あなたはこの写真を見てなんと思いましたか?
私は、ずいぶん形の崩れた栗なんだろう!と思った。
なんでこんなにゆがんでいるのだろう、と考えた。
ところが、これは栗ではないのです。
栃の実でした。
先日、職場の人が私の机の上に置いてくれたのです。
長い時間私は、栗の実だと思っていました。
茨城の農家の家に生まれた私が、栃の実を初めて見ました。
いや、これまで見たことがあるのかも知れない。
私は茨城の山の中で生まれ、
春にはワラビを、秋にはキノコを採りに山に行っていた。
ゆり根・アケビ・クルミなども採りに行っていた。
なのに栃の実のことは知らなかった。
きっと私の生まれ故郷では栃の実は食べなかったからでしょう。
私のふるさとは栃木県とは県境です。
車で10分も行けば、陶芸の里の益子に行けます。
栃木県の県木は、栃の木です。
そういう環境だったのに、栃の実を知りませんでした。
私は、世の中のことをかなり知っていると自負するところがあります。
しかし、私なんて、知らないことがまだまだ沢山あります。
57歳にもなったのに、恥ずかしいですね。