浜野矩随

2009年12月25日 | 健康・病気

「師匠の十八番(おはこ)と闘う~円楽とその弟子」
(NHK総合12/25(金) 23:00 ~ 23:45)
「亡き師匠の十八番と闘う楽太郎・涙の理由▽
最後の弟子にかけたひと言▽絶品の人情話」というテレビを観た。

よかった。
たまたまNHKをつけていたので観られた。
この前は、「究極ヒットパラダイス~アラフォークリスマス~今夜、
思い出のあの頃へ」なんてのを観ていた。
(相変わらずテレビ漬けの毎日です。アホデスネ。反省)
その前は、「ニュースウオッチ9」を観ていて寝てしまった。
いけませんね。ひとり暮らしは寂しい。
いけないこととは知りながらテレビを観ているバカなオレ。

六代目圓楽を継ぐ楽太郎の苦悩が少し分かったような気がします。
「浜野矩随」は、五代目圓楽が十八番にしていた演目だ。
いい噺ですね。
今日まで私は聴いたことがなかった。
こまかいことは書かない。この「浜野矩随」を観て下さい。
今は便利な世の中ですね。
インターネットで落語が聴ける。

私は、圓楽の噺で一番好きなのが「藪入り」です。
私が20歳の頃、上野の鈴本演芸場で聴いたのがよかった。

私は、19歳のとき立川談志に弟子入り願いの手紙を書いた。
かなり真剣な気持ちで書きました。
でも、返事は来なかった。アタリマエデスネ
手紙なんて書かないで、談志師匠のところに駆け込みゃよかった。
田舎者の私は、談志師匠の返事をまじめに待っていました。
でも、考えりゃ、茨城訛りのひどい私なんか噺家にはなれませんね。
演劇であんなに苦労したんだもんな。

「浜野矩随」の噺を聴いていて思った。
おれは、真剣に小説を書かなければいけない、と。
これまでいろいろごまかして生きてきました。
でも、もう、ごまかしきれない。
日本一のギターを作るのだとか、教師になりたいとか、噺家になるんだとか、
芝居をやるんだとか、デザイナーになる、小説を書くとか、いってきました。
しかし、もうこの歳になってはごまかせない。
小説を真剣に書く。
これしか今のオレには残っていません。
 

コメント (2)
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