カメラの代わりに

多分、文章を書くのは嫌いじゃありません。でなければ、ブログを続けることも苦痛でしょうから。私の場合は、ある経緯で一旦このブログを閉じようと思ったことがあります。考えた末、結局パスワードをつけて別箇所に移しました。ですから、このgooブログは不要になったのです。でも同じ閉じるのなら別の活用を考えてもいいかな…と思ったのが、「ぱぁと１」の始まりです。流れで別箇所に移動させたブログには「ぱぁと２」と名づけました。

ネタを探すのは大変だろうとか、文章をこれだけ書くのは…との、ご心配を時々いただきます。私にはさした負担はありません。よく撮影された写真をアップされる方がおられます。最近は携帯でも簡単に写真が撮れますし、デジカメもコンパクトで性能の良いものが普及しています。出先で、日常で、フト目に留まったものをカメラに収めることは、恐らくその方には苦ではないと思うのです。

私はデジカメは持ってはいても、あまり写真が上手でないせいもあるでしょうし、家人が写真が好きなので撮る必要がなかったせいでしょうか、億劫で（？）ツイカバンからカメラを出しそびれます。代わりに、心のカメラで撮影しているというと、格好良すぎますか？

カメラを構える方は、フト見た花がきれいだとか、このアングルが面白いとか、ある思いでレンズを向けておられると思います。私にとっては、街路樹の新芽が空に向かって各々精一杯背を伸ばしているように見えたとき、枯れているかに見える古木から新しい緑が芽吹いているのを見たとき…。心のシャッターを切っているのだと思います。想いにはならない想いが多分、心のどこかを走ります。それにカメラを向ける代わりに、文章のカメラを向けているだけです。ですから、材料はどこにでも転がっているようなものです。

よぎった想いは、一体どんな想いだったのか、もう一度自分で整理してみて、そしてその中から、「これってやっぱり大切だと思う」という材料で書き散らしているだけです。大切だと感じていることが、少しでも当たり前になって欲しい、誰しもの心の中に眠っている本当の想いを大切にして欲しい、そんな風に思っているだけです。



「数式バーがないっ！」
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