーズ」のメンバー。
 TV版『仮面ライダーV3』第20話(1973年6月)以降に登場したデストロンの改造人間ドクバリグモに相当する。

蜥蜴男(巨大な超硬合金製ギロチン)
 Dチームの接近戦専門部隊「スラッシャーズ」のメンバー。
 TV版『仮面ライダーV3』第20話(1973年6月)以降に登場したデストロンの改造人間ギロチンザウルスに相当する。

モグラ男(棍棒状のドリル)
 Dチームのメンバー。高速振動する巨大なドリルを使って地下を潜行し、東京の地下施設で「芽」の集団を守る仮面ライダーの討伐作戦に投入された。
 TV版『仮面ライダーV3』第11話(1973年4月)以降に登場したデストロンの改造人間ドリルモグラに相当する。

サイ男(火炎放射器)
 Dチームのメンバー。モグラ男とともに行動し、東京の地下施設に潜伏する「芽」の集団を守る仮面ライダーの討伐作戦に投入された。
 TV版『仮面ライダーV3』第45話(1973年12月)以降に登場したデストロンの改造人間サイタンクに相当する。

アポロ
 完結編『流星1973』に登場する、ショッカーでも最高幹部クラスにしかその存在が知られていない上位組織「GOD機関」の大幹部で、ショッカーを創始した「彼」の創造した真人類「マイス」の実験第1号。「彼」の意思をショッカーに伝える役割を担う。
 TV版『仮面ライダーX』(1974年)におけるアポロガイストに相当する人物。

「彼」
 2000年前に日本の青森県南西部に位置する白神山地に渡来し、人類を守るために統制することを目的とする世界組織ショッカーを創始した真の支配者。世界各地に存在し寿命もある複数の存在だが、人間の目にはその正体が確認できない。現人類を超える「真人類」を創造するために改造人間の造成・改良に情熱を傾け続け、真人類「マイス」の実験第1号としてアポロを創った。白神山地の地下にある巨大な「霊廟」に潜んでいる。
 TV版『仮面ライダー』シリーズにおけるショッカー大首領に相当する人物。

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