設計事務所からの報告では、安曇野・山小屋は、12月になって外壁板貼工事が始まったらしい。
そして12月20日には塗装が始まったとの事。
その後、足場も外されたらしい。
しかし人手不足で、工事は遅れ、完成引き渡しは2月にずれ込むらしい。
安曇野近辺では、他にも建築工事はあるハズだ。多くは子育て世代の大きな家、これからの世代の快適な生活を維持する家だから、優先してあげないといけない。
片や、ワタクシの山小屋は、タタミも床暖房も豪華なシステムキッチンもない。造作家具も収納も建具もない。工務店も住宅設備会社も儲からない。色々、後廻しにされても、仕方ない。
周囲に点在する別荘にはありがちの薪ストーブもない。中房温泉からの温泉も引いていない。
要は、豪華、快適な機能、設備はない。ワタクシが“孤独死”する家とも言える、そんなモノは不要と決めた。
そして、急かすとイイモノは出来ない、ここは現場業者の都合に任せるしかない。
しかしそうなると、この部屋にまだしばらくは居ないといけない。
この“低所得者救済マンション”は、建ってからもう30年以上、益々古くなって次々と問題が露呈して来ている。
11月半ば、またユニットバスの天井から水漏れ発生。ウラを覗くと、昨年と同じ所からシズクが垂れている。
天井裏には水が溜まっている。
隣のトイレの巾木の上には水が浸み出している。
このマンションでは、毎年12月の初め、雑排水管の洗浄を行っていて、昨年はその後水漏れが発生した。
しかし直ぐ止まったので、管理人には連絡しなかった。
今年はそれが数日経っても止まらない。
いよいよ管理人に連絡するか、と思った時、管理人がやって来た。
「水漏れしてませんか?」「今、漏れてますよぅ、2日程前から」
管理会社の担当者と業者が、問題箇所を確認していった。
“事件”は階上の部屋で起きたとか。雑排水の本管とその部屋の枝管との継ぎ目から漏れ、それが階上の床に溢れ大騒ぎになったらしい。
トイレの点検口から覗くと、階上床の本管貫通部からも、ポタポタ滴が垂れ落ちている。
雑排水の洗浄とは、シンクの排水口から高圧水を噴射して、管内を吹き飛ばすそうだ。多分、昨年の漏れは、その高圧フラッシングのショックで、階上の部屋の継ぎ目が一時的に開いたのかも知れない。
それが1年弱経って、一時的ではなくなった(?)、直前地震もあったし。
階上の修理は2日後の月曜らしい。
その費用は、溢れた付近の壁、床の交換は当然、その工事に伴って壊され復旧される諸々も、管理組合が加入している保険で賄われるそうだ。
そして、「お宅のユニットバスとトイレの壁も全て、保険で直りますよ」、と業者は言った。
「ウチは漏れが止まったら、それでエエンですけど、どうせ来年出ていくし」、と返事したが、「どうせ保険で直るンやから、直しといたらよろしいやン」、確かにそうだ、息子、娘の実家でもあるし。
階上の修理工事の翌日、漏れはピタッと止まり、その翌日、ユニットバスの天井も乾いた。
ウチの工事は、保険の査定が出てからで、来年になるそうだ。
12月の中頃、パソコンのキーボードが、遂にウンともスンとも言わなくなった。
このキーボードはワイヤレスで、単三2本で動いているが、使い始めて数年後で電池が切れ、その後入れ替えても数日で切れる様になった。
コールセンターに連絡すると、キーボード本体が壊れている、純正品はまだあるが高価なので、量販店で売っている汎用品を使ったらどうですか、USBに繋ぐだけですよ、それとも使わない時は電池を抜くか、と言われた。
それなら取りあえず、電池を抜きながら使うコトにした。
しかし、ウッカリの抜き忘れがしょっちゅうあって、¥100ショップの単三が見る見るウチになくなっていく。その時点で汎用品に替えれば良かったのだが、愚かにも充電式の単三を導入してしまった。
なるべく抜く様にして、切れれば充電しておいた予備を入れる。それがルーティンワークとなった。
それが電池を入れ替えてももう、ウンともスンとも言わない。いよいよ汎用品に交換するしかないか、と覚悟した時、気が付いた。
NTTか何かのポイントが溜まっていて、それでワイヤレスのキーボードとマウスをタダでゲット、部屋の隅に箱のまま転がっていたのだ。
純正品はパソコンの近くに裏返して置いて、CONNECTボタンを押す、となっていたが、タダでゲットしたヤツは、レシーバーのピースをUSBに差し込むだけ、動かす単三1本も付いていた。
もっと早く使っておけばよかった。相変わらず、愚かなワタクシ。
その後、いよいよシンクの水栓からの漏れが激しくなり、修理を決意。まだしばらくは使う訳だから早く直さないと。
漏れているのは、スゥィングするパイプの根元と、水栓本体。水栓はギギギギ、ギュウと締めないと先端からポタリ、ポタリ漏れる。
それと、このパイプの先端の曲がり部分。勢いよく出すと、ビュ~ッと吹き出す。最初吹き出した時は、思わず笑ってしまった。
この部分は、多分震災の時にモノが落ちて来て、打痕があった。そこから吹き出したのは、12月の初め頃。勢いよく出さなければイイので、放置していた。
まず水栓の部分のパッキンを交換。
この交換キットは税抜き525円。
コマのパッキン部分の厚みは、半分にまで減っている。
ついでに周辺のゴミ、汚れをハブラシで落す。
これで、キュッと捻るだけで、先端からのポタリポタリは止まった。
次はスゥィングパイプの交換。
根元のナットは、スパナの一番大きな箇所でも入らない大きさ、ナンデ?
仕方なくナット部をウエスで巻いて、プライヤーをガバっと開いて両手で掴み、グッと廻すと緩んだ。
このパイプ、ステンレスだと思っていたが、鉄だった。内側は猛烈にサビてボロボロ。腐食で穴が開いても当然。
これを提げてホームセンターで合うモノを探しに行く。
税抜きで1680円のスタンダードタイプ。
ホームセンターのオニイチャンの話しでは、径は合うが、ナットのピッチは違うかもしれないとの事。
旧品と較べると、デザインも出口の高さ、長さも大分違う。まぁイイか。
やはりナットのピッチは違っていた。一山から二山位しか引っ掛からない。
しかし、思いっきり栓を開けても吹き飛ぶことはなく、漏れも一切なし。見た目は貧弱だが、取りあえずこのまま使う事にする。
これで’16年の修理はオワリ。
30年以上経ったマンション、昨年は洗面台の照明スイッチが壊れて、同じモノは手に入らず、仮付のスイッチ、今年も仮付の水栓パイプ。いずれはゴソッと新替え、リフォームしないといけない。
しかし、それをヤルのはワタクシではない、それは確かだ。
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