手に触れて生きる

「きらっといきる」（ NHK教育 20:00 ～ 20:30 ）という番組を観た。
「全盲ろう夫婦の楽しい結婚生活▽マジックに挑戦!」

全盲ろうという存在を聴くだけで気が遠くなりそうな私です。
このご夫婦は、18年前に出会った。
そして、反対もあったが2年後に結婚した。
詳しいことはメモを仕切れなくて覚えていない。

触手話という方法で2人は会話をしていた。
手を触り合ってコミュニケーションをする。

奥様が料理を作る。
“手探り”で作るという感じです。
それを見ているだけで感動してしまう。

ご主人は、阪神タイガーズが大好きで、その結果を知りたいが、
テレビも観られないしラジオも聴けない、新聞も読めない。
（前の九想話で、阪神戦をテレビで観られないと書いた私が恥ずかしい）
奥様が、インターネットで調べ、それをご主人に知らせる。
インターネットの文章を点字に翻訳するパソコンがあるんですね。
結婚するまでは巨人ファンだった奥様だったが、
結婚して大阪に住むようになって阪神が好きになったそうだ。
（いや、心の奥底までは分からない）

ご主人は、目が見えたときにマジックが好きだった。
全盲になってからもマジックをやる。
マジックの道具を売る店に行って、
店員に教わって新しいマジックの道具を買う。
盲ろう者の作業所の集まりでそれを発表する。
みんな喜ぶ。
奥様もマジックを覚えてみんなの前でやる。

ケンカするときもあるという。
触手話でケンカする。
ケンカのし始めのとき、仲直りするときを“話して”くれた。
いつも奥様が、「私が悪かった」とあやまるという。

それにしても明るいご夫婦でした。
こういうご夫婦がいるんですね。

今日、女房は東京に帰っていった。
ちょうどその番組をやっているときに東京の家に着いた。
こんなテレビをやっているよと電話した。
東京、軽井沢と、離れて同じ番組を観ていた。
私たちは、何年手をつないでいないのだろう？
あのご夫婦は、いつも相手の手に触れて生きている。

巨人阪神戦

今夜の巨人阪神戦、6時台にラジオを聴いていたときは負けていた。
家に帰って、9時頃NHKのスポーツニュースでも負けていた。
ところが10時頃、ラジオを聴くと逆転していた。
そして藤川が抑えて勝った。
よかった。
祝杯！！

しかし、映像が観られない。
巨人戦でもテレビで観られない。
もう私は、阪神戦をテレビで観ることは難しいのか？