Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

ミックマック

2012年02月18日 | 2000年代 欧州
ミックマック(原題:Micmacs à tire-larigot)
2009年 フランス
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
ダニー・ブーン、ドミニク・ピノン、ヨランド・モロー、ジャン=ピエール・マリエール、ジェリー・フェリエ、ミッシェル・クレマド、アンドレ・デュソリエ、ニコラ・マリエ


皮肉たっぷりの作品で、始終にやにや、クスクス笑ってしまいました。
父親が爆死した地雷、自分が撃たれたピストル弾、それぞれの武器製造会社の社長に復讐するため、
テロ攻撃を仕掛けるという、ストーリーだけを抜き出すと、なんとも暗い話なのですが、やる方も
やられる方も一癖あり、スクラップ工場の仲間たちのアングラな感じとか、社長さん達のドタバタ
ぶりがおかしくて、いちいちツボにきました。
そして、いたずらっぽかったのが、最終的には意外と大事になり、痛快です!!

そのくせ、作戦の手作り感は満載で、ほほえましいのがなんとも言えません。
中でも、軟体女を演じるジュリー・フェリエの活躍ぶりがすごくて、身体を折りたたんで歩いたり、冷蔵庫の
野菜室からでてきたり、ほんとに?って思うけど、実写なんですよね。
この映画の不思議な感じにぴったり合ってます。