長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

つはものどもが 夢のあと  ~ゲーム『 AKB1/48 アイドルと恋したら……』のおまけDVD の感想3~

2014年08月24日 23時07分48秒 | すきなひとたち
 はいは~い、今度こそ! 今度こそおしまいよ~!! さっそくいっちゃいましょう。


プレイステーション・ポータブル専用ゲームソフト『 AKB1/48 アイドルと恋したら……』(バンダイナムコゲームス 2010年12月発売)
初回限定生産版BOX 収録特典メイキング DVD
2010年8月時点での AKB48正規メンバーが出演している。


ディスク3「チームB メイキング」(各メンバー約5~6分、合計82分)の続きから

佐藤 夏希(当時20歳 現在ネイルサロン経営)
 この方もね、ご本人よりも、夏希さんの座席の後ろのテーブルでダベッてる演技をし続けているエキストラの若者たちが気になる気になる! カメラの奥でず~っとだらけた姿勢でヘラヘラくっちゃべってると思ったら、撮影終了の合図とともにシャキッと全員立ち上がって、礼儀正しくお互いに「ありがとうございました、お疲れ様でした!」みたいな挨拶をしあってさっさと消えていくという……えらいねぇ~! 夏希さんは、まぁ……プレイヤーに近すぎるかな、ちょっと。しゃべりが流暢すぎて若干、告白というよりも何かを売りつけられそうな危険なかおりをはらんでいましたね。実際、カフェで2人っきりで大事な話って言われて、行ってみたらそっちだったっていう可能性も低くはない世の中ですよね。こわいね~。

鈴木 まりや(当時19歳 現チームK兼 SNH48チームS2)
 いいひとそうだなぁ~、この方も! でも、確かにペアウォッチにしたいって言ってるのに「どっちもくれ。」って言われたら、7回くらいは「えっ?」って聞きたくなりますよね。それ、OKってことなのか? それを言ってるうちは、プレイヤーも彼氏じゃなくて単なるファンのまんまだと思うんですが……いいじゃねぇか、なぁ! 彼女が色違いのウォッチつけてたって。それはそうと、なんだかナンジャタウンの撮影はかなり時間が押していたようで、撮影後の彼女のインタビュー中ずっと後ろで見切れているスタッフさんたちがバタバタと後片づけをしていたり、インタビューの質問が彼女のコメントに対して食い気味になっていたのが、ちょっとかわいそうだった……セリフおぼえらんなかったんだから、しょーがないでしょ~よ!

近野 莉菜(当時17歳 現 JKT48チームK3)
 かわいくて、学校の自転車置き場で告白で、おしりで自転車を倒してしまうというドジっ娘……これはもう、本ゲーム屈指の好シチュエーションなのではないのでしょうか!? これで OKしない人なんか、いるのか!? これで彼女にしないんだったらもうあれよ、恋愛ゲームなんかやってないでさっさと剃髪して遁世したほうがいいよ! どんだけ煩悩がないんだって話よ!! しかしあれよ、当時こんなにピュアでキャピキャピしてた女の子が、今は異国の地でアイドル稼業を続けてるわけなのよ。すごいなぁ~人生って。大人になるにつれてどんどん美人になっていくお顔ですよね、近野さんって。がんばってほしいねぇ。

平嶋 夏海(当時18歳 現在女優)
 さすがは当時の時点ですでに48名もの大所帯になっている AKB48といいますか、各人各様に特徴的な個性を出し合って競っている中で、こういうポヨ~ンとしたなごみ系の方もいらっしゃって、ご自身もその立場と重要性をしっかり自覚して活動しておられると。そんな、キャラクターとそれを演じているプロフェッショナルなご本人の両面をうかがわせるメイキング映像でした。ポヨ~ンとしているのに足取りがやけにスタスタしている! この方は賢いだろ~。さすがは結成メンバーですよ。新撰組の井上源三郎さんみたいなイメージがあります。しかしこの恋愛ゲーム、なにげにバス撮影が多いよなぁ。予算的な問題とかもあるんでしょうが、こうなると逆に電車シチュエーションが皆無なのが気になってきますよね。あと、マイカードライブもないか。

増田 有華(当時19歳 現在女優)
 そうか、関西弁で攻めてるのは彼女ひとりか! だからたこ焼きオープンカフェ。う~ん、大阪枠が1人しかいなかったら、そりゃシチュエーションはそうなるか。でも、「関西弁」とか「たこ焼き」とか「ギャグ攻め」とかっていう特徴は確かにはっきりしていておぼえやすいんですが、じゃあ増田さんの個性はなんなんだ? となると、意外となんにもわかんない映像になっていたりして……武器がいっぱいあるっていうのも考えもんですなぁ。大阪の方は年がら年中おもしろくて明るくて当たり前っていうイメージとか、大変ですよね。

宮崎 美穂(当時17歳 現チームK)
 このシチュエーションというか、告白の仕方は個人的に私は大嫌いなんですが、それは宮崎さんのせいなんじゃなくて、やっぱりその空間をメタにしちゃうという戦法が、告白という土壇場から逃げているようにしか見えないからなんじゃないだろうか。距離を置いているようなしゃべり方をしたところで、結局最終的には自分が告白するしかないわけなんですもんね。こんな告白のされ方したら、相手は嫌な気分になるばっかりだと思うんだけどなぁ。じゃあそこにいるお前はなんなんだ?みたいな。もっと演技力のあるメンバーにふればいいシナリオだったのか……いやいや、誰がやってもダメなやつだと思いますよ、これ。あと、人はなぜ虫をそんなに恐れるのだろうか。いいじゃねぇか、スタッフさんに任せてほっときゃ……演技を止めるんじゃないよ!

渡辺 麻友(当時16歳 現チームB)
 いよいよ、48名のメンバーのメイキング映像をぜんぶ観通すという長い道のりもゴールを迎え、その掉尾を飾る48人目となりました。そしてその最後の刺客となるのが、「神7」のルーキーともいえる新鋭・まゆゆさん! 戦国武将でいえば伊達政宗、新撰組でいうのならば文句なしの沖田総司ポジションといったあたりの「アブない後輩」でしょうか。それにしてもこのゲーム中での渡辺さん、いったいなにを言ってるんでしょうか。いくら恋愛ゲームだからといっても、生身のアイドルがあえてゲームキャラみたいな頭がおかしいとしか思えないことをぶつぶつ言わなくてもいいと思うんだけど……まぁ、それが好きだっていうプレイヤーがいるんなら文句を言う筋合いもないんですが。完全に独り言だもんなぁ。プレイヤーが目の前にいてもいなくてもどうでもいいみたいな言い回しだもんねぇ。これを「アニメ声」って言っちゃうとプロの声優の方に大変失礼だと思うんですが、どう聴いてもオフの時の渡辺さんのしゃべり方のほうがいいに決まってるのにねぇ。ご本人はしきりに緊張してると言って表情が硬かったのですが、どっちかっていうと「私は今なにを言ってるんだろう……」という自嘲で冷めているような視線が印象的でした。渡辺さんが聡明で自覚的なアイドルであることはよくわかった! でも、私個人はその売り方のどこがいいんだかさっぱりわかんない……という感想を持ちました。まぁよう、ゲームなんか1秒もプレイしてないんだからでかい口はたたけねぇけどよう!



 ……いや~、終わった終わった。48人ぶん全員のメイキング映像を観終えました。ゲームそのものは持ってさえいないのに。発売されてから4年後なのに!

 この記事を作っている2014年8月現在、このゲームに参加した48名の AKB48メンバーの方々のうち、今も AKB48もしくはその傘下のアイドルグループに引き続き現役で所属して活躍しておられるのは、すでに卒業が確定している方も含めて「30名」。卒業した方は「18名」という内訳になっております。
 そりゃもう、20代中盤になれば充分ベテランと言われる女性アイドル業界なので卒業される方もいっぱいいて当然なわけですが、こうなるといまだにアイドルを続けている30名がどんだけすごい方々なのか、ということがしみじみ実感できますよね。てぇしたもんだよぉ。

 ともかく、今回はゲームをまったくやっていないし、AKB48自体にそんなに熱意も知識もないわたくしめがメイキング映像だけを観てメンバーの方々の魅力をさぐってみようという企てだったのですが、観てみてよくわかったのは、このゲームが製作された2010年夏の段階で、すでにグループの中でそうとうな格差ができあがっていたのだなぁ、ということでした。そして、やっぱり「同じグループ」という意識はチーム単位で形成されているようで、48名の AKB48でひとつの集まりという認識は、メンバーにもファンにもそんなに強くはないんだろうなぁ、ということでした。同期どうしで横のつながりはあるんでしょうけど、チームごとのカラーの違いがはっきりしているようでしたし。現在のチームがどうなっているのかはわかんないのですが、私は比較的チームK の体育会系な上下関係のはっきりしていそうな空気が好きになりました。チームA は大御所ばっかりで気が重いし、チームB はなんか……話できなさそうな人がいる。

 この映像を観る前、私はこれが AKB48史上初の本格的ゲームソフトであるということから、メンバー全員がテンションを上げてこの初仕事に臨んでいるんだろうなぁ、と予想していました。
 しかし、こうやって一通り観てみますと、もうこの時期には大御所陣はドラマやら CMやらのもっと大きな仕事にも慣れてずいぶんと余裕をもってチャチャッとこなしているといった印象で、若手は若手で劇場公演のセットリストをこなすのに大変な中で現場入りしたり、緊張したり演技の仕事がそもそも初めてだったりしてわけのわかんないままセリフを言っているといった感じ。結局、これを「けっこう大事な仕事である」と意識して実力を発揮できていたのは、おそらく指原さんや柏木さんあたりの中堅どころだったような気がします。キャラクターもしっかりついてきたし、本人も自覚的にそれを使ってさらに版図を広げていこう、という戦略眼と、それを実現するだけのテクニックも備わってきたという時期にマッチしていたのでしょうね。

 そんなわけで、案外それほど古くなっていないというか、現在のポスト前田&大島時代の担い手が容易にうかがえる映像資料になっていたとみたのですが、印象的だったのは、「もうアイドルをやめる」という心境に至っていた小野さんが誰よりも輝いていたというか、演技のうまさやアイドルとしての魅力とは別のところで「いい感じ」になっていたところでした。終わりが見えているからこそ自分の生き方が明瞭に把握できてきた、ということなんでしょうかねぇ。でも、いつやめるとかを決めていないうちから毎日をそういう気概で生きていける方が最高なんだよなぁ。
 いずれにせよ、まだ学校に通っていて当たり前の年ごろから、そういう自分の人生とか才能に向き合って生きているプロのアイドルの方々には、本当に頭が下がりますよ……ほんとに、普通に世間一般で暮らしていればモテモテでやっていけるのに、どうしてあえて「あの子に比べたらブスだ」とか「ダンスがヘタ」とか「オンチ」とかととやかく言われる世界に飛び込んでいくのでしょうか。でも、それが人間のあくなき野望とフロンティアスピリッツのあらわれなのかも知れないし。すごいよねぇ。


 さぁ、こうしてゲーム第1弾の特典 DVDの観賞は終了したのですが、実は私の手元には、その続編となる第2弾の特典 DVDもあっちゃったりなっかしちゃったりして、ちょんちょん!

 これもまた、15年以上続けてきた我が一人暮らしライフの大事な供養の一環なのでありまして。当然のこと、そちらのほうもちゃーんとメンバー全員のメイキング映像をとくと見届けきってから、気持ちよく処分したいと思います。
 今回のゲーム第1作の約1年後。彼女たちはいったい、どんな成長をとげていたのでありましょうか!? またシナリオ48パターン作らなきゃいかんのか? 予算は? ロケーションは? そして、赤いキャップをかぶったディレクターのお兄さんは、果たして続投できるのであろうか!?

 だぁれからも記事を期待されていないという、この荒涼とした状況をよそに、きわめて自己満足なこの企画はもうちょっとだけ続くのであった! おヒマな~ら~、読んでね。


 ……っていっても、ファンでもないやつのメイキング見ただけの感想だぜ。なんだよ、これ……

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