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責任

2019年09月28日 | 社会派らぼ
先の参院選で「NHKから国民を守る党」の党首立花孝志氏が、当選を果たしました。結党は2013年に遡りますが、まずは地方議会(千葉県船橋市)で議席を得、以来二人、三人と地方議会で議席を増やし、2019年の統一地方選挙では26人が当選しました。党名にあるように、NHKの受信料制度に疑問を呈しており、受信料を払った人だけがNHKを視聴できるようになる「NHK放送のスクランブル化」を最終目標に挙げています。

NHKの受信料に関しては、「N国」の主張とは異なりますが、当方にも疑問はあります。国営放送としてNHKが必要かと問いかけるなら、不要では無いかと思っています。他の民放と比べて、取り立てて質や姿勢の違いを感じません。有事の際は、国が電波を抑える何らかの手段や方法を議論しておきさえすれば、NHKは民営化すれば良いというのが、私見です。国民の中に広く潜在しているこうしたNHKへの不信感を巧く拾い上げたのが「N国」なのかも知れません。

つまり、国会議員が誕生したのには、それなりの社会の後押しがあったという事にはなるのですが、議席を得て以降の立花氏の言動には、いささか呆れてしまいます。ある意味では、まじめに投票した人たちを裏切る行為なのではないかとすら思えてしまいます。

ユーチューブにアップされた対談動画(vs 元大阪府吹田市議会議員・神谷宗幣氏)で、あろうことか「あほみたいに子どもを産む民族は虐殺しよう」といった発言をしたとか。その後「そんなつもりはさらさらない」と釈明していると言いますが、議員としての(いいえ、もしかすると人としての)資質に欠けるのではないかとすら思います。戦争発言を繰り返す丸山穂高議員を、N国に取り込み、ともかくセンセーショナルな言葉づかいで、人の度肝を抜こうとするような作戦なのだ…と言えば、そうなのでしょうけれど、国を代表する国会議員としては、派手なパフォーマンスより、人としての最低限の資質を備えておいていただきたいと強く思います。人騒がせで破廉恥な動画を配信して炎上する、思慮に欠けるような人たちと、実は同じなのではないでしょうか。奇をてらって仕掛ける作戦は不要です。

多分、この人はこういう方です。色々な考え方の人がいて良いし、色々なアプローチがあって良いと思います。そういう人を選挙で選んだ有権者の責任です。ブームに乗れば勝てる選挙…と言うのは、チョット怖ろしい気もします。

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