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懸念

2018年05月24日 | 社会派らぼ
マリナーズのイチロー選手が、特別アドバイザーとして生涯契約を結ぶことになったという記事に、誰もが驚いたのは5月の初旬でした。会長付特別補佐として、ユニホームを着て練習もするものの試合には出場しない…というこれまでに例のない契約でしたが、そうこうしているうちに今回の日大アメフト事件が起こってしまったので、正直話題が旬で無くなった感があります。

イチロー選手は、今季の試合には出場しない…との事ですが、来季以降には出場の可能性があるとの事。来季の開幕試合が日本で予定されているので、そこでは一時的に現役復活するのではないかと取沙汰されているようですが、それはあくまで日本のファン向けのショータイムのようなもののように思われます。

今季のイチロー選手は、最後まで所属球団が決まらなかったのですが、3月7日にマリナーズとの1年契約が発表され、そのまま開幕スタメンに名を連ねました。…が、冒頭のように5月3日「スペシャルアシスタントアドバイザー」の契約を結び、半永久的にマリナーズにとどまる事になったという経緯です。これまで聞いたことも無い待遇で、さすがイチロー選手だと誰もがリスペクトの感想を述べています。

イチロー選手の才能と、その華やかな活躍は、他を寄せ付けないものがあります。才能あふれる多くの選手が、加齢とともに、残念ながら現役を引退していく中、イチロー選手は「50歳まで現役」を口にしてきました。とは言え、ここ数年はやはり「寄る年波には勝て」なくて、戦績を落としており、それが今季の契約が最後まで決まらなかった原因でもあり、今季の試合出場が無くなった…という現実です。イチロー選手と言えども、往年の数値をたたき出すことはできなくなっているわけです。

普通なら今季の契約が決まらず、そのまま引退を余儀なくされるところだった彼を、古巣のマリナーズが呼び戻しました。将来の殿堂入りを確実視されている選手をチームに抱える事は、損なことではなかったのだろうと思われます。もっと将来性のある若手を登用すべきだとの現実に、球団が最終的に決断したのが、異例の「特別アドバイザー」。但し、お叱りを覚悟で言うなら、私はイチロー選手は引退されるべきなのではないかと思います。

ご本人が現役にこだわられ、それを変則の形で容認しようとする球団があるのですから、その待遇をもぎ取ったのもイチロー選手の実力と理解すべきだと思います。それでも本当にスタメンに名を連ねる価値があれば、年齢に関わりなく、そうなるはずで、これまでの彼の活躍に敬意を表した特別待遇に彼は甘んじた…という風に見えてしまうのは事実です。

スポーツ選手の引き際は難しいと常々思います。それぞれの美学があって、正解がありませんから。ただイチロー選手は、かなりその美学にこだわって来られた選手だと思う反面、「50歳まで現役」と口にして来られたご自身の言葉が、足枷手枷になってしまった感が否めません。国民栄誉賞を2度も辞退した彼の「プロ意識」から考えると、ご本人はこの待遇を後悔しておられないだろうか、懸念しています。

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