長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

あら~、気がつけば3年目……  6年前のモーニング娘。とかハロー!プロジェクトのDVD マガジンを観つつ

2012年08月16日 22時16分26秒 | すきなひとたち
 成海璃子さん、やせたねぇ~!! どうもこんばんは、そうだいでございます。みなさま、今日も一日お疲れさまでした!

 いやはやなんとも、あっちいっす……ここ数日は、また7月の猛暑が帰ってきたって感じですね。
 雲ひとつない青空という日の多かった先月にくらべると、空はみごとな入道雲もしょっちゅう見られるようになってきました。夕立はめったにないんですけど、こうやって夏はすぎていくんですねい。にしても、日中のわたくしの部屋はほんとにしんどい……クーラーがないという状況なので昭和の扇風機がフル回転なんですけど、あたってくる風がまぁ~、ぬるきこと、くず湯のごとし!! からだに優しいね~。

 そんなこんなでヒ~ヒ~言ってるうちに、今月もなかばをこえましたね。今年の8月15日もやっぱり、ひどく暑い日だった。

 そしてふと、いつも入るブログ編集ページのトップ表示を見てみると、こんな記載が!

「ブログ開設から745日」

 あら~、そうなの……745日。えっ、ということは、「まる2年」たって3年目に入ったんですか。
 気がつかなかった。わたし、8月の何日にこのブログを始めたんだっけな。1年が365日だから、とにかく730日やったら2年やったってことでしょ。あれ、でも今年は「うるう年」だから……まぁ、いいや。

 へぇ~、まさか、こんなに続くとはねぇ。別に仕事でやってるわけでもないし、つらい思いを乗り越えてここまでやってきたゼ! な~んていうドラマチックな起伏もなかったので、正直なところそれほど達成感があったり嬉しいわけでもないのですが。

 おかげさまでトータル閲覧者数も、いつの間にか10万人を超えておりました。アクセス数は実にその数倍でございます。
 でもさぁ、「閲覧者数」っていうのはその日1日分の閲覧された方々の人数ですから、ほんとに読まれた方々の人数ってのは、どのくらいなんでしょうかね。ん~、まいっか! 「10万人が読んでます」っていうドリームでいいじゃねぇかと。コメント様がアルティメットに少ないのも気楽でいいや。

 ま、とにかくこの『長岡京エイリアン』。これからもマイペースで続けていきたいと思う所存でございます~。
 せっかくこのタイトルなんですからね、こうなったら、歴史上の「長岡京」が日本の首都だった(784~794年)「10年間」は続けていきたいですねぇ。そうなんですよ、意外と長岡京、長いんですよ! がんばらなっくっちゃ~♪


 そんなこんなで、今回はさらっと、最近こんな DVDを観ました~、っていうお話を。「なぜ、いまさら……」っていう感じの逸品ですね。

『ハロー!プロジェクト DVD マガジン 第6巻』(2006年3月)
『モーニング娘。DVD マガジン 第10巻』(2006年9月)

 これぞまさしく、「なぜ、いまさら」!! でも、いいんだなぁ、これがまた……


 実は最近、たまっていた読んでいない本や観ていない DVDをドバドバ~ッと消化している最中であります。
 なんといっても、今月の初めまでかなり本腰を入れて試験勉強にうちこんでいました。まぁ、無事に試験そのものは受け終えまして、その結果が正式にわかるのは来月なかばなんですけど……そっちの話はやめとこっか!

 んで、そのために買いためておいたもろもろを約1ヶ月間封印していたわけでして、試験が過ぎた直後からエッチラオッチラ楽しんでいるところなんですね。いや~、やっぱり読書は楽しいですねぇ~!

 そんなこんなの中で、くだんの DVD2本も観る順番がまわってきたんですが、もともとこれらは何ヶ月か前に、ひょんなことから入手していたものだったんですね。それが最近になってやっと解禁されることになったんですなぁ。


 まず最初に説明しておきますと、ハロー!プロジェクトが定期的にリリースしている「DVD MAGAZINE」シリーズは、要するにハロー!プロジェクトに所属している各アイドルグループのコンサート公演、もしくはハロー!プロジェクト全体の合同公演のさいに会場で販売される、会場限定のスペシャル DVDのことで、「DVD になったパンフレット」みたいなものです。
 つまりは、そのコンサートに行ったお客さんしか手に入れることができないアイテムであるわけでして、それもコンサート会期中に売り切れてしまったらハイそれまでよ。もちろん、ふつうに映像ソフトとして一般のお店で売られるものではないんですね。超貴重!!

 当然、現在もハロー!プロジェクトとモーニング娘。それぞれのDVD マガジンシリーズは発刊され続けていて、今はハロー!プロジェクトは20巻台、モーニング娘。にいたっては40巻台に達しているんですって! 歴史があるねぇ~。

 そういえば、不肖わたくしめも浅学ながら今まで2回ほどモーニング娘。のコンサートに参戦させていただいているわけなのですが、確かにコンサートグッズ販売所でDVD は売ってましたわ!
 でも、前にも言ったかと思うのですが、私、これからモノホンのご本人たちに会うのに、ど~してまたDVD やポスターを買う必要があるのかな~って、実につまらない理屈が先に立っちゃって、いくら「会場限定販売!!」ってあおられても、なんだかその場では購入する意欲が失せてしまうんですよね……
 これはね、圧倒的に私の感覚のほうがおかしいんですよ。だって、お祭りなんですからね、コンサートってものは!
 今度また行くときがあったとしたら、なんかおもしろ限定グッズのひとつでも買えるような余裕ができるといいんですが。どうかナ~!? この貧乏性は根っこが深いからねェ。

 それはともあれ、そんな中なんと6年の歳月を越えて私の手元に飛び込んできた2本の DVD マガジンであります。ありがたや、ありがたや……

 2本とも2006年にリリースされたものなのですが、「たかが6年前」という時間の差が、こと女性アイドルの世界においてこれほどまでに大きすぎる時代の違いを見せつけてくれるのかと……はっきり言って、もう世代が変わりまくっているわけなんですよ、もう!
 どっちの内容もなんちゅうか、「涙をさそう、春高楼の花の宴……」ってほどには哀しい気分にはなりませんけれども、「あぁ、このメンツが勢ぞろいしているところをいま観ることはかなわないのよね。」という想いにはヒッタヒタにひたりまくることができるわけなのです。

 『ハロー!プロジェクト 第6巻』は、2006年3月にさいたまスーパーアリーナで開催された「ハロー!プロジェクト・スポーツフェスティバル 2006」で会場限定販売されていた DVD マガジンで、当時のモーニング娘。現役メンバー全員はもちろんのこと、中澤裕子・飯田圭織・安倍なつみ・矢口真里・後藤真希・辻希美といった卒業メンバー、ソロ歌手の松浦亜弥と前田有紀、稲葉貴子(元・太陽とシスコムーン)、長手絢香(ココナッツ娘。)、カントリー娘。、メロン記念日、美勇伝といった面々が総登場。そしてなんといっても見逃せないのは、それに加えて2004年にデビューしていたBerryz工房の7名と、前年2005年6月に結成したものの、まだまだ2007年2月のメジャーデビューまでインディーズ活動を続けていた最中の℃-ute(キュート)の「8名」が元気に活躍する姿が映像におさめられていることです。これはとてつもない。

 とは言いましても、この DVDはあくまでも開催されたスポーツフェスティバル2006の「おまけ企画」が収録されているといった趣向のものでありまして、その当日、約40名もの名だたる猛者アイドルたちが二手に分かれて、短距離走だリレーだフットサルだライヴだと舞えや唄えやの大盤ぶるまいを展開したという模様そのものはおさめられておらず、それはまた後日に別の映像ソフト商品になっているようです。

 じゃあ、肝心の第6巻におさめられているのは何なのかと言いますと、そのスポーツフェスティバル2006で分かれることになるチーム対抗で、「握力、瞬発力などの体力測定対決」「砂山にたてたハタたおし対決」「なみなみの水槽にビー玉を交互に入れていって水をこぼした方が負け対決」「激にがコーヒー、激まず紅茶などを飲んじゃった方が負け対決」「パンくい競争対決」「ぐるぐるバットをやったあとで箱を5コちゃんと積みあげた方が勝ち対決」などといった、オールスタジオ収録の実にふんわかほんわかした前哨戦なんですね。これは恐るべき DVDです……

 内容はとにかくくだらな……いやいや、味わい深い空気にあふれた熾烈な闘いのオンパレードなのですが、最盛期のあやややハロー!プロジェクトに在籍していた最末期のごっちん、カントリー娘。にメロン記念日という、アイドル好き経験の浅い(なんてったって2011年デビューなんですから!)わたくしにとりましては、まさに「歴史上の存在」ともいうべき顔ぶれが観られるのはすばらしいものがあります。また、内容が内容なのでコンサート本番や TVの仕事では見られない「素に近いオフな表情」がチラホラ垣間見えるのもいいですね。

 しかしまぁ、最年長の中澤さん以下、全員がちゃんと立位体前屈で「+15cm 以上」のやわらかさをたもっているのには、ダンスのプロだし当たり前だとは思いつつも感心してしまいました。私なんか、10代の頃は「-5cm」くらいでしたからね。かたすぎ……

 それにしても、Berryz工房と℃-uteのみなさんが若い……なんてものじゃなくて、幼い!
 かろうじて現在の感じができあがっているのは夏焼さん、矢島さんくらいなもので、他の皆さんはのきなみ子ども! わらし! ももち三太夫さんはけっこう現在のお姿に近いのですが、肝心のキャラクターができていません。すごく物静かでした。
 岡井さんは運動神経もよさそうで、当時からやんちゃを絵に描いたような子だったんですなぁ。あんな子を甥にほしい。甥?
 そんな岡井さんに「ひもひっぱり対決」で負けて本気で悔しがっている萩原さんも印象的でした。いいメンバー構成だ!

 そんなこんなで、対決内容よりもそれをやっているメンツの顔ぶれで白熱してしまう DVDだったのですが、その中にまぎれていたこの対決だけは、内容も顔合わせもともに「至高」といわざるを得ないエクストリームカードになっていましたね。

「直感と表情だけで相手のカードの図柄あて対決・亀井絵里 VS 久住小春」!!

 ここ、これはすげぇ!! 龍虎あいまみえる……誰か、BGM にショスタコーヴィチの交響曲第5番の第4楽章を流してくれ!
 内容はいたってシンプルで、両者が持っている同じ「☆」「♡ 」「巛」のうち、片方が選んでふせたカードの図柄をもう片方が当てるというもの。当てるほうは「☆でしょ?」とか「あたしが好きなマーク?」などと質問ができるのですが、伏せたほうはウソを答えてもかまわないので、結局は質問で揺さぶったときの相手の表情の微妙な変化で判断しなければならなくなります。

 いや~、この心理戦は素晴らしかったですね。この顔合わせなんてどこからどう見ても、リリースして6年後に千葉で深夜にこれを観た私が悶絶することをねらって組んだ時限爆弾だとしか思えない闘いですよ。あたしゃ果報者だよぉ。

 この禁断の決戦の勝敗は観た者だけのヒミツにして……って、たぶんどっかの動画サイトに流れているとは思うんですけど。
 でも、この対決の最終戦で、勝者が相手のなにげない発言から実に論理的な推理を展開してカードの中身を言い当てていたのには心底おそれいってしまいました。やっぱこの人、天才!! いや、負けた方も天才なんですけど。

 ともかく終始こんな感じで、『ハロー!プロジェクト DVD マガジン 第6巻』は、肝心のスポーツフェスティバルのもようこそ収録されてはいないものの、全盛期ちょい過ぎくらいのハロー!プロジェクトのメンバーがほぼ全員集合するというお祭り感を今に伝える最高のテキストとなっていました。
 思えば、この「スポーツフェスティバル(ハロプロ大運動会)」という奇跡の祭典は2001年に始まって、実はこの DVDの販売された2006年の開催が、現行で最後のものとなっています。
 そういう事実もあわせて観ると実に意義深い映像記録になっていますし、ライヴコンサートだけじゃなくて、こういう大型ファンサービス企画をまた復活させるのも、そろそろいい頃合なんじゃないかと思うんですけれど……いかがでしょうか、事務所さま~!?


 さてその一方で、そんな『ハロー!プロジェクト DVD マガジン 第6巻』よりも、「映像史料」という意味でもっとわかりやすい味わいを持っていたのが、もう片方の『モーニング娘。DVD マガジン 第10巻』なのであります。

 こちらの DVDは、同じ2006年でも半年後の秋から冬、9~12月に全国11都市で上演された「モーニング娘。コンサートツアー2006秋 踊れ!モーニングカレー」の正式グッズとして販売されていたもので、そのひとつ前のツアーにあたる、2006年2~5月にこれまた全国12都市で展開された「モーニング娘。コンサートツアー2006春 レインボーセブン」のもようをダイジェストでまとめた内容となっています。

 いや~、働きまくりですな。お疲れさまでございます!! じゃあ、モーニング娘。の面々は春のコンサートツアー中に「スポーツフェスティバル2006」もやってたのね。
 こんなスケジュール、トップアイドルなんですから平気なんでしょうけど……えらいわねぇ~。おじさん感心! 終わってから6年もたって、いまごろ!?

 そして、そうなんですよ。「2006年の春コン」が収録されているんですから、クライマックスに持ち上がる最大のトピックは何かと言いますと、そりゃああなた他でもない、「花も実もある5期メンバー」の紺野あさ美さん、小川麻琴さん両名のコンサートツアー中での卒業発表ということになるのです。これはもう、要丸暗記の歴史的出来事ですな! 日本史で言うのならば「壬申の乱」くらいの重要度だ!! ビミョ~じゃねぇよ!

 ただし、当然ながら2006年春コンにかんする本チャン仕様の記録DVD は一般にリリースされていますし、紺野ヴァージョン、小川ヴァージョンそれぞれの卒業記念DVD も個別に商品化されています。しっかりしてるねい。

 なので、私が観た第10巻は特にコンサートで歌唱された楽曲をまるまるたっぷり収録するということもなく、お2人の卒業についてのコメントなども必要最小限の時間をさくにとどまっており、あくまでもコンサートツアーの舞台裏の記録をおさめた特典DVD という役割に徹しています。

 確かに、本人たちも映像の中で言っているのですが、今回の2人の卒業はどちらも、紺野さんが7月のハロー!プロジェクト合同コンサート、小川さんが8月のミュージカル公演をもって、グループとしての最後の活動としているため、5月までにやっていた春のコンサートはなんとなく「ファイナル!」という実感が薄かったようで。
 もちろんモーニング娘。単独コンサートにメンバーとして参加するのはラストであるわけなので、そりゃあもう本人たちのテンションもお客さんのボルテージも上がっているのでしょうが、比較的「しんみり度の低い」公演になっていたようです。私が幸運なことにこの目で観た、高橋さんや新垣さん、光井さんの卒業コンサートとは、ちょっと事情が違っていたんですな。

 まぁそれはそれとしまして、DVD は12都市公演をこなしていくメンバーの舞台裏の様子や、各公演での MCトークの抜粋がおさめられていました。

 いや~、こういうのを拝見しますと、やっぱり「旅公演」をやってナンボのトップアイドルなのね! としみじみ感じ入ってしまいます。

 吉澤リーダーの埼玉、新垣さんの横浜、小川・久住両名の新潟、田中さんの福岡。それぞれによる、ご当地向けの演出の違いと熱の入れようが比較できて興味深かったですねぇ。地元ファンはそりゃあうれしいだろうよ。公演中に誕生日を迎えた藤本・紺野それぞれへのハッピーバースデイイベントもあったりしてねぇ。

 こういうのを観ていると、どこの都市の公演でも鉄板で完璧にこなす歌やダンスといった部分の段取りと、それぞれでベストにアレンジして変えていくトークやお客さんへのメッセージといったあたりの組み合わせがとてもわかりやすく比較できてかなりおもしろかったですね。各会場のステージの広さ、構造やお客さんにあわせて硬軟自在にパフォーマンスを変えていく! これがプロよ……

 当時のモーニング娘。について考えてみると、2005年に石川梨華さんが卒業して、「栄光の第4期」としては最後の1名となった吉澤ひとみリーダー体制が発足しておよそ1年。それまでの知名度が高い1~3期メンバーは誰もいないわけなのですが、初期の顔ぶれとはガラリと変わった、新たなるモーニング娘。の歴史の始まりを予感させる、可能性のかたまりのような時期でしたね。

 ただし、どうしても気になるのは、芸能キャリアや年長順を考えたためか、モーニング娘。メンバーとしての積み重ねとは順番が逆になってしまったかたちで、第6期メンバーの藤本さんがサブリーダーになっていた部分です。
 当然のように、確かな実力でしっかりと進行もつとめあげメンバーを牽引していく藤本さんだったのですが、それによって相対的に、より深くモーニング娘。のカラーに貢献しているはずだった第5期の面々が存在感を薄めてしまったという印象が、今回のDVD からも見てとれました。これはもう仲のよさとか性格の相性とかいう単純なレベルの話ではなく、まったくもって「キャリアの根幹がグループかソロか」という高度なプロ性の問題だったのではないでしょうか。

 なかなか難しい問題ですよね……それを知ってか知らずか、他の第6・7期メンバーは元気いっぱいにやっているのですが、当時の風物詩といいますか、険悪なわけじゃないんだけど「奔馬のような久住さんをもてあます道重さん」という構図が随所に現れていたのも……今となってはいい思い出、ということになるのでしょうか。


 人に、集団に、歴史あり。
 その後のプラチナ期の萌芽を見たという意味で、2006年という比較的語られることの少ない時期の映像史料を目にすることができたことは、実にいい勉強になりました。

 幸いなことに、これら2本のDVD に登場しているみなさまのうちで、今現在お亡くなりになってしまった方はひとりもいません。
 しかし、グループが解散したり所属事務所を移籍したり、芸能界そのものをあとにしている方も少なからずいらっしゃるわけで、いろんなことをしみじみ感じさせてくれる素晴らしい記録になっているんですね。嗚呼、「青春の1ページ」のなんと重たいことか!!

 こういうのを楽しめるから、アイドル好きになってホンットによかったなぁ~と思いますねぇ。
 さぁ、今度はいつコンサートに行こうかしら!? その前に日常の地固め、じがため~っと☆
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