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高齢者運転

2019年06月07日 | 社会派らぼ
高齢者の運転による悲惨な事故ニュースが相次ぎました。被害に遭われて、命まで落とした方々の無念さを思うと、やるせない気持ちになります。事故は勿論、加害者の心にも深い傷を残します。こうしたニュースに触発されて、免許の自主返納を決断する高齢者の話も、よく耳にするようになりました。事故は起こそうと思って起こすわけではありませんから、注意の上にも注意が必要になります。

高齢者が車の運転をやめると、生活そのものが不自由になるケースがあります。若ければ足腰も丈夫で、重い荷物もさして苦にならないでしょうけれど、高齢者は、毎日の買い物や病院、あるいは社会参加などが不自由になってしまうケースが多くあります。全国どこも公共の交通機関が充実しているわけではありません。買い物や通院に付き合ってくれる家族が近くにいるとは限りません。タクシーなどを利用する金銭的余裕がある者ばかりとは限りません。高齢者本人が、積極的に自主返納を決断する場合はともかく、中には年齢によって強制すべきだという議論も聞こえるようですが、もっと皆で知恵を出し合うことはできないものでしょうか。

ある統計によると、確かに高齢者ドライバーによる交通事故件数は増えています。が、高齢者の免許保有者そのものは、交通事故件数の増加よりももっと増えているといいます。つまり、高齢者ドライバーの増加率ほどには、高齢者ドライバーによる事故件数は増えていない事になります。また、年齢層ごとの事故発生率を比較してみると、16~24歳の事故率1.54%に対し、65歳以上は0.72%。30代、40代、50代の事故率と比べて特段高いわけでも無いといいます。死亡事故件数についても、最も事故率が高いのは16~24歳の若年世代だという結果が出ています。

ニュースが意図して、高齢者による事故を報道している…という側面は否めません。そうした事を踏まえた上で更に、運転免許は障害を持たれている方でも取得することができます。障害の程度によれば、車両や補装具の仕様などに条件が付けられる場合があります。言い換えると、補装具の工夫をした車両を提案することによって、今私たちが思い込んでいる運転の形を変える事もできるのかも知れません。より安全に、より快適に暮らせる社会の模索が必要です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はむじろー)
2019-06-16 16:17:50
コミュニティバスをもっと安価で使用しやすくしてほしいです。少しは免許証返納される方もいらっしゃるのでは?でも、我が家の近くは路線バスのほうが駅まで出るのに安いのです。コミュニティバスの在り方を考えるべきだと思うのですが。
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コミュニティバス (らぼ)
2019-06-16 17:14:35
行政の姿勢としてコミュニティバスを
提案することは歓迎すべき事のように思いますが、
ある地区だけを走るコミュニティバスでは
解決できないのが、今の高齢者社会の現実ですよね。
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