ロンドンから羽田に向かうはずだった航空機に乗務予定の副操縦士が、ロンドン警察に逮捕されたと発表されました。イギリスの法律が定めた呼気1リットルあたり0.09ミリグラムの10倍ものアルコールが検出されたというものです。副操縦士は乗務の20時間前まで、ホテルのラウンジや自室で多量の飲酒をしたと説明していますが、乗務前の社内アルコール検査では検出されなかったというところが不可解です。
国土交通相は、諸外国の基準を踏まえて飲酒に関する基準の強化を図るとしています。日本の法令では、乗務8時間前以降の飲酒を禁止しているのみで、呼気検査での基準値は各航空会社の社内規定に任せられています。JALが定めている基準値は不明ですが、発覚したのは空港に向かう乗務員用バスの運転手が酒臭い事に気づいて通報したためと言われています。
航空会社によると、機長と副操縦士は空港内の会社事務所で互いにアルコール感知器を使って検査を実施した事になっていますが、どんな手段かは分かりませんが、この検査を不正にごまかしていたと想像されています。会社は、感知器が旧いもので、精度の高い新型のものを導入すると言っていますが、バスの運転手が気づくものを同僚が気づかない…というのが不自然です。
多分日本には、「まぁまぁまぁ…」とでも表現すれば良いのでしょうか、定められたルールに対応する甘さがあるような気がして来ます。道路を走る自動車には標識や標示によって最高速度が指定されています。標識があれば、その最高速度を超えて運転してはいけない事になっています。最高速度を1kmでもオーバーすれば、明らかにスピード違反です。ところが、道の交通の流れに乗っていくのも大事…とされ、標識の20kmオーバーで検挙されるなどとまことしやかに言われたりもします。10kmオーバーで検挙される場合も勿論ありますが、レアケースだとさえ言われます。要は、皆、法定速度の10~15kmオーバーくらいで平気に走っている…ようです。
最近、酒気帯び運転は罰則が強化されましたが、それ以前、日本の社会は比較的アルコールに寛容でした。大学の1~2回生は18~19歳ですが、クラブなどでは年齢にこだわらず、飲酒していたようなところもあります。定められた規則に対して、適用があいまいだったのは、もしかすると人間側での自制力がキチンと働いていたという事かも知れません。羽目を外しつつも、本当に大切なところは、取りこぼしが無いようにふるまうことができたため、規則に寛容だった?… そうした人間力が効かなくなってしまった現代、規則はもっと規則として、解釈の余裕なくキチンと遂行される世の中になるべきなのかも知れません。
惜しまれるのは「人間力」が枯渇して来た社会なのかも知れませんけれど。
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多分日本には、「まぁまぁまぁ…」とでも表現すれば良いのでしょうか、定められたルールに対応する甘さがあるような気がして来ます。道路を走る自動車には標識や標示によって最高速度が指定されています。標識があれば、その最高速度を超えて運転してはいけない事になっています。最高速度を1kmでもオーバーすれば、明らかにスピード違反です。ところが、道の交通の流れに乗っていくのも大事…とされ、標識の20kmオーバーで検挙されるなどとまことしやかに言われたりもします。10kmオーバーで検挙される場合も勿論ありますが、レアケースだとさえ言われます。要は、皆、法定速度の10~15kmオーバーくらいで平気に走っている…ようです。
最近、酒気帯び運転は罰則が強化されましたが、それ以前、日本の社会は比較的アルコールに寛容でした。大学の1~2回生は18~19歳ですが、クラブなどでは年齢にこだわらず、飲酒していたようなところもあります。定められた規則に対して、適用があいまいだったのは、もしかすると人間側での自制力がキチンと働いていたという事かも知れません。羽目を外しつつも、本当に大切なところは、取りこぼしが無いようにふるまうことができたため、規則に寛容だった?… そうした人間力が効かなくなってしまった現代、規則はもっと規則として、解釈の余裕なくキチンと遂行される世の中になるべきなのかも知れません。
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