アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「追随」の読みって…「ついしょう」?

2013年09月30日 | Weblog
 現職時代、テレビに2度出演したことがありました。しかし、それは、私のクレジットではなくぅ…いわば脇役。
 定年退職してから、ひょんなことから、主役でテレビ出演。お宝を鑑定する番組なんですがね。言い訳する必要はないのですが、私から、「出たい」とテレビ局に連絡したのではなく、テレビ局から、「出てください」と、連絡してきたのですから。ホント、ホント!

 何度か書きましたが、あの番組は、あくまでバラエテイ番組です。なぜそう思うようになったか?古いものには、「真相がわからないもの」が、多いのです。それで、番組をおもしろくしようと思えば、どのようにも言うことができる。
 「いい仕事してますねえ!本物に間違いありません!」
 「まったく下手ですねえ!こんな稚拙なもの、めずらしいです!」
 まっ、鑑定士のユーモアのセンス次第で笑わせることができるのです。

 バラエテイと割り切ればそれでいいのに、この鑑定番組をケチョンケチョンに切ったローカル・ラジオ番組がありました。
 そのラジオ番組、パーソナリティーは元歌手で、苗字は、「北海道の馬産地」。名前は、「晤郎」。えっ?「日高晤郎(ひだかごろう)だろう!」って?そんなこと書いていません。北海道の馬産地が苗字で、名前が晤郎としか書いていませんので。

 そのパーソナリティーが、お宝鑑定番組について・・・
 あの番組は、なんだ!小汚い茶碗に50万円の値段をつける!ふざけるのもいい加減にしろってんだ!名前など知らないが、あの着物を着た鑑定士、もっともらしいことを言っているが、事前に誰かが書いた台本を読んでいる。なぜそれが分かるかって?
 「いい仕事してますねえ!他の『ついしょう』を許しませんねぇ!」と、言いましたねえ!これは大変なことですよ!台本には、「他の追随(ついずい)を許さない」と、書いてあったんでしょう。「追随」を、「ついしょう」と、読んだ。自分が書いたものを読んだのではないことが分かります。

 ここまでこき下ろされては、中島誠之介さんも可哀想。
 「ついしょう(追従)」の意味は、「他人の気に入るような言動をすること。こびへつらうこと」です。ですから、本気で、「他の追従を許さない」と言ったとすると、「他人が、こびへつらうことを許さない茶碗…」と、いうことですから、大変なことというより、意味が通じない。

 北海道の馬産地の人の逆鱗に触れると大変です。ローカルとはいえ、ラジオでこき下ろされてしまう。お追従を言っておれば火の粉はふりかかってこないでしょうかねえ?

「こんちは」の根治は…

2013年09月29日 | Weblog
 「こんにちは」と、「こんにちわ」、どちらが正しいか?「こんにちは」が正しいことは赤ちゃん以外は皆さん知っている。しかし、どうして、「こんにちわ」は、ダメなの?と質問すると、多くの人が返答に詰まり、「決まり切ったこと聞くなよ!」という視線を返されます。

 うんちく屋さんは、「今日はよいお天気ですね」と言うべき所を、「よいお天気ですね」の部分を省略した形。だから、「こんにちは」なのです。と、きっぱり言いますねえ。私もそれに賛成ですけどね。

 「こんにちは」の「は」は助詞(副助詞)ですから、助詞の「は」は「ワ」と発音されるが、表記する場合は「は」とする。後段を省略したウンヌンもいいのですが、これ(「は」は「ワ」と発音)でも、説明になっています。

 ここで質問が来そうですね。助詞の「は」は、なぜ「ワ」と発音されるようになったのか?にこやかに答えよう。それは、古くからの慣習です。

 「こんにちは」を「こんちは」と言うオヤジが多い時代がありました。意味はもちろん同じなのですが、俗語としての意味がありました。なぜ過去形で書いたかって?・・・実は、調べても、俗語の「こんちは」が出てこないのです。つまり、この世から消滅した?

 「こんちは」は、力士(相撲取り)の付け人が、対戦相手の部屋を訪れて、「こんちは!あのう、明日の一番ですが、勝ちを譲っていただきたくお願いに上がりました…」と、勝負の打ち合わせに行く。その時に、「こんにちは」ではなく「こんちは」と、相手の部屋に入っていく。つまり、「こんちは」は、いわば八百長相撲の符丁でした。
 現代は、メールで八百長の取引をするようですがね。メールでは、味気ないですよ。やはり、八百長は「こんちは」でしょう!

 金銭が絡まない「八百長もどき」で有名なのは、「若乃花VS貴乃花」。貴乃花がなぜか突然足を滑らせて、お兄ちゃんが勝ちましたね。大相撲史上に残る、「下手な演技」でした。同じ部屋同士だったので、訪問する必要がなかったから「こんちは」は、なかった…かな。「あれは、人情相撲だった」とおっしゃる人もおります。「八百長」という言葉は、使いたくないらしい。

 人情相撲かどうかは知らないが、日馬富士が勝てば横綱に、負ければもちろん横綱はお預けという、「大関日馬富士VS横綱白鵬」がありました。白鵬が、突然「カクン」と、膝を落として前へ出るのを止めました。若貴対決に勝とも劣らない下手な演技。 結果は日馬富士が勝って横綱に。横綱になるような実力ではないのに…横綱になってから、金星配給の大盤振る舞い。この責任は、人情家の彼、つまり白鵬にあります。同郷(モンゴル)の後輩に華を持たせようという、日本の相撲をナメた一番でした。もっと、ナメられた大相撲も情けないが。

 相撲界の「こんちは」、メールの普及で廃れました。しかし、人情相撲の「根治は(こんちは)」…廃れない。これからも注意深く見守っていきましょう。

雨の日には河童も合羽を着るかな?

2013年09月28日 | Weblog
 「カッパ(合羽)」と、いっても遠野に住んでいる緑の動物ではなくてぇ、「雨の日に着るアレ」。小学生で、カッパが通じない子が増殖中。「♪合羽からげて 三度笠~」は、やがて消えていくのか。「合羽橋」という地名もあるが…。
 「(雨の日、子どもが着てきたカッパを指して)これがカッパだよ」
 「ばあちゃんは、レインウエアっていってたよ」
 「まあ、かわいげのないおばあちゃんだこと」

 カッパは、ポルトガル語の「capa(外套、マント)」から日本語になったもの。子ども達にそんなことを話しても分からない…。

 カルタ、コンペイトウ、カステラ、ボタン、コップ、しゃぼん(石けんのこと)などは、ポルトガル語からきたもの。誰でも知っているって?赤ちゃんは、知らんじゃろう!

 「1~10」までのことを、「ピンからキリまで」といいます。縮めて、「ピンキリ」。これはもともと日本語だと思っている人もおられるが、ポルトガル語からのもの。

 「赤ちゃんをおんぶする」この「おんぶ」も、ポルトガル語ombroから。元の意味は、「肩、力、強さ」。「肩、力、強さ」なら、間違いなく「おんぶ」です。

 まさか、「テンプラ(天麩羅)」も、ポルトガル語だなんて言わないよねー…アレアレ、テンプラは、ポルトガル語のtemperoからきたもの。意味は、「料理」「調味料」。

 毎朝食べる「パン」。これは、よく知られたポルトガル語。ただ、カタカナで書くこともあり、「英語」だと思っている人も。
 "What did you have for breakfast?"  "I had pan."
 実際にあった、AETと高校生の会話です。高校生はパンを食べたようですが、breadが出てこなかったのかpanと。panは、浅い鍋(フライパンのような)ですから、朝から随分固い物を食べたことになります。

 日本とポルトガルの関係は、「1543年の鉄砲伝来」以来。ピンキリ、おんぶ、テンプラにいたるまでルーツがポルトガル語にあった。
 雨の日に小学校へおじゃましてカッパ談義をしたことで、いまさらながら日本とポルトガルの結びつきを感じました。
 …これって、何かの伏線かって?ポルトガルへ行ってみようかと…。

便利なのはいいが…頭を使わなくなると…

2013年09月26日 | Weblog
 カードケースを整理していたら…未使用のテレフォンカードが4~5枚。これって、使おうにも、「公衆電話」がどこにあるのか分からない。
 歯医者に通っているのですが…このいきさつも話せば長くなるので端折りますが、行きつけの歯科医が生意気なので行くのを止めました。で、大分古くからやっている歯医者に掛かり始めたのですがね。患者の9割方が高齢者。待合室には、「ピンク電話」がありました。「ピンク電話は公衆電話とは違うだろう」って?利用者から見れば、公衆電話と同じです。
 つまり、携帯電話の普及で、公衆電話は撤去の一途。携帯電話を持たない高齢者が通う施設(例えば、私が通っている歯科医)では、公衆電話、ピンク電話は需要があるということ。

 都心の駅では切符の自動券売機も減っているという?どーゆーこと?人間関係希薄化阻止の一環として、切符は対人販売になりつつあるのか?と、思いきや、そうではなく、「ICカード乗車券(Suicaなど)が普及し、切符を買う人が少なくなったから」だという。いいような悪いような…複雑な気持ちです。

 どうして、「いいような悪いような…複雑な気持ち」か?
 便利すぎるから。便利だけならいいのですが…電話も、切符購入も、「頭を使うことが少なくなった」これが問題。
 頭は、「使わなければ錆びます」。錆びが酷くなると、いわゆる認知症ということになる。
 よく電話をかける、家族・友人・知人の電話番号を暗記している人っていますかねえ?かく言う私も全く暗記していない。それどころか、自分の携帯電話の番号が分からない。まして、自分の携帯メールのアドレスなど…覚えていないというか、複雑にしたので覚えられない。
 少なくても、携帯電話が普及する前は、かなり多くの情報(電話番号)を、暗記していました。今は、脳のその部分を全く使っていないわけで…こりゃボケルはずです。

 切符を買うときだって、テンションを高くして注意深く買いました。頭を使わずに切符が買えるとなるぅ…というか、切符を買わなくてもいい…ボケますよ…。
 つまり…携帯電話やICカード乗車券を使いこなす人ほど早い時期に認知症になりやすい…。

弁慶も寂しかった but 見栄も張らなければ…

2013年09月25日 | Weblog
 かれこれ10年、毎朝、体重と体脂肪を計測して記録し続けています。困るのは、計測してから記録するまでに、「あれっ?」と、忘れてしまうこと。それで、計測した数字を語呂合わせにして唱えながら机に向かう習慣をつけています。
 例えば、「体重66.0kg、体脂肪19.3%」の日は、「ろくろくまるの一休さん」てな具合です。意味が解らんって?意味は全くありません。単なる語呂合わせ。

 テレビのCFでは、電話番号の語呂合わせがあります。無理矢理って感も否めませんがね。

 数字の語呂合わせの代表格は平方根でしょう。
√2=1.41421356 (一夜一夜に人見頃…人にも見頃があるという発想が素晴らしい)
√3=1.7320508 (人並におごれや…ケチケチするなってことでしょうか)
√5=2.2360679 (富士山麓オーム鳴く…日本にオームがいるのか?疑問でした)
√6=2.44949 (二夜しくしく…二晩泣いたのか?)
√7=2.64575 (菜に虫いない…我が家の無農薬畑は虫だらけ!)
√8=2.8284271 (ふわふわ世に無い…マシュマロならあるが)
√10=3.16227 (三色に鮒…い、意味が解らん。「サイロに鮒」の方がよかったんじゃないか?意味が解らないって?誰かが、サイロに釣ってきた鮒を入れたんですよ!サイロには水がないので、鮒も困ったことでしょう)
 平方根の覚え方、懐かしい!今の暮らしに役立っているのかどうかは解らないけど、懐かしい。

 円周率も負けてはいない…3.141592653589793238462643383279(産医師異国に向かう産後厄なく産婦みやしろに虫散々闇に鳴く)
 だけど…ここまで覚える必要があったのか?

 数字の語呂合わせで、歌を詠んだ人が居た。
 「八万三千八 三六九三三四七 一八二 四五十三二四六 百四億四百」
 どう読むか「山道は寒くさみしな一つ家に夜ごと身に染む百夜(ももよ)置く霜」。

 これは、弁慶の作なのだそう(軽井沢町観光経済課の「軽井沢案内2013」)。
 源義経とともに、頼朝の追っ手から逃れた武蔵坊弁慶が「一つ家」という地で宿を取り、その逃避行の思いを石に刻んだのだとか。
 弁慶がなぜ数字(漢数字)で?私見ですが、「弁慶」というキャラクター上、「寂しい」とか「せつない」とかは書けなかった。数字で暗号のようにして、心情を吐露した。

「やりなげな態度」か「なげやりな態度」?

2013年09月24日 | Weblog
 私としたことが、「デュラム小麦」を「デュアル小麦」と言ってしまいました。恥ずかしかった…。
 あと、よく言い間違いするのは、「みろくぼさつ(弥勒菩薩)」を、「みくろぼさつ」と…。かなり小さな菩薩になってしまう。

 糸井重里さん監修の「言いまつがい」(ほぼ日刊イトイ新聞刊)…人気があるらしい。

 年齢を重ねるにつれて「言い間違い」がふえてくるわけで…ところが言い間違いの方が正しいんじゃないかと思われる言葉もある。デュアル小麦は全然正しくないですがね。言葉遊びと言えばそれまでですけど。

 「ハーゲンダッツ」を、「ダーゲンハッツ」と言う人が居るのだそうで。ハーゲンダッツは私の嫌いな言葉です。なぜなら、「ハゲ脱」と聞こえるから。「ハゲ脱毛」は、酷いと思う。
 「チンパンジー」を「ちんぱんじん」と言う間違い。これは間違いとは言えないんじゃないか?「珍版人(ちんぱんじん)」ですから・・・。

 「やりなげな態度」と「なげやりな態度」…「槍投げ」か「投げ槍」か?これも、どっちも正解でしょう。
 「コレラに気をつけて」と「コアラに気をつけて」…これも、どっちも正しいかな。ただ、「コアラがどれほど危険な動物であるか」が、問題でしょうか。

 「アンダー・コントロール(制御されている)」と「アンコントローラブル(手に余る)」…安倍総理の五輪招致の時の演説。安倍さんは、言い間違えたわけではなさそう。

 ガソリンスタンドで、「レギュラー満タン」と、「補欠満タン」…えっ?意味が解らん?はい、言い間違いになっていませんね。これ、その昔御紹介した話をもじりました。(バレーボール大会に補欠で出ていた女性が、昼休みに車にガソリンを入れに行った。「レギュラーですね!」とガスステーションの人に言われて、思わず、「いいえ、補欠です」と答えたという)

 「反面教師」と「犯罪教師」…言い間違えたとしたら、意図的でしょう。
 ものしりの人に、「さすがは生き地獄!」と褒めるのは良くないです。「生き字引」と言いましょう。

 「アンタレス」は、さそり座の一等星。「アデランス」とか「アンタデス」ではない。
 「生半端(なまはんぱ)」と「生半可(なまはんか)」…生半端派が多くなると、どちらも正しいことになるのかなあ。えっ?それが生半可だって?

 家人の言い間違いを記録しておけば良かったなあと後悔しています。糸井さんの「言いまつがい」には及ばないにしても、結構おもしろいものがあったから。

今年の流行語大賞 強豪ぞろい!

2013年09月23日 | Weblog
 テレビドラマの半沢直樹が終わってしまいました。結末は、ハッピーエンド…ただ、あまりにも出世間違いなしを強調していたので、「これはひょっとしてどんでん返しか!」と、思ったら予想的中。子会社の証券会社への出向とは。重い結末でした。
 
 日本のドラマにしては結構面白かったです。人を殺傷せずに、「ハラハラ、ドキドキ」させる。絶体絶命の窮地を次々に切り抜けるところが良かったです。最も良くなかったのは、昨夜(最終回)放送の中で、雨でびしょ濡れになったのですが…会社に戻って、頭(髪の毛)だけタオルで拭いていた…。スーツもタイも、か、か、乾いていた!どーゆーことか?洋服は瞬時に乾燥できるが、髪の毛は乾燥できない?

 「倍返し」「10倍返し」…間違いなく今年の流行語大賞の候補ですね。
 あと、あまちゃんの「じぇじぇじぇ」…これは、「倍返し」を凌ぐかも。
 前半に圧倒的な強さだった、「今でしょ」…これは、この時期に流行っていれば大賞だったかも知れませんが、今は大分廃れてきました。タイミングが悪かった。でも、大賞候補であることは間違いない。「アベノミクス」も少々埃を被ってしまいました。
 「お・も・て・な・し」は、どうかって?これも上位には食い込んできますが、「10倍返し」「じぇじぇじぇ」「今でしょ」には及ばない。なぜかって?「おもてなし」は、日本人が日常的に使っている言葉ですから…。

 半沢直樹…中国で人気。中国でも放映しているのかと思ったら、得意技であるインターネット上の無料動画や海賊版DVDを観ているのだそうで…。半沢直樹を違反行為で観るのには目をつぶるから、尖閣に手出しするなよなーっ!

 元都銀、破綻して現在は地銀に勤める知人は…「うーん…、うーん。全くない話とは言えないが…。バブル崩壊の時は、あのレベルじゃなかった。次々と倒産していきましたよ…」…まあ、創作ですからね。「事実は小説より奇なり」実際の方が、会社をバンバン潰したということのよう。

 「金融庁にはオネエ言葉の人がいるのか?」の質問には、笑って答えてくれませんでした。いるわけないよね。

 流行語…これから出て来る言葉が、タイミングとして有利。さて、何が出てくるか?!
 みのもんたさんが、現在の心境を、「100倍返しだ」と、言ったとか?誰に対して100倍返し?ケチな犯罪者を育てた人が、「逆ギレ」してはいけません。「みのる(エガワルのようなもの)が、流行語大賞候補になったりして。

見知らぬ人への挨拶は、何のためにするのか?

2013年09月22日 | Weblog
 毎日トレーニングジムへ行きます。休館日以外はね。ジム内のプールで1時間エクササイズするのが日課。
 約850人の会員が居るわけで、プール利用者にも見慣れない顔が増える。家人は、とにかく誰にでも挨拶する。で、日頃から、「挨拶が大切」としている私なのですが…相手を見ます。つまり誰にでもは、挨拶しません。どーゆーことかと言いますと…プール利用者の90%が女性。女性といっても、「女性だったらしい」人が大半なのですがね。ニューハーフじゃなくて、70歳を過ぎた方々ということで…。失礼だろうって?どーもスミマセン。

 なぜ相手を見るかですが、プールという性格上、男は上半身裸であり、女性はぁ…いわゆる水着。どちらも露出度が高い。その状況で、私(男)から、にこやかに挨拶されたら、「ああ、気持ちがいい。挨拶っていいわね」と、思う人はもちろんいらっしゃるでしょう。反面、「初対面なのに気安く挨拶してくる男って気持ち悪っ!」と、思う人もいる。後者の方が圧倒的に多いと思われます。その根拠ですか?まず、「目を合わせない」のです。「オラオラ、挨拶なんかしてくるなよ!話しかけてきたらぶっ飛ばすぞこら!男のくせにプールへ来るなよ!」というオーラを出している場合が多いのです。

 話は若干逸れますが、プール利用者に容姿端麗の女性がおられます。名前が解らないので、その人を話題にするとき家人は、「あの綺麗な人」と言っています。その綺麗な方が、家人に話かけてきたのだと…
 「あのう、奥様。(私を指して)あの男性は御主人ですか?」
 「えっ、あっ、は、はい。主人です」
 「それで解りました。奥様は、どなたにでも御挨拶されておられますよね。それなのに、あの方(つまり、私)には挨拶されないので、不思議だなあと思っていたんですのよ」
 「はい、主人には、プールでの挨拶は割愛しておりましたぁ」
 この女性、容姿端麗のみならず、「一応大学は出ていますが、英会話が…それで、定時制高校(夜間)に通って(英語の授業だけを選択)いるんですよ。40の手習いです」と。「天は二物を与えず」というのは全くの間違いで、「天は一人に対し無制限に才能を与える」のですね。家人が誰にでも挨拶するのを、注意深く見ているというところがまた素晴らしい。

 で、話は挨拶へ戻ります。顔見知りとの挨拶についてはいうまでもない。
 見知らぬ人への挨拶は、「敵なのか味方なのかを判断するための重要な儀式」。このように判断いたしました。
 儀式が成立しなければ、敵。味方になった女性達とは、文字通り裸のつきあい。飲み会も行っています。利害関係がないので気楽。気楽なのに、「連帯感」が強い。男が極少数ということをのぞくと、このグループの飲み会が楽しいです。

頼りない男でも、連れて行った方がよい

2013年09月21日 | Weblog
カッパドキアで、新潟大の女子学生2人がナイフで刺された。2人とも4年生で、就職先も決まっていたという。悲しい出来事であり、御家族の心情は察するに余りあります。
 数年前、カッパドキアへ行ってきましたので、事件が起きた場所については、すぐに見当がつきました。数キロメートルに及ぶ散策コースがあります。このコースは、団体旅行の人は行かない。危険だからではなく、長いから。延々と続く奇岩と岩に彫られた家々…。
 何キロメートルも歩いて見物しなくても、入り口付近に多数の奇岩、洞窟住居がたくさんある。教会まである。よって多くの観光客は入り口付近を散策して帰る。

 その長い散策路は、ほんの少数の人しか行かない。よって、襲われて大声を出しても…偶然に人が来ない限り助けてもらえない…。

 カッパドキアは主として初期キリスト教徒によって、隠れ場所として使用された。地下都市がいくつかある。つまり、隠れ場所は、外から見えない所にあるわけで…道路側からは洞窟住居が見えない。犯行が行われても、見えない。

沢木耕太郎の「深夜特急」に触発されて海外旅行を始めたのですが、海で遭難寸前になったのを除いて、危険な目に遭ったことは数度しかない。それは、「男がいる旅だから」です。もっとも、危険だといわれている場所には近づきませんがね。

 女性だけの旅なら…1人旅はもちろん、4人旅でも間違いなくねらわれます。金品の被害は日常茶飯ですから、日本ではニュースにならない。というか、現地の警察で止まっています。性的被害の場合は、被害者が泣き寝入りすれば何事もなかったことになります。このことにかかわる笑えない逸話も多いですが。

 日本よりも安全だと思っていたトルコで、日本人女性が殺傷されるわけで…とにかく、女性だけのあそび(観光)の旅は、現在の地球上ではやめたほうがいいです。
 頼りない男でも、一応は男です。一人でもいいから連れて行ったほうがいい。安全度が上がります。

2020年までに成し遂げること…

2013年09月20日 | Weblog
 2020年五輪の東京開催が決まって、7年後の自分はどうしているかと思いを巡らせた人は多いのではないか?私の場合は、生きているかどうか?

 たいへん前向きな人を発見しました。
 日本水泳連盟強化本部の偉いほう(らしい?)の女性で、年齢は65歳前後。実年齢を御本人に尋ねることは、何人にも不可能。なぜなら、怖いから。なにしろ、鼻にピアス!日本の65歳前後の女性で鼻ピアスはそれほど多くはないはず。声はデカイ、体もデカイ、態度はデカイ。

 私もお調子者なもので、宴席でこの鼻ピアス先生(以下 池井戸先生)に、「先生、鼻の穴が三つあるんですね」と、言ってしまいました。周囲の人たちが凍りつきました。池井戸先生は、ほとんど無視。テーブルをひっくり返されずに済んだので、みなさん安堵。私も顔にビールをかけられずに済んで良かったです。

 で、この池井戸先生は、7年後の東京オリンピックへ向けて、英会話の勉強を開始したというのです。
 田舎なので、気の利いた英会話スクールなどない。で、池井戸先生は、プロゴルファーの石川遼選手も受講者だという英会話教材「スピードラーニング」を始めた。これって、「聞き流すだけ」なのだと!それで、英会話をマスターできればいいですよねーっ。

 月4,500円でCD2枚なのだそうで…果たして、池井戸先生、見事英語を話すことができるようになるかどうか?7年もあるのですから…オギャーと生まれた赤ちゃんが、7歳!こう考えると、英語が上手な日本人おばあちゃんの誕生もあるかも。

 池井戸先生の英会話の動機は、「東京オリンピックの水泳の審判をするため」とのこと。「審判員が英語が話せないようでは役に立たないでしょ!」

 偉いなあ!と、感心させられました。口で、「英会話をマスターしたいわ」なら、誰でも言う。この人はすでに実行している。根性は常人の10倍はある人ですから、7年ぐらい軽ーく続けるでしょう。

 家人に、「あなたも7年計画でなにか始めたら」と水をむけると…
 「小説でも書こうかなぁ」
 「それいいねぇ!是非実行にうつして!」
 …この会話から2週間。もちろん、今のところ何の動きもない。これからも、何の動きもないまま7年を過ごすでしょう。で、内輪の話ですが、今日が家人の誕生日。つまり還暦をむかえたわけで…。

 私は…これからの7年間、何もしませんね。何かを初めて3日以上続いたものは数えるほどしかない。3日どころか1日坊主。一番長続きしているのは、晩酌。最近は、熱中するあまり、休肝日をとることすら怠っております。