蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

どこか・とおくへ・いきたい:アイヌモシリを疾走/根室、納沙布岬、霧多布湿原(9/16)

2012-09-25 16:59:58 | 車でブラブラ

16日、泊った旅館では朝食が準備されていた。

朝メシ喰ったら、変に落ち着いてしまって、日曜朝の情報番組を見ていたら、9時を廻っていた。
納沙布岬のイチャルパは10時から、だったハズ。まぁイイか。

9時半、取りあえず、宿を出る。150 誰も歩いていない霧多布の街。

151 霧多布の街は島にあって、この橋と繋がっていた。

152 霧多布の港方面。

153 道道142へ進む。

154 湿原沿いの道。

156 この道は北太平洋シーサイドラインと呼ばれているらしい。

157 沼のそばで朝食中(?)のお馬さん。

158 初田牛(はったうし)の駅に出て来た。

159 上下合わせて1日にたった9本です。

161_2 道道142をそのまま進む。

162 道道142をズッと進む。

163 浜松海岸のPA。

164 浜松海岸の太平洋。

165 根室手前の大農場。
166 前日とは違ったルートで根室に入る。

167 道道35沿いの沼。オンネ沼と言うらしい。

168 歯舞の街。

169 遠くに見えるのは納沙布岬の灯台かと思っていたが、オーロラタワーと言う施設だった。

納沙布岬、11時半着。

170 アイヌにやっつけられたのは71人だった。

この墓石は近くの浜に打ち上げられていたそうだ。

171 墓石を作ったのはニホンジン。和人殉職墓碑となっている。一応殉職と言う事ですかねぇ。

172 蜂起の時、アイヌに同情的な和人の何人かはコロされなかったそうだ。

ホンの1時間ほど前になるハズだが、ここでホントにイチャルパをやったンだろうか。それらしきモノは残っていなかった。まぁイイか。

周辺は、「返せ!北方領土」の看板だらけ。
「納沙布岬」と書かれた標柱の先端にも「返せ!北方領土」、土台にはどこかの右翼団体の名前。
ここはニッポンの右翼が全てお集まりの様子。

174 どこかの団体が掲揚していた日章旗。端が千切れてます。右翼サンもダラしないですなぁ。

ナンカ気分が悪くなって来た。

175 その横に流木を海獣に見立てたモニュメント。こんな中でのおフザケは大切です。

近くにいた海上保安官に「納沙布岬」の公式の標柱はどれか訊いてみた。
「これじゃないですかねぇ、根室市と書いてあるし」

今日は岬の灯台を公開しているそうで、海上保安官が何人か案内に出ていた。

176 近くではコンブ干しの作業中。

178 取りあえず、岬の先まで行ってみよう。

これでワタクシ、この国の北端と東端を究めた(?)事になる。

179 ついでに灯台に入って見た。

180 急な階段を上がる。

中にも海上保安官がいて、色々説明してもらった。

ホンの3キロ程先に見える、ピョコンと飛び出た灯台が貝殻島の灯台で、建てたのはニホン、今はロシアのもの、とのこと。
「稚内からはサハリンへ定期フェリーがでてルのに、なんで納沙布からクナシリへはフェリーが出てヘンの?」
「サハリンはロシアのモノだと認めていますが、北方4島はニホン固有の領土で、ロシアは不法占拠しています、そこへフェリーを通わす様な話を持ちかけると、ロシアの領土だと認めることになります、だからそう言う事は出来ません」
「ニホンの固有の領土なら、話なんかしないで勝手に行ったらエエやン、国内なんやから」
「そんなことしたら、撃って来ますよ」

ホゥ、エライ怖い話し。

181 しかし、ここは東端国境の観光地、土産物屋、食堂が並んでいる。

1時間程いたが、もう帰りましょ。

帰りは道道35のオホーツク側を行く。

182 お馬さんが群がってます。

183 牛さんもおくつろぎ中。 

184 北方原生花園はポニーが放し飼い。そこらじゅうバフンだらけ。入る気しません。

185 昨日のノッカマップ。建物の向こうにケウタンケの丘が見える。

131 根室の姉妹都市の一つは、セベロロリスク。これはニホン固有の領土ではない千島列島にある街だそうだ。ナンカ複雑ですなぁ。

186 13時過ぎ、北方四島交流センターに立ち寄った。

樺太と千島列島の歴史とは、ニホンになったりソ連になったりで、ホンマややこしい。
ナンデ、国際法上、四島はニホンのモノなのにロシアが不法占拠したままで、誰にも咎められないのか。
ナンデ、何度もこの問題を解決して平和条約を締結しましょ、と双方のトップがお話ししているのに何も変わらないのか。
ナンデ、国民の多くが返還要求に署名し続けているのに戻って来ないのか。

そして、そんな騒ぎの中で、昔、そこに住んでいたアイヌの事など、完璧に忘れさられている。
ワタクシは叫びます、「北方4島をまずアイヌに返せ!」
しかし、ロシアのアホからも叫ばれたりして、「北海道をアイヌに返してやれ」
アイヌにとっては、ニホンとロシア、結果としてどっちが良かったンだろう。

187 14:45、温根沼の橋を渡ると根室とはサヨナラだ。

188 昨日同様、R44を道道123へ。

189 右折して霧多布湿原へ。

191 15:45、霧多布湿原に木道が伸びている。

190 振り向くと直ぐそばに太平洋。

192 木道を歩く。

193 10分足らずで終点。

194 売地があるらしい。買うても何したらエエンやろ。

誰もいない。水鳥、昆虫も見えない。ワタクシひとり。9月連休の日曜日、北海道はこんなに寂しい所なのだろうか。

静かだし、死ぬにはイイ場所かも知れない。

195 フト見ると、トリカブト。これの根をかじれば死ねるかも。しかし、もう少し生きときます。

196 16:15、少し走ると展望台があった。


197 霧多布湿原と霧多布の街方面。

198 振り返ると太平洋。こんな関係の風景ばかり。

その後も道道123を進み、厚岸でR44へ。

18時前、釧路のホテルへ無事到着。

明日は天気が悪いらしい。しかし、小樽でフェリーに乗るのは22時。

それまでどないして時間、潰そ?


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