蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

快晴、微風の天狗原で、頭のテッペンを日焼けした後、松川村美術展を観て帰る

2019-03-24 23:36:34 | 山とスキーでブラブラ

3/19は、前週の様な霧もなく、積った雪もなく、しかし佐野坂を過ぎると、各スキー場は下まで滑って降りれる程度の雪は繋がっており、栂池・定宿の大ダンナのハナシでは、週末にチョット降り、しかも寒い日が続いたとの事。
宿にとっては、麓には雪がなく、ゲレンデに雪があれば理想的(?)、まぁ客もそうだけど。

 鐘の鳴る丘も、まだまだ充分な積雪量。

 丸山ゲレンデも充分な積雪で、整地された緩斜面が大好きなワタクシは充分に楽しい。

 栂の森のリフト乗り場のアナウンスが、なにかガヤガヤ言っている。

近付くと係員のオジサンが出て来て会釈、ストックを落とした人がいて、上まで持って行って欲しい、とのこと。ワタクシ、快諾し受け取る。OGASAKAのカーボン製、グリップ1つ分、ワタクシのモノより長い。持ち主はそこそこの長身か。
今乗った客に預けた、との再アナウンスが場内に流れる。ナンカお騒がせな状況。
何年か前も、ファットの板を持って上がったことがあった。上では板より“ファット”なハクジンのオバサンが待っていた。「センキュ~」
さて今回はナニモノが待っているのか。

上では、ストックと同じOGASAKAの板を履いたオジサンが、手を振っていた。黒ずくめで、ワタクシより大分若く、見るからにチャンとスキーレッスンを受けた、正統派スキーヤーと言った感じ。短く礼を言って見事なフォームで滑って行った。 

 空が少しドンヨリして来て、白樺ゲレンデには、スキーを始めて間もない様子の、若い女性が二人、何かモタモタしている。
願わくば、“ファット”なオバサンではなく、スキーの上手いオジサンでもなく、こんな初々しい女性が落としたストックを持って上がりたいモノだ。

 3/20早朝、宿から眺めるモルゲンロート。

 申し分のない晴天。

 ロープウェイは10時の便。

 10時20分、シールを貼って出発。どこに設置するのか、案内(?)、注意(?)看板を背負ったグループが、ワタクシの横を通り過ぎて行く。お疲れさんです。

 10時55分、天狗原への登り。先を行く男性は、その先を行くカノジョ(?)、ヨメサン(?)のスキーなのか、もう1本、板を背負ってシール登行している。お疲れさんです

 12時10分、天狗原着。珍しく微風、快晴、サイコーです。

祠を挟んで、若い女性ボーダー二人組と若い男性単独スキーヤー。別々に登って来たらしいが、知り合いらしく、歓談中。
乗鞍への斜面には10人程が取り付いている。 

 風はないが、北側の岩陰に移ってドカッと腰を下ろす。

天狗原の北端辺りでは、看板を背負って登っていたグループがウロウロ、何やら作業(?)をしている。ゴクロー様です。
相方♂が、相方♀のスキー板を担いで登っていたアベックが到着、ゴクロー様です。

12時半、降ることにする。

 雪は重いが、緩んでいて滑り易い。それでも数ターンするとフラフラ、ヨロヨロになり一旦停止、嗚呼ナサケナイ。

13時、林道に戻る。

 ロープウェイの駅方向から、家族連れボーダーが下って行った。若いパパが、お子ちゃまが暴走しないように、ベルトで後ろからコントロールしている。それを若いママが撮影している。今どきのシアワセな家族の、微笑ましい(?)光景。

 あまりにも穏やかで、、サッサと下る必要もないので、しばらく腰を下ろし、ボォ~っとする。

その後、林道はショートカット、ゴンドラ駅ウラへ出る谷を下ったが、雪は今までより1m分(?)少ないためか、谷筋が埋まりきっておらず、何度もキックターンせざるを得なかった。

 13時半、やっとゴンドラ駅ウラの林道着。

その夜、宿の風呂で頭を洗おうとしたら、テッペンに何か違和感。触るとヘンに痛い。しかしこれはよく考えると、以前からちょくちょく感じたことがある違和感。

夕食時、若オカミから、顔が真っ赤だと言われた。そりゃあ、白銀の世界であの晴天で、一日いれば焼けますよ、と応えて、フト思った。この日は暑く、天狗原に着くまでヘルメットを脱いでいた。帽子は被らなかった。頭のテッペンも焼けているのではないか。
そして若オカミに確認して貰った。料理をサービスしに来た若オカミは、椅子に座っているワタクシを後ろから見て、「アハハハ、テッペンも真っ赤ですよぅ」

床屋へ行って髪を切って貰った後、必ず散髪屋のオッチャン、鏡を開いて「これでいいですかぁ」と後頭部を見せにくる。カット具合はそれでイイのだが、10年位、いやもう少し前から、テッペンが異様に薄くなって行くのが気になっていた。

会う度に「アンタ、またシラガ増えたねぇ」、とは昔から度々言われていて、ハゲよりマシだとズッと思っていた。
それが薄くなってきて、今や頭皮が真っ赤に日焼けする程、髪は無くなっている。
ナサケナイが老化は仕方ない。正面から見ると判らないが、後ろから見られて笑われても仕方ない。
それにしてもテッペンが日焼けするとは。今後はキチンと帽子を被るしかない。

 3/21、朝は雨。かなり本格的に降っている。予報は昼前に止むとか。

止みそうなので、着替えて出ようとすると、また本格的に振り出す。そういう事が何度か続き、結局、鐘の鳴る丘に出たのは12時半を過ぎていた。

 そこそこ風は強いが、ゴンドラもリフトも止まってはいなかった。

 見えている山稜の向こうは、大雪渓~松川、その先の八方尾根は雲に隠れている。

14時前、閉る直前の馬の背へ行ってみる。
直ぐ親子3人連れが追いついて来た。若いママは、学生の頃、スキー部で頑張っていた感じの仕草で、モーグルレーンを軽快に下って行く。後ろはパトロール員のみ。コースを閉めての最終チェックらしい。

ワタクシ、ノロノロと下り、白樺ゲレンデの手前で休憩。フウフウ、ゼイゼイしながら見上げると、パトロールのオニイチャンがワタクシを見守っている。先に行ってイイよ、と言うと、学生アルバイトのような若いパトロール員は、最後に滑り降りる決まりなんです、と応えた。確かにそうしないとパトロールではない。結局彼はロープを張り直したりして、白樺ゲレンデに出るまでワタクシの後ろにいた。

 3/22、松川村美術展に寄って帰る。

 数日前、作品を出展している、写真家のSさんから案内ハガキを貰っていた。

 この日は今までより来場者が多い様に感じた。今年で6回目だとか。認知度が増えつつあるという事か。イイことです。


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