かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

見当外れの結果

2013年12月20日 23時52分31秒 | 医者仕事
今日は午前中に筋生検があった。横紋筋融解と思っていて、薬剤を中止して様子を見ていた人がいるのだが、CKがうなぎ登りで9万までになってしまい筋炎も疑わざるを得なくなった。
ところが、今日になってCKはピークアウト。おまけにHE染色で炎症細胞はいなかった。これを見ると筋炎ではなさそうな印象をもってしまう。透析中の人だと薬剤を中止してもすぐには抜けないのだろうか?あるいは補液を十分にできないということが関係していたのかもしれない。
結果次第ではステロイドパルスをと思っていたのだが、いささか肩すかしを食らった感は否めない。やはり横紋筋融解ということで良かったのかもしれない。