《前回までのあらすじ》
関東地方全域に波及する一大妖怪組織「奴良組」の頭領ぬらりひょん。
四国の「八十八鬼夜行」、京都の「羽衣狐連合」、東京の謎の勢力「百物語組」らと日夜抗争に明け暮れる若手妖怪たちのカリスマ。
しかし、実はそんな彼にも、若手時代にはなみなみならぬ辛酸をなめた苦々しい記憶があったのだ! だって、3~4万年生きなきゃいけなかったんだもの……
1967年10月。
明治維新以後最大の妖怪作家と言ってもいいマンガ家・水木しげるの手によって、『週刊少年マガジン』版『墓場の鬼太郎』の中で、気ままな無差別爆弾テロ生活をたのしむ前代未聞の凶悪妖怪に生まれ変わってしまったぬらりひょん。生まれ変わりすぎ!
しかし、悪事を生き甲斐にする彼にとっては、どうしても始末しておかなければならない不倶戴天の存在が。
その名は、ゲゲゲの鬼太郎!
数年前から、バックベアード率いる西洋妖怪軍団を撃退したり、マッドサイエンティストのせいで身長50m の大海獣に変身させられて東京でメカ大海獣と闘ったり、政府の要人の血を狙った世界的に有名な吸血鬼エリートにドロドロに溶かされたり、日本をタヌキの国にしようとした八百八狸軍団と闘ってやっぱりドロドロになったりと、なにかと人類側の肩を持つ存在として活躍していた幽霊族の最後の生き残り・ゲゲゲの鬼太郎少年が、そう遠くない未来に大都会の一匹狼ぬらりひょんにとって邪魔なものとなることは、火を見るよりも明らかなことでした。
「あんしんして悪事をたのしむためには
鬼太郎をかたづけなくてはならないな……」
そう確信する背広姿のぬらりひょん。
そして! なにげなく入ったパチンコ屋で隣の客があのねずみ男だったことから、彼は鬼太郎抹殺計画の端緒をつかむことに成功します。
この後、さまざまな局面でぬらりひょんとからむこととなる希代のワル「ねずみ男」なのですが、その正体は謎に包まれており、「自称300歳の半妖怪」「黄色か灰色の布を身体にまとっている」「ずるがしこい」「全身がくさい」というくらいしか確かな情報はつかめていません。
「正体不明」で「ずるがしこい」。う~ん、なんかぬらりひょんと似ている! 確かに気の合うことも多いこの2人なのですが、最終的には必ず決裂するというパターンを繰り返しており、似た存在を決して認められない同族嫌悪のような関係になっています。複雑!
そんな2人の記念すべき初対面だったのですが、パチンコ屋で床に落ちた玉を取り合ったのが出会いのきっかけとは……最高のシチュエーションじゃないですか!!
ねずみ「ぼくのきょうの運命はこの玉1個にかかっているのです。」
ぬらり「あなたの運命がかかっていようといまいとその玉はぼくのものです。」
これ、少年マンガですよ。
まったく譲らないぬらりひょんに、ヒートアップしたねずみ男が「なんなら鬼太郎呼ぼうか!?」と口走ってしまったことから、ぬらりひょんの態度は一変します。
ぬらり「なにっ鬼太郎? するとあなたは鬼太郎の親類かなんかで……」
ねずみ「べつに親類ではないが先輩として尊敬されております。」
ねずみ男の根拠のない発言を真に受けたぬらりひょんは、ねずみ男を喫茶店に誘います。
ねずみ「ところでこの(パチンコ)玉は……」
ぬらり「ああ、それなら、さしあげましょう。わたしはこんなにもってますから。」
おもむろにねずみ男の前にぬらりひょんが出して見せたのは、100万円の札束。
ぬらりひょんはねずみ男に「金持ちの山田老人」と名乗ります。それなのにパチンコ玉1個さえ手放さないとは……よくわかんないけど、とにかく普通の人間じゃねぇ!
おしゃれな喫茶店でねずみ男にコーヒーとケーキをおごりながら、途中で偶然あらわれた鬼太郎本人とねずみ男とのケンカを目撃するひとこまも挟みつつ、
「明日の真夜中にトウモロコシ畑の古代岩ですき焼きパーティを開くから、ぜひとも鬼太郎を連れてきてほしい。」
とねずみ男にもちかけます。かなり怪しい話なのですが、ついでに1万円ももらってしまったねずみ男に断る理由はありません。
10円のキャラメルをめぐってねずみ男と殴り合いのケンカになるような生活状態の鬼太郎は、「すき焼き」という言葉につられ、ねずみ男とともになんの警戒心もなく予定の日時に古代岩をおとずれます。
余談ですが、実はこの「ぬらりひょん事件」が発生した1967年の秋は、なぜか鬼太郎のかけがえのない父親であるはずの「目玉の親父」がまったく登場しないエピソードが連続しています(「見上げ入道」「ぬらりひょん」「毛羽毛現」「ぶるぶる」「かみなり」)。特にハッキリした理由は明らかになっていないのですが、アニメ版と違って、水木しげるの原作マンガでは目玉の親父が鬼太郎に付き添っていないことも多く、そのへんに親父の「かわいい子には旅をさせろ」的な教育方針が見え隠れしています。
あるいは目玉の親父がいたのならば、怪しいすき焼きパーティに行くことも止められたのかもしれませんが、鬼太郎はのこのことやって来てしまいました。
そして、のこのこついでにぬらりひょんが勧めた「皿に載ったあんパン3個」をつまもうとして、まんまと深さおよそ10m の落とし穴にねずみ男ともどもはまってしまいます。
すかさず、チャーターしたコンクリート車をバックさせて鬼太郎とねずみ男のいる落とし穴にドボドボと生コンクリをそそぎ込むぬらりひょん。この時のコンクリ車の運転手ははっきり描写されてはいないのですが、どうやら妖怪ではない闇社会の人間のようです。リアルにこわい!
さすがはぬらりひょん、知能的作戦だ! というか、こんなに妖怪らしくない妖怪がかつていただろうか……とにかく全てが金づくし。
なんとかもがいて地上に出ようとした鬼太郎なのですが、生コンクリはぬらりひょん特注の「超絶速乾性」となっていたため、やっとコンクリから右手首をつき出したところで力つきてしまいます。
ミッション・コンプリート。鬼太郎死す!?
すべてが計画通りにいったぬらりひょんだったのですが、それゆえの慢心が! のちに3~4万年ぶん後悔しなければならなくなる大失敗の元凶を生んでしまった……
「ひひひひひ……
おわかれの握手をしたいのならしてあげるよ。」
やっちゃった! 特撮作品とかで有利になった敵キャラクターがついつい余計なことをして失敗しちゃう、「冥土のみやげに教えてやろう」パターンね。
上機嫌なぬらりひょんは鬼太郎の右手首と握手をしたのですが、それが運の尽き!
熱心な鬼太郎ファンならご存じのことかと思われるのですが、鬼太郎には、自分の手首を自由にはずしてリモートコントロールできるという脅威の超能力があるのです!
ぬらりひょんの右手をガッチリつかみ、スポッと地面から抜けてしまう鬼太郎の右手首! ぬらりひょん1人の力ではどうしてもはずすことができず、しかも鬼太郎の右手は「鬼太郎憑き」というテクニックを発動させて、いつのまにかぬらりひょんの右手と同化してしまいます。
ぬらりひょんの意志にまったく従わず、自由に暴れ出して自分の首を絞めようとしだすぬらりひょんの右手! かと思えば突然、通りすがりの体格のいい青年を殴り、ぬらりひょんは怒った青年に殴り飛ばされてしまいます。
さすがの凶悪妖怪といえども、どうやら肉体そのものは人間の老人と変わらないようで、疲労困憊のぬらりひょんは、盟友の婆ちゃん妖怪「蛇骨婆(じゃこつばば)」に相談に行きます。
イメージとしては、「大蛇を身にまとった鬼の形相の老婆」といった画像が有名な蛇骨婆なのですが、この水木しげるの原作マンガ版では、着物にどてらを着込んでわらぶき屋根の民家に住む、ごく普通の性格の悪そうな婆さんにしか見えません。よく見ると口から2本のキバが見えますが。
意のままにならない自分の右手をなんとかしてほしいとやって来たぬらりひょんに、蛇骨婆はその右手を火であぶるという荒行を敢行します。
見事、熱さに耐えかねて分離して逃げ出す鬼太郎の右手。そして普通にヤケドするぬらりひょんの右手! 蛇骨婆……恐ろしい婆さんだ。
なんとか右手の自由を取り戻すぬらりひょんでしたが、逃げ出した鬼太郎の右手は必ず鬼太郎本体を救出するに違いないと予想する蛇骨婆にたいして、
「あいてはコンクリートの中でも死なないやつです。
魔法のつぼに入れるしかたおす方法はありません……
おばば たすけてくださいっ。お礼はたんまり出します。」
ひたすら敬語で下に出るぬらりひょん! そう、ぬらりひょんは最初から蛇骨婆の秘蔵する「魔法の壺」目当てで彼女に接近していたのです。哀しいドライな関係だ……
蛇骨婆の持つ「魔法の壺」とは、あらゆる物を中に封印してしまう能力を持つ恐怖の壺です。ちなみにこの設定は水木しげるオリジナルのもので、妖怪伝承の世界で蛇骨婆がこういった壺を持っているという説はありません。
死なないのなら、永久に封印してしまえ……ぬらりひょんの起死回生の「第2作戦」、ここに発進す!
どうなる鬼太郎~!?
関東地方全域に波及する一大妖怪組織「奴良組」の頭領ぬらりひょん。
四国の「八十八鬼夜行」、京都の「羽衣狐連合」、東京の謎の勢力「百物語組」らと日夜抗争に明け暮れる若手妖怪たちのカリスマ。
しかし、実はそんな彼にも、若手時代にはなみなみならぬ辛酸をなめた苦々しい記憶があったのだ! だって、3~4万年生きなきゃいけなかったんだもの……
1967年10月。
明治維新以後最大の妖怪作家と言ってもいいマンガ家・水木しげるの手によって、『週刊少年マガジン』版『墓場の鬼太郎』の中で、気ままな無差別爆弾テロ生活をたのしむ前代未聞の凶悪妖怪に生まれ変わってしまったぬらりひょん。生まれ変わりすぎ!
しかし、悪事を生き甲斐にする彼にとっては、どうしても始末しておかなければならない不倶戴天の存在が。
その名は、ゲゲゲの鬼太郎!
数年前から、バックベアード率いる西洋妖怪軍団を撃退したり、マッドサイエンティストのせいで身長50m の大海獣に変身させられて東京でメカ大海獣と闘ったり、政府の要人の血を狙った世界的に有名な吸血鬼エリートにドロドロに溶かされたり、日本をタヌキの国にしようとした八百八狸軍団と闘ってやっぱりドロドロになったりと、なにかと人類側の肩を持つ存在として活躍していた幽霊族の最後の生き残り・ゲゲゲの鬼太郎少年が、そう遠くない未来に大都会の一匹狼ぬらりひょんにとって邪魔なものとなることは、火を見るよりも明らかなことでした。
「あんしんして悪事をたのしむためには
鬼太郎をかたづけなくてはならないな……」
そう確信する背広姿のぬらりひょん。
そして! なにげなく入ったパチンコ屋で隣の客があのねずみ男だったことから、彼は鬼太郎抹殺計画の端緒をつかむことに成功します。
この後、さまざまな局面でぬらりひょんとからむこととなる希代のワル「ねずみ男」なのですが、その正体は謎に包まれており、「自称300歳の半妖怪」「黄色か灰色の布を身体にまとっている」「ずるがしこい」「全身がくさい」というくらいしか確かな情報はつかめていません。
「正体不明」で「ずるがしこい」。う~ん、なんかぬらりひょんと似ている! 確かに気の合うことも多いこの2人なのですが、最終的には必ず決裂するというパターンを繰り返しており、似た存在を決して認められない同族嫌悪のような関係になっています。複雑!
そんな2人の記念すべき初対面だったのですが、パチンコ屋で床に落ちた玉を取り合ったのが出会いのきっかけとは……最高のシチュエーションじゃないですか!!
ねずみ「ぼくのきょうの運命はこの玉1個にかかっているのです。」
ぬらり「あなたの運命がかかっていようといまいとその玉はぼくのものです。」
これ、少年マンガですよ。
まったく譲らないぬらりひょんに、ヒートアップしたねずみ男が「なんなら鬼太郎呼ぼうか!?」と口走ってしまったことから、ぬらりひょんの態度は一変します。
ぬらり「なにっ鬼太郎? するとあなたは鬼太郎の親類かなんかで……」
ねずみ「べつに親類ではないが先輩として尊敬されております。」
ねずみ男の根拠のない発言を真に受けたぬらりひょんは、ねずみ男を喫茶店に誘います。
ねずみ「ところでこの(パチンコ)玉は……」
ぬらり「ああ、それなら、さしあげましょう。わたしはこんなにもってますから。」
おもむろにねずみ男の前にぬらりひょんが出して見せたのは、100万円の札束。
ぬらりひょんはねずみ男に「金持ちの山田老人」と名乗ります。それなのにパチンコ玉1個さえ手放さないとは……よくわかんないけど、とにかく普通の人間じゃねぇ!
おしゃれな喫茶店でねずみ男にコーヒーとケーキをおごりながら、途中で偶然あらわれた鬼太郎本人とねずみ男とのケンカを目撃するひとこまも挟みつつ、
「明日の真夜中にトウモロコシ畑の古代岩ですき焼きパーティを開くから、ぜひとも鬼太郎を連れてきてほしい。」
とねずみ男にもちかけます。かなり怪しい話なのですが、ついでに1万円ももらってしまったねずみ男に断る理由はありません。
10円のキャラメルをめぐってねずみ男と殴り合いのケンカになるような生活状態の鬼太郎は、「すき焼き」という言葉につられ、ねずみ男とともになんの警戒心もなく予定の日時に古代岩をおとずれます。
余談ですが、実はこの「ぬらりひょん事件」が発生した1967年の秋は、なぜか鬼太郎のかけがえのない父親であるはずの「目玉の親父」がまったく登場しないエピソードが連続しています(「見上げ入道」「ぬらりひょん」「毛羽毛現」「ぶるぶる」「かみなり」)。特にハッキリした理由は明らかになっていないのですが、アニメ版と違って、水木しげるの原作マンガでは目玉の親父が鬼太郎に付き添っていないことも多く、そのへんに親父の「かわいい子には旅をさせろ」的な教育方針が見え隠れしています。
あるいは目玉の親父がいたのならば、怪しいすき焼きパーティに行くことも止められたのかもしれませんが、鬼太郎はのこのことやって来てしまいました。
そして、のこのこついでにぬらりひょんが勧めた「皿に載ったあんパン3個」をつまもうとして、まんまと深さおよそ10m の落とし穴にねずみ男ともどもはまってしまいます。
すかさず、チャーターしたコンクリート車をバックさせて鬼太郎とねずみ男のいる落とし穴にドボドボと生コンクリをそそぎ込むぬらりひょん。この時のコンクリ車の運転手ははっきり描写されてはいないのですが、どうやら妖怪ではない闇社会の人間のようです。リアルにこわい!
さすがはぬらりひょん、知能的作戦だ! というか、こんなに妖怪らしくない妖怪がかつていただろうか……とにかく全てが金づくし。
なんとかもがいて地上に出ようとした鬼太郎なのですが、生コンクリはぬらりひょん特注の「超絶速乾性」となっていたため、やっとコンクリから右手首をつき出したところで力つきてしまいます。
ミッション・コンプリート。鬼太郎死す!?
すべてが計画通りにいったぬらりひょんだったのですが、それゆえの慢心が! のちに3~4万年ぶん後悔しなければならなくなる大失敗の元凶を生んでしまった……
「ひひひひひ……
おわかれの握手をしたいのならしてあげるよ。」
やっちゃった! 特撮作品とかで有利になった敵キャラクターがついつい余計なことをして失敗しちゃう、「冥土のみやげに教えてやろう」パターンね。
上機嫌なぬらりひょんは鬼太郎の右手首と握手をしたのですが、それが運の尽き!
熱心な鬼太郎ファンならご存じのことかと思われるのですが、鬼太郎には、自分の手首を自由にはずしてリモートコントロールできるという脅威の超能力があるのです!
ぬらりひょんの右手をガッチリつかみ、スポッと地面から抜けてしまう鬼太郎の右手首! ぬらりひょん1人の力ではどうしてもはずすことができず、しかも鬼太郎の右手は「鬼太郎憑き」というテクニックを発動させて、いつのまにかぬらりひょんの右手と同化してしまいます。
ぬらりひょんの意志にまったく従わず、自由に暴れ出して自分の首を絞めようとしだすぬらりひょんの右手! かと思えば突然、通りすがりの体格のいい青年を殴り、ぬらりひょんは怒った青年に殴り飛ばされてしまいます。
さすがの凶悪妖怪といえども、どうやら肉体そのものは人間の老人と変わらないようで、疲労困憊のぬらりひょんは、盟友の婆ちゃん妖怪「蛇骨婆(じゃこつばば)」に相談に行きます。
イメージとしては、「大蛇を身にまとった鬼の形相の老婆」といった画像が有名な蛇骨婆なのですが、この水木しげるの原作マンガ版では、着物にどてらを着込んでわらぶき屋根の民家に住む、ごく普通の性格の悪そうな婆さんにしか見えません。よく見ると口から2本のキバが見えますが。
意のままにならない自分の右手をなんとかしてほしいとやって来たぬらりひょんに、蛇骨婆はその右手を火であぶるという荒行を敢行します。
見事、熱さに耐えかねて分離して逃げ出す鬼太郎の右手。そして普通にヤケドするぬらりひょんの右手! 蛇骨婆……恐ろしい婆さんだ。
なんとか右手の自由を取り戻すぬらりひょんでしたが、逃げ出した鬼太郎の右手は必ず鬼太郎本体を救出するに違いないと予想する蛇骨婆にたいして、
「あいてはコンクリートの中でも死なないやつです。
魔法のつぼに入れるしかたおす方法はありません……
おばば たすけてくださいっ。お礼はたんまり出します。」
ひたすら敬語で下に出るぬらりひょん! そう、ぬらりひょんは最初から蛇骨婆の秘蔵する「魔法の壺」目当てで彼女に接近していたのです。哀しいドライな関係だ……
蛇骨婆の持つ「魔法の壺」とは、あらゆる物を中に封印してしまう能力を持つ恐怖の壺です。ちなみにこの設定は水木しげるオリジナルのもので、妖怪伝承の世界で蛇骨婆がこういった壺を持っているという説はありません。
死なないのなら、永久に封印してしまえ……ぬらりひょんの起死回生の「第2作戦」、ここに発進す!
どうなる鬼太郎~!?