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2020年10月03日 | 社会派らぼ
アメリカのトランプ大統領夫妻がコロナウイルスに感染したというニュースは、瞬く間に世界中を駆け巡りました。折しも、約1月後に迫った大統領選挙の選挙運動中であり、大打撃とも言えます。当初、夫妻共に軽症でホワイトハウスで自主隔離とされていましたが、2日になって急遽、ヘリで軍医療センターに入院したと報じられました。慎重の上に慎重を期した措置として、元気である事が強調されてはいます。

第一報が、本人の「コロナの検査で陽性と診断された」というTwitterのようですから、これも現代的と言えるでしょうか。政治家の病気は、政治活動にとっては致命的であったりもする上に、大統領選の真っただ中。ですが、コロナ感染だけは隠しておくわけにはいきませんから、自分の口で語ってしまうのが一番という事でしょうか。ネット上では、各国首脳からの「お見舞い」も相次いでいるところも現代的。トップシークレットでもあるでしょうけれど、高齢で肥満というコロナ重篤化の要素を抱えているだけに、世界中が注視しています。

トランプ氏のツイートに対する反響が過去最大と言われています。ツイッターでは、他のユーザーが投稿したツイートに対して好意的な印象を持ったことを表したい場合「いいね」をすることができるようになっています。トランプ氏の感染を明かした投稿には3日夜で「いいね」が180万件を超えていると報じられました。Twitterには「いいね」しかなく、Facebookのように「超いいね」から「ひどいね」まで7段階もの反応が用意されていません。日本語訳が「いいね」なので(英語ではlikeでしょうか)、「コロナにかかった」「いいね」というやり取りに違和感がありますが、ニュースが報じるように「反響は早期回復を願う内容」である一方で、「これまでコロナを軽視してきたことへの皮肉」が込められている事も多少はあるようです。

このSNS独特の「いいね」マナーには、非常に違和感を覚えています。真にその投稿に対して共感を覚えているというわけでもなく、単なるあいさつ、儀礼的な要素が非常に高い印象を受けているからです。Facebookが近く、ニュースフィードから「いいね」のカウンターを削除するかもしれないという情報もあります。投稿者が「いいね」の数に影響されて、他のユーザーとの競争や自己検閲に陥る事を防ぐのが狙いだとされています。Instagramでは既に、「いいね」の総数ではなく、投稿者と友だち関係にあるユーザーが「いいね」をした事だけを表示するようテスト中だとも。友だちの「いいね」だからこそ、余計に儀礼的な要素も感じるのですが、少なくとも今の「いいね」の在り方に一石を投じる事に、「いいね!」を押したい心境です。

トランプ氏をはじめ、コロナに罹患して闘病中の方々が、一日も早く「生還」し、世界がコロナを克服したと言える日が速く訪れますように。

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2 コメント

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Unknown (はむ)
2020-10-12 02:12:34
自身の健康管理ができてない人に国の管理を任せて大丈夫なんでしょうか?
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Unknown (らぼ)
2020-10-12 16:40:41
大阪都構想の可否に一票が投じられないように、
残念ながら米国大統領の選挙にも一票を投じる権利はありません。
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