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SNS

2018年11月27日 | 社会派らぼ
ペンシルベニア大で「SNSの利用時間を1日30分に制限すると、メンタルヘルスが改善する」という研究が発表されました。150人近い学生を2つのグループに分け、一方のグループにSNS利用時間を30分に制限し、3週間後に従来通り自由に使えるもう一方のグループと比較したというものです。学生たちが「社会的支援」「取り残されることへの恐怖感」「孤独感」「自律性と自己肯定感」「不安」「落ち込み」「自尊心」の7つの領域にわたる質問に答える事で、分析が行われました。

SNS利用を減らすことで、「孤独感」「落ち込み」が大きく改善したというものです。SNS利用とメンタルヘルスの問題を結び付けようとする研究は、これまで無かったという事で、今後同じような趣旨の研究が進むことで、もっと情報がまとまるやもしれません。

SNSというのは、本来人と人のつながりを促進、サポートするサービスのはずです。種々のサービスが広まっていますが、居ながらにして広く交流できるツールであり、「友人の友人」と言った風に、もしくは「同じ学校を卒業している」「同じ地域の出身者である」「同じ会社に勤務していた」などの様々な理由から、知り合いを広げて行くことのできるツールです。

知り合いを広げて行けるはずのツールを使う事が、より「孤独感」を増している…という相反する結果が示されたことになります。要は、SNSが広げる人間関係の質が高くないという事では無いでしょうか。「いいね!」を獲得することを「認められている」と理解しているわけですが、「いいね!」には「義理」や「礼儀」が含まれていても、「信頼」や「真の尊敬」はこめられません。

SNSが人を繋いでくれる…と過信することが、人との関係の紡ぎ方を忘れさせるのでしょうか。見せかけだけで、自分の充実を表現しようとすることが、真の充実を目指す努力を放棄させるのでしょうか。SNSが人の輪を繋いでくれるのではありません。絆を培った仲間同士が、SNSでより繋がりの手段を広げるだけの話なのだと思います。

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