もう、半年が過ぎていく

2002年06月30日 | 家族

今日、女房のお母さんが来た。
今年になって足が痛くなり、
あまりうちに来られなくなった。
以前、平日は毎日来て、
息子たちの面倒を見てくれていた。
そのお陰で女房は働きに出かけられた。
遅い朝食を食べたUは、
食べ終わっても自分の部屋に帰らなかった。
おばあちゃんと少しでも一緒にいようと
思っていてくれたようだ。
少しは大人になったな、と思った。

お義母さんが帰ってから、
Uのそういう気持ちが嬉しくて、
「パソコン見に行こうか」
といった。
「えっ、ホントに買っていいの?」
Uがいう。
Uの内定が決まったとき、
「お祝いにパソコンを買ってやるよ」
といっていたのだ。
Kは、去年の秋買った。
Uは、私が自作したパソコンを使っている。
Pentium IIでそこそこのものだが、
HDD が2Gしかない。

近所のラオックスに行った。
Uは買うならこれと決めてた機種があった。
SOTEC のものでPentium 4 1.7G
DVD-R/W 付きでテレビチューナーもあるタイプだ。
価格は、149,800円、今買うと5,000円引きになる。
ディスプレーは付いてない。
今使ってる15インチのCRTを使うようにいった。

それから、ちょっと離れてるヤマダ電機に行く。
ところがSOTECのものがなかった。
他のメーカーは高い。
別のパソコンショップにも行ったが、なかった。
ラオックスで買うことにした。

Uの部屋は狭い。3畳ぐらいしかない。
机の上を少しでも広くさせたかった。
「液晶のディスプレーも買おうか」
そういうとUが「いいの?」という。
Uはいつも控えめだ。
自分の要求をあまりしたことがない。

車に乗っているときいろいろ話した。
Uがあんなに話してきたのは初めてだ。
就職活動のこと、入社する会社のこと、
Kの会社のこと。
「就活していていろいろ勉強になった」
といった。
Uはソフトの会社にする前には、
いろいろな会社に行ったようだ。
そこは全部ダメだったらしい。

パソコンを買ってやるよ、といったときに、
喜んだ顔は小さいときのUだった。
車で話していたときの盗み見た横顔は、
大人の顔だった。

帰ってきて、女房が訊く。
「どうだった?2人でいろいろ話せた?」
「話したよ。おれは嬉しくて
 車を運転してるの忘れそうになった」
そういうと、
「気を付けて、でもよかったね」といい、
Uの部屋に行った。
「Uと話して喜んでくれるのは、この世でパパだけだよ」
とUにいってきた、という。
よけいなことを…。

夜、女房はフラメンコを観に
東京の恵比寿まで行った。
私は7時半からバンドの練習だった。
Uはパソコンをいじっていた。
Kは10時頃帰ってきた。
私は明日人間ドックに行くので、
飲んでないし食べてない。

ブラジルが優勝して、ワールドカップは終わった。
こんな風に今年の半年が過ぎていく。
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6月の九想話

6/1  機種変更
6/2  新聞紙が読みたい
6/3  禁酒番屋
6/4  サッカー嫌い
6/5  転職紹介メール
6/6  三畳のアパート
6/7  たばこと腰痛
6/8  新・男の食彩
6/9  内定2号
6/10 炊飯器を買った夕方
6/11 頸椎症性神経根症
6/12 温かい笑顔
6/13 すだち作業所
6/14 ニッポン、チャ、チャ、チャ
6/15 5月の句会の結果
6/16 もうひとつのW杯
6/17 禁煙マラソン
6/18 いろり端
6/19 つかれてます
6/20 夏至
6/21 アメリカでのW杯
6/22 50過ぎたら順不同
6/23  バンドの練習 
6/24 さびしい気持ち
6/25 イムジン河
6/27 すみません
6/28 アルトサックス競演
6/29 長かった
6/30 もう、半年が過ぎていく

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