中島みゆき

2008年04月29日 | 健康・病気

このところ中島みゆきの「親愛なる者へ」というアルバムを聴いている。
今、ネットで調べたらこのアルバムは1979年の3月発売と書いてあった。
なんとおれは遅れていることか!
もっと、いや、発売されたときに聴いていればよかった。

このアルバムの曲は全部いいけど、その中で次の2曲が気に入った。
「狼になりたい」と「タクシードライバー」です。
狼になりたい」は、
ファーストフードなんかでアルバイトをしている男の子の歌だろう。
仕事が終わって、街のどこかでやっと女の子をナンパしたけど、
なんにもできずに、
明け方の吉野屋で“健全”に牛丼を食べている。
狼になりたいけどなれない、真面目な男の子の歌…ですね。
笑っちゃうね、若いときのおれを見てるようです。
この曲をうたっている中島みゆきがいい。
まるでミュージカルの舞台でうたっているようです。

「タクシードライバー」は、
失恋した女性の唄(「歌」よりこの字が合う)だなァ。
この曲を聴くたびに私は、涙がにじんできてしまう。
この曲の歌詞はネット中探したがなかった。
この歌詞を読んでもらいたかった。
この唄は、男と別れてきた女がタクシーに乗ったときの唄だ。

♪ タクシードライバー
♪ 苦労人とみえて私の泣き顔見て見ぬふり
♪ 天気予報が今夜も外れた話と
♪ 野球の話ばかり何度も何度も繰り返す

この女性は、男と別れてきたんではないな。
男に捨てられたんだ。
あんなにいいひとだったのに、
やさしい男だったのに、
なんでわたしを捨てたんだ。
もう、わたしの帰るところはない。
わたしを叱ってくれるあいつはいない。

♪ 酔っぱらいを乗せるのは誰だっていやだよね
♪ こんなふうに道の真ん中で泣いてるのは迷惑だよね

なのに男に捨てられた女が、
こんなふうにタクシードライバーをいたわる。
どん底に落ち込んでる女がタクシードライバーに配慮している。

♪ 行き先なんてどこにもないわ
♪ 一晩中街の中走り回っておくれよ
♪ ばかやろうとあいつをけなす声がとぎれて
♪ 眠ったらそこいらに捨てていっていいよ

あァ…、なんておれはバカなことをしたんだろう。
と、この唄を聴けば男は思うだろう。
でも、この女性の叫びは捨てた男には伝わらないんだな。
短編小説のようです。
ここに“人生”がありますね。
なんて訳知り顔でおれは書いてますが、
この女性の立場になったことがいっぱいあります。

コメント (3)
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2008年04月29日 | 健康・病気
親愛なる者へ
中島みゆき,福井峻,石川鷹彦
ヤマハミュージックコミュニケーションズ

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訂正

2008年04月29日 | 健康・病気
> 明日は20時までの日勤で、あさってはまた24勤務です。

30日は休みでした。
私のかんちがいでした。
深くお詫びいたします。
明日は、家でごろごろしてゆっくり休んで風邪を完治したいと思います。
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