アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「枕投げ」をオリンピック種目に!?

2011年12月24日 | Weblog
サルカニ合戦が日本だけの昔話ではないと分かった時は衝撃を受けましたが、「枕投げ」が、欧米人にもウケることを知って、笑わせていただきました。

 「ピローファイト」のことかって?ピローファイトは、枕で叩き合うゲームです。いわば、「マット・フェンシング」。それって、ドラえもんとのび太が、布団を丸めてお互いを殴ったアレかって?そ、そのあたりは詳しくないです。ともかく、ピローファイトは、日本でいうところの枕投げとは違います。

 欧米で枕投げがあったのかって?
 CA(キャビンアテンダント)の話題は、しばしば取り上げてきました。ホスピタリティあふれるCA、怖ささえ感じられるCA、「大丈夫かー?」と心配になる年寄りのCA…。この度は、(映像で見た)おもしろいCAについてです。

 ルフトハンザ航空の立派な体格(推定ですが、身長180cm、体重90kg)の女性CAが、機内で枕を配っておりました。その配り方が、実に興味深いものでした。な、な、なんと、「ポイ、ポイ、ポーイ」と、投げて配っておりまして…。日本では、ものを投げて渡すなどとんでもないことなのですが…。

 乗客の一人がその枕を投げ返した!おそらく、「枕を、投げて配るとは何事だ!きちんと手渡せ!」ということだった?真相は、そんな深いものではなく、軽い気持ちで、バレーボールの感覚で投げ返したのでしょうけど。
 CAは委細かまわず、ポイ、ポイと配っておりました。投げ返す乗客がどんどん増えていきました。CAも負けずに投げる。乗客は投げ返す…。
 CAは、微笑みを浮かべながらの応戦。激戦化するにつれ、微笑みは、大笑いに変わった。完全に、枕投げを楽しんでおりました。
 やがて我に返り、笑いながら退散。その姿に乗客は拍手喝采。万雷の拍手喝采!

 …おもしろい!実におもしろい!ルフトハンザ航空のCAだからこのような、みんながハッピーになるよう演出してくれましたが、他社のCAだったらどうなったか?日本の航空会社以外のCAなら、枕で負けたら、腹いせに武器を持ち出すんじゃないか?

 枕投げは、一度や二度は経験があるでしょう。ルールってなにかあるのかねえ?砲丸投げや、槍投げと違って個人競技ではない。相手があって戦うわけで…。得点もなければ勝敗も曖昧。6人制とか9人制とかの競技人数もいかにも不公平。「1人のCA VS 乗客の大多数」とかで平気で行われる。スポーツマンシップ?…ないなあ。差別用語が飛び交い、罵詈雑言も言いたい放題。
 これは新しい発見です。競技のようで競技じゃない。スポーツのようでスポーツとは程遠い。しかし、「枕投げ」という実に普及した名称を持つ。オリンピックの種目になるように、ルール整備してはどうかねぇ?

 勝敗はどう決めるか…素晴らしいモデルがあるじゃないですか。負けたら、ルフトハンザのCAのように大笑いしながら退場。勝者は、拍手喝采万歳三唱!
 金メダル争い…日本の大敵はドイツですね。ルフトハンザのCAを代表に送り込んでくるでしょうから。