24日、今年5回目の信州・雪山通い、降雪はなく、前々回の様に中央道に移り損ねる事もなく、前回の様に事故による通行止もなく、安曇野で高速を出た後も雪はなく、カラカラの道を走り定宿に着く。
ドンヨリとしたゲレンデ。
木々にまとわりついた雪は溶け落ちている。
鵯峰も先週とは異なり、半分黒く、さま変わり。
馬ノ背コースはナゼか閉鎖。
しかし、鐘の鳴る丘まで下って登り返し、最後のリフトに乗っていると、馬ノ背開放のアナウンス。その後4回往復して初日は終了。
25日、最初は前線の影響を受け、午後からは低気圧が近づくとの予報。定宿の若オカミに、乗鞍目指して行けるトコまで、と告げて宿を出る。
9時20分、林道着。栂大門から登ってくる大柄の人物が見える。別にハクジンが二人やって来て登る準備を始めた。しかし、これまでの様にハクジンで溢れてはいない。自然にホッとする。
林道は最初圧雪されていたが、最初のショートカットを登った先は、雪で埋まったままになっていた。
誰にも遭遇するコトなく、視界に誰もおらず、10時15分、成城大小屋着。
相変わらずドンヨリした天気。
天狗原の登りまで来ると、時々青空が広がる様になった。
真っ直ぐに登っていたが、段々つらくなり、左方向へ斜登のトレースを辿るが、これはどうも天狗原の祠をパスするモノらしく、右方向へ方向転換し、傾斜の落ちたガチガチの斜面を登る。追いついて来た大柄のハクジン(?)はそのまま登っていった。
11時40分、天狗原着。周りには誰もいない。
乗鞍の斜面を登っている人もおらず、トレースも見えない。先程のハクジン(?)はどこへ行ったのか。
斜面は硬く、急になるに従ってシールが効きにくくなり、フン!と気合を入れてエッジを喰い込ませないと、滑り落ちそうでコワイ。
ハクジン(?)はどこかで休憩していたらしく、ゆっくり追いついて来て、最後に左へ切り返す箇所で追い抜いて行った。
ここ数年、頂上平坦部は雪が風で飛ばされ、ハイ松がむき出しになっていたが、今年は雪の平原になっていた。
13時前、頂上ケルン着。風は例年通り強い。
しかし雪で覆われているので、ケルンを風除けにしてシールを外し、そこからすぐ滑っていくコトが出来る。
斜面は硬く、圧雪されたゲレンデ並みと思っていたが、写真を撮った後クラっとなって、シリモチをついたら上体がめり込んでしまい、スクッと起き上がれなくなった。
しばらくは穴に落ちたタヌキ(?)の如くモゴモゴしていたが、結局は一旦板を脱いで四つん這いになり、やっと立ち上がる。ナンカ情けない。
天狗原からは南寄りにガチガチの緩斜面を下ったが、ダケカンパの乱立する斜面に入った途端、ガスが出てきて下が見えなくなった。
また数日前、雨が降ったのか、斜面全体に縦ミゾが出来てデコボコになっている。
縦ミゾにつまづいてダケカンパに激突するコトはないが、とにかく左方向へ滑ってダケカンパの森を抜ける。
13時40分、自然園に降り立つ。雲の切れ目から大雪渓上部が見えた。
その先は南俣の谷に下るつもりだったが、もうしんどくてヤメ。
自然園の小屋の横を抜け、雪に埋まった林道に出て、後は引力に任せダラダラと林道を下り、14時10分、栂の森カフェテリア着。缶ビール休憩して、終了。
26日もまたドンヨリしている。
馬ノ背は閉鎖。その後開放されるのでは、と期待したがズッと閉鎖のままだった。
天狗原辺りまで雲に覆われている。
栂の森~ハンノ木~鐘の鳴る丘往復するコトにする。
鐘の鳴る丘ゲレンデ上部にある、落倉旅館街へのコース。
40年以上前、登山グループの友人に誘われて栂池に滑りに来た時、宿泊はその友人が懇意にしていた落倉の民宿だった。
行きは民宿の主人に、車で送ってもらったハズだが、帰りはこのコースを通ったハズ、しかし思い出せない。
今はどうなっているのか。圧雪されていないし、踏み跡は直ぐ先で止まっている。下るにつれ落倉とゲレンデの間の谷が深くなるので、間近な所で対岸に渡らないといけないハズだ。
近くのリフトのオジサンは、最近使っているのを見たコトがない、と言っていたが、一度シール携行でハイキングしたら面白いかも。
一人¥500.-の、連結したソリ滑りを楽しもうとしている若者たち。これ、準備にかなり時間がかかるのか、ワタクシがこのスロープを滑り始める前から並んでいて、リフトで登り返して来た時もまだ滑り出していない。滑り出したらアッという間なのに。
再度鐘の鳴る丘まで下ってくると、3人組のお嬢さん達が写真を撮り合いしていた。
午後になると下では雨、上では雪。いずれにせよ、ボトボトになるので、5往復して終了した。
27日、車に雪は大して積もっておらず、直ぐに出す事が出来た。
姫川源流辺りから雪が激しくなり、青木湖を過ぎるまでは、2月の信州らしい景色になった。
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