Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

パーフェクト ストーム

2013年10月19日 | 2000年代 米

パーフェクトストーム(原題:The Perfect Storm)

2000年 アメリカ=ドイツ
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:ウォルフガング・ペーターゼン、ゲイル・カッツ、ポーラ・ワインスタイン
製作総指揮 :バリー・レヴィンソン、ダンカン・ヘンダーソン
脚本:ビル・ウィットリフ、ボー・ゴールドマン
出演:ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ、ジョン・C・ライリー、ウィリアム・フィクナー、ダイアン・レイン、ジョン・ホークス

実話を元にしたセバスチャン・ユンガーの『パーフェクトストーム -史上最悪の暴風に消えた漁船の運命』映画化。
大嵐で行方不明になったメカジキ漁船の行方を描く。

ストーリー展開やセリフまわしは、21世紀のものとは思えないくらい古い印象で、
大荒れの波のCGは迫力あるなあとは思うものの、制作されてから10年以上経ってから見ると
断然に今のCG技術の方が優れているので、拍子抜けの感はある。
やっぱり、こういう映画はできたてホヤホヤの時に劇場で観るのが、当然いい。

しかし注目すべきは、船員たちのポジティブさ。
どんなにひどい嵐が来て、船中が水びたしになっても舵を抱えて「やっほーーい」と乗り切っちゃう明るさ。
暴風雨の中、キラキラした目で夢を語る、愛を語る。
心の強さがハンパ無く強い。
一分一秒でも生き抜こうとする、海の男のタフさをまざまざと感じた。