如月の陽射し

二月のはじめの朝は　きれいな青い空でした
風の強い日だったから　空中のチリ　アクタが吹き飛ばされたのか　　いいお天気でした
今日は浅間のお山が噴火して　　その火山灰が　うちのクルマにも　くっついていました
遠くの山から　風に乗って旅してきたんだねぇ
わたしは　火山灰を初めて見たので　そのときは　ホコリだと思っていました　　
（　なんという埃の量！　　どこかでコンクリートの建物を粉砕したのかしら　）と思いました
暖かいお昼どきだったので　よい機会だと思って　ルンルン♪洗車しました
夜のテレビニュースで　「　東京にも火山灰が・・」　　　　へぇ～　　あれは火山灰だったのかぁ
浅間山のが　こんなに飛んでくるのなら　　富士山だったら　どうなるんだろう

一月は　あわてず　急がず　　ゆっくり過ごしました
二月の楽しみは　なにかなぁ
きっと　たぶん　雪が降るかもしれない　　　　雪を見たいので　降るといいなぁ

図書館に何冊も予約してる本が　そろそろ　わたしの順番にまわってきそう
物語の世界に　とっぷり浸って　　あっちの世界に遊ぶのは　楽しい
映画も　そう
最近観て　余韻が長引き　　あれこれ考え込んでしまったものが　二本ある

”ワールド　オブ　ライズ　”
中東を舞台にした対テロ戦という題材の映画
イランイラク戦争の報道はテレビニュースで見ることはあるが　たったいま　こういう事実があり
そこで生活している一般の人たちの現実かと思うと　　ショックだった
出来事を頭で理解したような気になってしまうのと　　映像で視覚的に見せつけられるのとでは
ショック度が違う
　
”　レボリューショナリー　ロード　”
縁あって結婚した男と女が　家を持ち　子どもに恵まれ　幸せに暮らしてる外観なのに
人と人の磁場が狂ってくると　　こんなふうに崩れていくものなんだなぁ
生きている人の心に一生の傷が残り　これからの生き方に陰が付きまとうのではないだろうかと
他人ごとながら　気が滅入った
俳優たちの演技が真に迫っているので　　人の内面を覗き見してしまったような居心地悪さを感じた
こんにちはと挨拶を交わす　わたしの身近の人たちにも　　さまざまな陽と陰の心があるのだろうなぁ