蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

SEPTEMBER IN THE RAIN

2019-09-13 17:53:44 | 信州安曇野での出来事

~The leaves of brown came tembling down, remember In September in the rain~

英語詳しくないので、よく判りませんが、この歌は恋愛中の9月の思い出を、春に歌った失恋ソングらしい。しかし、9月に “The leaves of brown” が “tembling down”していたと言うのは、いつの時代のどこの国のハナシなんだろう。

今日び、極東のこの国の、標高600mの森は青々としており、9月の雨の中、萩が満開。

9月の雨の中、The leaves of brown” は “tembling down”していないが、茶色のキノコが生え競っていた。
コイツが小屋の北側の日陰に初出現したのは昨年、同じ様に長雨が止んだ朝だった。菌と言うのは、気が付けば出現しているモノなのか。

しかし、これは喰えるかどうか判らないそうで、チョットした刺激を求めて“挑戦”する、猛者と言うかオッチョコチョイが喰って、事故沙汰になるらしい。大体、この時期、こんな具合に生えるキノコは、喰えないのが多いそうで、「地面に勝手に生えるモノは、何でもかんでも喰うもんじゃないズラ」と、杣人・Mさんは言っていた。
確かに農産物直販所へ行けば、シイタケがナンボでも安く手に入るので、ワザワザそんな“冒険”をする必要はない。

前月後半は雨勝ちの日が続き、一気に涼しくなって、夏は終わったと思っていたが、9月になって又暑くなった。
と言うか、まだ9月、暑いのはアタリマエ。

庭では相変わらずコオロギとアマガエルが、ワタクシが一歩踏み出すタイミングで、ピョコビョコ跳びまわって、コオロギは部屋の中でも跳びまわっている。

9/3深夜、酔いつぶれた後、蘇って皿洗いをしようと、ふとシンクを見ると、ナント、縁にアマガエルがいるではないか。3センチ程の大きさ、どこから入ったのか。
取り合えず放り出そうとして、火ばさみ片手に近付くと、ピョォ~ンと床へ飛び降り、その後ワタクシをおちょくる様に、一歩近づく度、ヤツはピョコンと飛び、気付けば玄関土間まで来ていた。扉を開けると暗闇へ、ピョコピョコ消えて行った。「夜中お騒がせしました」と挨拶もなく。
ナンセ周囲にはウジャウジャいるので、入って来られても仕方ない。杣人・Mさん宅では、居間ででもピョコピョコ跳ねているそうだ。

しかしカエルならまだしも、近くの家ではマムシがいたらしい。ネコが咥えて帰って来たとか。
いずれにせよヤバい、エグいハナシだが、そんなヤツラと一緒に生息していることを覚悟しないといけない。

ところでこの夏、クマは出て来なかった。

そして茶トラのノラも見なくなった。
この茶トラは、ここへ完全引っ越しして直ぐ現れた。北隣の森の中をカサカサ音を立てながら歩いていた。メスらしく、お腹が大きかった。
夏の暑い午後、東側の日陰でうたた寝していた。
燃えるゴミを出し戻って来ると、浄化槽の上で朝日を浴びて寛いでいた。
秋の交尾期、クロのオスに追われクヌギの幹を駆け登っていた。クロは庭で作業しているワタクシに気付き、来た方向へ逃げて行った。茶トラはゆっくりクヌギを降り、クロが去った方向とは逆方向に走って行った。
明らかに我が小屋周辺をナワバリにしていると思っていた。

その茶トラが全く姿を見せなくなった。
黒に茶が混じったブサイクな3本脚は冬に死んだが、茶トラのメスも死んだのか。彼女が生んだ子猫は元気に生きているのか。
諸行無常、ナムアミダブツ。

7月の初めゴキブリが現れ、その後“超音波式害虫駆除機”なるものを取り付け、もうゴキブリは何処かへ逃げ去ったか、と思っていたが、9/4深夜、風呂場に現れた。ナゼかノソッとしたヤツで、大人しくワタクシに捕らえられた。
この“超音波式害虫駆除機”なるものは、風呂場入口の横に置いていた。しかしゴキは風呂場に現れた。
ただ、2ヶ月振りだ。昨年までは月一という感じだった。それなりに効果はあるのか。

9/5、ガレージではコオロギが鳴き始めた。数匹で競っているらしく、そこそこうるさい。