かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

積み重なる悪夢

2010年08月09日 23時59分47秒 | 医者仕事
今日は朝から不穏な雰囲気が流れていて、冒頭からいきなりフルスピードのサスペンス劇場であった。あれよあれよという間に受け持ち患者に好ましからざる事態が生じ、さらに入院が2人も入ってくるという事態に。朝から雨がちであまり気乗りのしないところにこれは参った。
とにもかくにも、目の前の事態を片づけていくより他にないのだが、そうしているうちに他のことが割り込んできて、マネージメントは困難を極めた。後に回せることは片っ端から後まわしにした末に、採血が定時の締切に遅れそうになり焦ったことなどご愛嬌といったところである。
一度良くなりかけた患者が再び悪くなるほどの悪夢はない。いわば振り出しに戻ったようなもので、また治療はやり直しである。それまで身が持つといいのだが。
そして、なかなか片づかないままに時間は夜になった。なんとか済ませたのは日付が変わるか変わらないかの頃であった。