３歳児が裸足で雪道を走った！

まず、以下の事実を確認してください。

　赤ちゃんが、雪の道を裸足で泣き叫びながら走っていた（走るというより、早歩きしかできなかったようですが）。交通量の多い国道を、信号無視で横断していた。

　さて、ここまでで、目撃者はどうすべきだったでしょうか？
　私なら、赤ちゃんの身柄を確保し、暖めてあげながら警察に届けるなどの処置を講じますが…。え？それなら、警察が来る前に保護者が現れた場合、「誘拐犯」にされてしまうんじゃないかって？
　お、おそらく「誘拐犯」にされたくなかった人ばかりではなかったかと思われます。だーれも赤ちゃんを保護しなかったから。

　この話の真相報道は…
　浅田家には３人の子どもがおります。真央（マオ）ちゃん（４歳）、玲央（レオ）くん（誕生日が来て３歳）、直央（ナオ）くん（１歳）の３人。３人とも、同じ保育所へ通っております。
　この日は、玲央くんだけが早く帰宅しておりました。その辺の事情は、祖母の動向との関わりで煩雑なので割愛。祖母は、帰宅した母親と交替で帰っていった。　夕方、母親が、真央ちゃんと直央くんを、保育所に迎えに行くことになった。玲央くんは、「待ってる」と、言った。母親は、玲央くんを家に残し、カギをかけて保育所へ向かった。
　母親が出かけた直後、玲央くんは、急に不安になったのか母親を追った。

　「マァーマー」大声で泣き叫び、玄関のカギを外して靴も履かずに走った。本人としては、メロスより速いと感じていたでしょう。おりから積雪があり、足が冷たくないはずはないのですが、感覚はマヒしていた。難所は国道。横断しなければ保育所へは行けない。玲央くんは、委細かまわず突っ走った。赤信号？そんなものが怖くて、コントが見られるか！（←意味が解らない？その昔、「コント赤信号」という漫才トリオがいたのです…渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰 ）　裸足で走った距離はおよそ３００メートル。玲央くんは、見事保育所に到着し、母親、真央ちゃん、直央くんと合流したのでした。

　この事件が教えるもの…
　１　子どもを残して外出しない。何が起こるか分からないから。
　２　裸足で泣きながら走っている子を見かけた人は、保護する。事故に巻きこまれる前に。
　３　国道を走る車は、３歳児が飛び出してくる可能性があるので、すぐに停止できる速度で走行すること。

　仮名を使うにしても、「浅田真央」はないだろう！今、喪中なんだぞ！だって？じ、じ、実は実名なのです。弟たちも実名。…どうせわかりっこないから許可なしで…。