ぱそらぼ (ぱぁと1)

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速読速書

2008年05月11日 | 雑談
フト気がつくと、落ち着いて字を書く機会も、落ち着いて文を読む機会も激減しています。

実は、字を書くことは嫌いではない方です。白い紙に向かう瞬間というのは、ちょっと快い緊張があったりするものです。他事に気を取られながら紙に向かうという余裕は私にはありませんから、要は雑事を忘れている時間ということになります。ですが、最近は字を書くときは常に走り書きをしている気がします。講座中に板書することは多いのですが(板書ナシで講座ができる方も多くおられるのですが…)、説明したいことがある状態で走り書きのように書きなぐってしまいます。書類を書いても、ツイツイ適当に流し書きをしてしまいます。

中学の頃、本を乱読した時代があります。その後は「日本の近代文学」を読みあさりました。大学時代は理系なのですが、なぜか「近代文学」の講義だけは単位を取っているにも関わらず、履修届けも出さず、繰り返し受講していました。ところが、後に…月1で書評を書くようなチャンスがあり、寸評を書いていたのですが、仕事は恐ろしく速読でこなしていました。単行本1冊くらいですと、およそ30分で読破する?ような読み方です。内容を読む、字面を追うというより、ページを絵のように眺める感覚で斜め読みするような読み方です。それでも、書の意図することを汲み取ることは可能です。

字にはヤハリ美しい字、整った字、形のバランスが取れている字があります。急いで書いているとそんな字のバランスを気にはしていられませんから、ツイ乱雑な字になり、それを「急いで書いているから書けない」と理由づけています。が、最近は落ち着いて書くことができなくなっている自分に気づきます。落ち着いて整った字を書こうとしても書けない自分です。落ち着いて読まねばならないような場面でも、ツイ流し読みをしてしまい、慌ててもう一度丹念に1行ずつ読み直すことも多いのです。

若者の活字離れが続く中、映画会社が洋画の字幕づくりに苦慮しているという報道を目にしました。戦前の字幕は最大13字3行並べていたのが、戦後10字2行と一度は少なくなり、再び13字2行に戻ったのだけれど、ここ数年は13字の字幕が読みきれない若者が増えているというのです。業界では10字前後に減らしたり、吹き替えが急増しているそうです。落ち着いて読むことも大切ですが、瞬時に読みきることも1つの能力だったのでしょうか。

線種を変えたいのに変えることができません
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