ケンタロウ！

きのうは久しぶりのお出かけ。
大好きなケンタロウに会いに行ってきました（笑）。
ホテル主催のトーク＆クックディナーショー。
友人と二人、行きの車ではもう、ケンタロウの話題で盛り上がり、あっという間に到着。
実際の彼もやはり素敵な人でした。
お料理本のままの、ケンタロウ。
人前に出ることがとっても苦手らしく、おしゃべりも上手ではなかった。

彼にとても魅力を感じるのは、レシピがいいとか、簡単な料理だとか、そういうことではなくて。
いつも、どんな場面でも、変わらず自然体だなあ、というところ。
ストレスがないわけではないのだろうけど、彼の生活スタイルにはなんだか無理も、誇張もなくて。
自分の好きなものや心地いいものを知っていて、それをさらりと身にまとっている。
仕事もするけど、お休みもちゃーんととる。
夏は海に行くから、仕事しなくて、一日中海パン生活。
そんな話を聞いたら、ますます、仕事はきちんとこなす人なのだろう、と思った。

「がんばる」っていいことだけど、それはある意味、とてもストレスフルな言葉。
仕込みの日、時間がかかって、帰りが遅くても、精神的な疲労感ってあまりなくて。
むしろ、今度はどんな工夫を加えようとか、今日帰ったらブログにこんなこと紹介しようとか、ますます、眠れない（笑）。
一人で一日、長時間の仕事って他人が見れば、大変ねえ、ってことかもしれないけど、私には、自然なこと。むしろ楽しいこと。
もっともっと、美味しいものを作りたい、っていうパワーが出ます。

かなり脱線しましたが…これでまた、私の生きる道を見つけられた。
ありがとう！ケンタロウ、です。
サインをもらい損ねて悔しいけれど。
実物のケンタロウはやっぱり、素敵でした。

今日は新作、ブロッコリーのフォカッチャの紹介です。
自画自賛じゃないけど、ppy2のフォカッチャは、本当に美味しいのであります。

北風と太陽

最近、私の大切な人達がこのブログを楽しみに読んでくれています。
今までちょっとおさぼり気味だったけれど、こんな風に読んでくれる人がいるんだなあと思うと、パソコンを立ち上げる頻度も高くなりますね。
そして常日頃自分が物事に対してどんな風に向き合っているか、考えられるいい機会を得られています。
今回は北風と太陽。
今週の日経新聞の記事です。
このお話、知っている方も多いでしょう。
旅人のコートを脱がすには、冷たい北風か、ぽかぽか暖かい太陽の熱か。
こちらに来て、私の感情は近年で一番穏やかです。
でも。時には気持ちがマイナスの方向へと高まることも。
人間だから仕方がないけれど、やっぱり、穏やかでありたい。
ぽかぽかと穏やかな気持ちは、自分だけではなく、周りの人たちにも伝播するもの。そして、その人たちの気持ちも穏やかになって、旅人のようにコートが脱ぎたくなる、自分の気持ちをオープンに出来る。
ポパイでは年齢的に言っても私がダントツ上！
そんな私が太陽のような気持ちでいれば、スタッフも、お店も和やかでいられる。そして、ポパイのお料理もパンもお菓子も、ほっとするものになる。
私が二十歳そこそこのころはこんなこと、考えもしないし、出来なかった。
今こんな風に感じる、30歳という年齢に、満足まではいかないけれど気に入っています。
かつての職場では「癒し系」といわれた私（笑）。
自分に素直に、ストレスのない気持ちであり続けたいと思います。

お帰りなさい。

先日、修理にだしていたmyミキサーが帰ってきました。
お帰りなさーい、待ってたよ！
食パンもフォカッチャも、このミキサーががんばって捏ねてくれていたお陰で、いつも美味しいものを作ることが出来ました。
ところが。
あまりにも無茶をしすぎたせいで、壊れてしまったのです。
先週は、手捏ねでした。正直、しんどい。
先日にも書きましたが、ベストな状態のパンを作るには、私には機械が必要です。
そして、継続していくためにも、自分の体力を考えても、毎週いいものを作るには、ミキサーが必要。
もちろん、味に変わりはないけれど、ミキシング不足だったのですね、焼きあがったときに聞こえる、パチパチ、という音がなくて…。
ボリュームにもちょっぴり欠けるものでした。

ポパイのスタッフがこの食パンを気に入ってくれて、家でだんな様とハニートーストをして食べたそうです。大絶賛して喜んでくれたとのこと。
お客様に美味しいといってもらえるのも嬉しいけれど、スタッフに言ってもらえること、自分たちが美味しいと思って作ること、それが原点で大切だと思います。

ポパイの新しいパスタ、美味しくって、しばらくmyブームが続きそうです。