富嶽百景

2010年07月14日 | 健康・病気

女(わたし)が愛した作家 太宰 治
(NHK教育22:25 ~ 22:50)という番組を観た。
今日は、西加奈子という作家だった。私はこの人を知らない。
「太宰って、めっちゃおもろいやん」
と彼女はいう。
ああ…、そんな読み方もあるんだ、と思った。

高校生のときに読んだ「皮膚と心」という小説のことを話す。
私はそれを読んでない。
彼女のいっていることが理解できる。

次に、「富嶽百景」のことを語る。
私は、この小説は読んでいる。読んでいるが、まったく覚えていない。
太宰の師匠である井伏鱒二と三ツ峠に登ったとき、
井伏が放屁したと小説に書いてあることを話す。
井伏はあるところに、あのとき「ヘ」はしていない、と書いているという。
そんな太宰と井伏が面白いと西加奈子はいう。

「富嶽百景」のいくつかのエピソードの文章を、
西加奈子と室井滋が朗読するのを聴いていて、
私は、「富嶽百景」が読みたくなった。
青空文庫を探したらありました。

私は、それをダウンロードして読んだ。
45分ほどで読了。
久しぶりに、太宰の文章に触れた。
よかった。ゆったりした心になれました。
明日もこれで生きていける、と思った。

 私は、山梨の甲府市の隣の竜王町に1年間単身赴任で暮らしていた。
(現在は、合併して竜王町はないようです)
あのとき、アパートから毎日(?)富士山を眺めていた。
(当然、雨、曇りの日は見えません)
あのとき富士に登っていればよかった。
所沢に住んでいたときには、住んでいた4階、6階の家から富士が見えた。
夏は空気が曇っていてよく見えなかったが、冬は、よく見えていた。
富士山が私は大好きです。
軽井沢に住むようになって、少しずつ、浅間山が好きになりつつあります。

コメント
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