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顔面シュークリーム

2018年05月18日 | 社会派らぼ
流行…というのは一体何なのでしょうか? ファッション業界などでは、意図的に流行を創り出しているといった話も良く聞きますが、何となく馬鹿げた事でも、あっという間に広まってしまいます。少し恐ろしく感じさえしてしまいます。

高校生などを中心に、最近流行しているのが「顔面シュークリーム」だと聞いて、???。誕生日などのお祝いで、シュークリームを顔にぶつけ、撮影した動画や写真をSNSにアップするのが流行っているそうです。既に投稿数が1万件を超えているそうです。もちろん「食べ物を粗末にするのは…」といった真っ当な批判の声も上がっているようですが、「皆でお金を出し合って、楽しい思い出になる」「仲間内の事なので、誰にも迷惑をかけていない」といった擁護意見も根強いようです。

食べ物を粗末にしてはいけない…とか、作った人に失礼だ…とか、正論をかざすつもりもありません。素朴な疑問。これ、面白いですか??? ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者を支援しようと、アイスバケツチャレンジやペッパーチャレンジが流行りました。手段はどうであれ、難病に対する理解を深め、寄付金を集まって研究に役立つという意味から、世の中の役に立つ行為ではありました。(それでも私自身は、こうした手法には賛成しません。)今回の「顔面シュークリーム」は、社会的な意味は全くありません。仲間内でバカやって盛り上がっているだけ…という意味で、線路内に入ったり、アイスケースに寝転ぶ類と同様に思います。(これらと比べて、だれにも迷惑をかけていない…という意見が出てきていたのだろうと思います。)

「インスタ映え」という言葉も流行りました。今でも、インスタ映えを目指して、日々いろいろな写真をインスタグラムに挙げている人たちはたくさんおられます。見るからに「リア充」な生活が誇れるようなお洒落な写真を、誰しもが競って挙げているようです。インスタグラムを楽しんでおられた知人がフト漏らした言葉が印象的でした。「インスタグラム、楽しんでおられますか?」という私の問いに、「最近はもうあまりやっていません。疲れました。」という感想。「いいね!」の数を気にして、日々写真を撮ること自体に疲れるようになったのだそうです。華やかな写真は、もちろん悪くありませんが、私たちの日常そのものは、そんなに来る日も来る日も華やかなわけではありません。だからこそ…バーチャルな世界では充実していたいという気持ちもわからないではありませんが、そうした見た目のおしゃれな華やかさを求めるのではなく、自分の生きた様に自信が持てるような日々でありたいと思います。

昨日、歌手の西城秀樹さんの訃報が届きました。63歳という年齢は、未だ早すぎるという声しきりで、悼む声であふれています。残念ながら、間違いなく死は近い将来訪れます。何歳まで生きたら満足できるわけではありません。それが60歳でも、80歳でも、また100歳でも、死ぬことは「悔しい」事だろうと想像します。それでも精一杯生きたと思いたいと私自身は考えています。SNSで満ち足りた風を装っても、多分現実は空疎なままなのではないでしょうか。

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図形を白にすると文字が入らない

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