アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

泣く子と新聞には…

2017年11月25日 | Weblog
 私の文章が、年に一度大衆に目立つことがあります。新聞に掲載されるのです。昨年は、私に無断で漢字を一字訂正で掲載されました。「無断はぁ、ないよなあ」と、思いましたが、新聞が発行されてしまっておりましたから泣き寝入りしました。
 で、今年は原稿を送ると同時に、「無断で直さないで」と、注文を付けました。

 と、と、ところが反撃を食らってしまいました。新聞社からの返信は…
 基本的には新聞の表記に合わせていただきたい。以下の6カ所についてはそれぞれ修正させていただきます。
 その1 「(アンティークマンが書いたのは)一万一六三」→「(新聞社がこのようにしろと言っているのは)1万163」理由:新聞では、洋数字を使います。
 ドッヒエー!新聞の表記って、縦書きなのに算用数字を使うのかぁ~っ!漢数字をなめてる。
 その2 「気づきを拓いて」→「気づきを開いて」理由:漢字表では「拓」はタクとしか読まず、「ひらく」は表外だからです。
 そ、そんな固いこと言うなよな~っ。「拓」と「開」では、意味が違うじゃろうがぁ!実は昨年無断で直されたのも「拓」でした。この度は、「拓」を「開」にするというのですが、昨年は、「拓く」を「書く」に直されたんですよ!しかも、無断で!
 その3 「私達が」→「私たちが」理由:漢字表では「達」はタツとしか読まず、備考として「友達=ともだち」と例示している。
 「私達」と、表記していた日本国中のみなさあ~ん!新聞表記では、間違いなんだってよぉ~っ!「達」は、「タツ」としか読まないんだってぇ~っ!大新聞だからって、こ、国民をナメめてる~っ。
 その4 「安心して社会を次世代に渡せるという充実した安堵を感じます」→「安堵」にルビを振ります。理由:堵の文字は漢字表にありませんが、ルビを付けることで使えます。
 お、お、お情けで、「安堵」を使わせていただける。う、うれし涙しかありません。
 その5・6 「御指導いただいた諸先生、御家族の皆様に心よりお礼申し上げます」の文ですが、「御指導」→「ご指導」、「御家族」→「ご家族」に変えさせていただきます。理由は、「固有名詞的なものの接頭語は原則ひらがなを使っています。「御所」「御紋」は漢字を使いますがね。

 さらに、追伸があるのです。新聞社から…
 また、以下の1カ所については可能であれば、新聞表記に準拠した表記にしたいと思います。
「御指導いただいた諸先生、御家族の皆様に心よりお礼申し上げます」の文ですが、「皆様」→「皆さま」に換えさせてほしい。理由は、かな書きが推奨されているからです。
 
 ふざけるなっ!そんなにガタガタ言うのなら、私の玉稿を貴新聞に掲載することを遠慮させていただきます!なぬ?自分で、「玉稿」と言うなって?正直なもんで、つい。
 私の文章が、年に一度大衆に目立つチャンス。新聞に掲載されるぅ…。まっ、今年は無断で直さなかったから、新聞の表記とやらにしてもらいましょうかね。

バルト三国 頑張ってほしい…

2017年11月20日 | Weblog
 毎日のように、「年賀欠礼」のハガキが来る。で、「どなたが亡くなったのかなあ?」と、おそるおそる読みます。なぜ、おそるおそるか、20歳代、30歳代で亡くなっていると、「死因はなんなのかなあ?」と。病死ならあきらめもつくが、ほかの死因なら身内としてはつらいだろうなあと、暗~くなってしまいます。
 80歳、90歳なら亡くなってもいいと言ってるわけじゃありません。自殺だけは止めてほしいと…。来ましたよ、30歳代の身内が亡くなったので、年賀欠礼というハガキが。もちろん死因はハガキには書いてませんが、何があったんだろうと、言いようのない無念さを感じます。

 世界自殺死亡率で、日本は6位。まあ、減少傾向なので…。
 で、自殺死亡率の世界第一位の国は…韓国だろうって?それは過去の話、なんと、リトアニアが断トツで1位だという。なぜリトアニアの自殺死亡率世界一に「なんと」が、付くのかって?私の人権教室の教材に、「杉原千畝&樋口季一郞」があるのですが、(まだ、DVD化には至っていませんがね)杉原千畝を一躍有名にした舞台が、「リトアニア」だったわけで…。「杉原さんが短期間とはいえ活躍した国=良い国」というイメージを持っていたものですから。自殺死亡率世界一にのし上がってくるとは!よって、「なんと」なのです。
 どこへでも行きたがる私ですが、リトアニアへは行ったことがない。ドイツ、ポーランドと深い関係があるので、勝手に、安定した国であると思っていましたよ。「自殺大国韓国」を凌ぐとは…!アンニョンハセヨーッ!だけどさぁ、ムン・ジェイン(文在寅)さん、ダメでしょ!全然ダメだわ。政党名が、「共に民主党」。修飾語が付いた政党名ってのは「田舎くさくて」好感が持てるけどね。それにしても、「山本太郎となかまたち」という政党が日本にもあったが、アレは、「田舎くささ」を通り越して腹が立ちましたよ。なぬ?「山本太郎となかまたち」は、まだ続いている?失礼いたしましたぁ。解散したかと思ってましたよ。

 閑話休題。バルト三国、バルト海沿岸にあるリトアニア、エストニア、ラトビアの三つの共和国。リトアニアが世界自殺死亡率1位ということはすでに書きました。で、な、な、なんと、世界自殺死亡率、ラトビアが7位、エストニアが10位。バルト三国の全てが、世界自殺死亡率10位以内に入っている。どぉーゆー事なのか?

 これは、リトアニアだけの問題ではなく、バルト三国共通の「何か」があるはず。バルト三国って「夢も希望もない国なのか?」。
 リトアニアの失業率は、公式データでは13%~15%になっています。非公式では、20%。あらら、そんな状況だったとは。
 リトアニアで自殺が多い理由は、「経済不振とアルコール」信頼できる筋が断言しています。経済の先行きが見えず落胆し、寒さもありアルコールに溺れていく(私の現状と被るが)。そのままアルコール中毒自殺死亡率最新版!杉原千畝が知ったら、なんと言ったでしょうか?大変なんだねえ、バルト三国…。
 三国とも、旧ソ連邦を構成していましたが、1991年に独立。北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)へ加盟しています。バルト三国で、4~5年ごとに開催される、「歌と踊りの祭典」は、ユネスコの無形遺産にも登録されている。余裕があるように見えたのですがね。

通学路で危険ガス発生

2017年11月17日 | Weblog
 人口200万人を少し切る地方都市(政令指定都市)で、授業をしました。大変好評でした。自分で言うなって?本当なんだから仕方がない。謙遜の美徳は知っているが、「口先では謙遜しながらも、腹の中では、『この私が授業で失敗するはずないだろう』と思っている自分がはずかしい」。よって、いつも自信があるので、いつも謙遜しない。…軽い冗談ですから。
 で、小6児童に、「外国人観」を尋ねたら…
 「でかい」「金髪」「皮膚の色」「トランプ大統領」・・・
 「外国人=白人か黒人」というイメージなんですよ。78名の児童で、モンゴロイドの人々をイメージした児童は(表面的には)皆無。配置されているALTの関係かもしれませんがね。

 つまり、街に溢れている、「中国人」「韓国人」「台湾人」は、外国人の範疇には入っていない。アセアン諸国の人たちは、日本人とは違う顔ですが、このあたりはどう映っているのでしょうかねえ。
 で、私の自作スライドショー教材に、「あなたも一人の地球人」が、あります。自作教材は、およそ十種類あります。製品化され全国に売り出される予定の教材は、今のところありません。ないなら、わざわざ書くなってかぁ?

 「あなたも一人の地球人」。制作の意図は、「イジメは学校、つまり、狭いコミュニティで起こる。学級だけがきみたちの「場」ではないんだよ。日本、アジア、いや地球がきみたちのフィールドなんだよ。という、グローバルな視点をもたせることで、イジメの壁を倒して、橋にしようということ」どうですか、この崇高さ!DVD製品化も近いかな。

 さてさて、人口3,494人の日本最小の「U市」のU小学校3年生の教室。
 「モロッコのザヒラちゃん(12歳)は、生きた鶏をもって片道22kmの通学路を登校する」の話題を出しました。
 「その鶏、どうするんですか?」女の子から、すぐさま質問が出た。
 「あっ、分かったぁ!」と男の子。
 クラスに数人は、分かりもしないのに、「分かったぁ」とか、知りもしないのに、「あぁ、知ってるぅ!」という子がいるものです。そういう子達には…
 「言ってみろ、分かったんだべっ!知ってんだべ!コラ!」と、言って泣かせます。冗談です。たいてい無視します。

 さて、鶏に話を戻しまして、「あっ、分かったぁ!」の男の子に、鶏をどうすると思うかを発表してもらいました。
 「ガスが出ていたら、鶏が教えてくれるから」
 教室内が静まりかえりました。授業参観の市民や教職員も一瞬固まりました。私は、その子が何を言いたいかすぐに分かりました。
 つまり、22kmも歩くので、途中で有毒ガスが発生している箇所もあるんじゃないか。鶏をもっていると、鶏がガスを検知してくれるので、安全に学校へ行ける。というわけ。

 この発想はどこから来たのか?実は、U市は、元産炭地でした。炭鉱では、「ガス突出」「山はね」という命に関わる事故がある。ガス検知とか、酸欠検知といえば、「カナリヤ」が有名。しかし、BUT、カナリヤは高価。そのため、カナリヤの代役として鶏を坑内に持っていったんじゃないか。その話を当時の炭鉱夫、今では80歳を過ぎている方が、孫、曾孫に話して聞かせてきた。小3男児も、何度もその話を聞いたに違いない。彼の前頭葉には、「鶏=ガス検知」が、彫刻刀で彫ったかのように刻まれているわけ。

 えっ?それで正解なのかって?あ、あのね、地球上のどこを探しても、通学路での有毒ガス検知の為、「生きた鶏を持って通学する」って事はありませんから!正解なわけないでしょう!通学路でのガス発生は、前を歩く子のオナラぐらいのモノ。そんなもの、屁でもありません。(うまいっ!)
 で、正解を発表するんですか?では…。モロッコのザヒラちゃんは、月曜日に生きた鶏を持って22kmの道のりを登校します。月~木までは帰宅せず、学校の寄宿舎に泊まります。金曜日の放課後、22kmの道のりを帰宅します。なぬ?「寄宿舎で、鶏を食べるんだろう」だって?違います。
 月曜日、登校途中にあるマーケットに寄って、「お菓子と交換する」のです。寄宿舎での楽しみの一つに、友達と食べる「お菓子」があるのですね。ほのぼのとしたあたたかさを感じます。お菓子が楽しみなんて…いいと思います。

日本医科大学成田国際空港クリニックが素晴らしい

2017年11月15日 | Weblog
徐々に声えが出るようになったカミサン。成田に着いたら、ホテルで一泊して自宅へ帰る予定。そこで、私から、「成田空港で診察を受けよう」と、提案。カミサンも了承。
 その前に、難関が一つ。「検疫」である。入国しようとする人の額にレーザービームを照射、瞬時に体温を計測する。デング熱、チクングニア熱、マラリアの患者が結構見つかる。なぬ?レーザービームじゃなくて、「サーモグラフィのリアルタイムスクリーニング検査」じゃないかって?そういう難しいことは、私には分かりませんがね。
 その、なんとかスクリーニング検査で、熱があると判断された場合、「こちらへ来て下さい」と、別室へ案内される。場合によっては血液検査等がある。良くない病気の疑いがあると、隔離される。当然、いつ帰宅出来るか分からない。

 カミサンの熱は…体温計がないので計れない。CAに、「体温計を貸して」と言ったら、「ゴメンナサイ、私どもは体温計を持ち合わせていない」。マジカヨ!旅客機って、体温計を用意していると思っていましたよ。小学校の遠足の救急箱にだって体温計が入っているんですよ!国際線の旅客機には、「救急箱」というモノは積まないのか?えっ?アンティークマンの英語が下手すぎて「体温計」が通じなかったんじゃないかって?イエイエ、CAは、確かに、「サーモメータは、もってません」って、復唱してましたから通じていたはずです。
 カミサンは、成田到着の3時間ぐらい前に、「熱冷まし」を服用。熱が下がったころ検疫を突破するという頭脳作戦。捕まって数日も隔離されちゃあ敵わない。デング熱、チクングニア熱、マラリア、インフルエンザなどの疑いは、「ない」から検疫突破は大丈夫。

 18:00に成田国際空港到着。で、まんまと検疫を突破。さあ、病院だ。成田国際空港第二ターミナルの地下一階に、「日本医科大学 成田国際空港クリニック」があるというので行きました。
 と、ところが…診療時間は、17:00まで…。がっくり。がっかりしながらも往生際悪く、「本日の診療は終わりました」と書いてある札をよーく見てみた。すると、「…終わりました」の下に、「急患の場合は診察いたします」と、書いてあるではないか!
 急患であれば、診てもらえる!カミサンに確認した。
 「カ、カミサン!カミサンは、急患だよね!」かすれた声が返ってきた…
 「ゴホッ、わ、私は、急、ゴホッ、急患でござんす!ゴホゴホッ」と。ふざけてる場合じゃないんですけどね。
 勇んで、日本医科大学成田国際空港クリニックの呼び鈴を押しました。すぐに、自動ドアが開き、中へ招じ入れていただけました。さすが、「日本の玄関である成田空港の大学病院のクリニックの看護師さん」、きびきび、はきはき…素晴らしいと思いました。

 時間外なので、待っている患者はおらず、すぐさま診察していただきました。薬もクリニックで出してくれました。で、一番書きたかったのは、このように患者の身になってのホスピタリテイ溢れる対処ではないのです。診察後の事なのです。
 私どもは、海外旅行では必ず、「海外旅行保険」に加入します。保険ですから、厄除けのつもり。過去に一度だけ保険のお世話になったことがありました。よりによって、ペルーのマチュピチュ村のホテルで具合が悪くなりまして(この話、本ブログで詳しく書きました)。往診を頼みました。やって来たのは、クスコの病院から派遣されている若い医師でした。問診は、お互いによく伝わりませんでしたが、ともかく薬の処方箋を書いてもらいました。マチュピチュ村で薬屋を探しましたよ。帰国してから、保険金請求の手続きをしました。なんとも面倒なものでした。

 で、日本医科大学成田国際空港クリニックは、素晴らしい。
 「海外旅行保険に加入していますね。でしたら、医療費請求の手続きは、当院で行いますので、患者さんには、なんのお手数もおかけしません」
 う~ん、立派だ。「病院とは、患者の治療をするだけの場所ではない。そのあとに生じる煩わしさをも代行するところである」このような標語はどこにも掲げてはおりませんでしたが、そのような実践をしてくれている。

 なお、カミサンの風邪は自宅に戻ってからもグズグズ。日本医科大学成田国際空港クリニックからもらった薬を飲みきり、地元の病院に通院。そこでカミサンは、主婦の鏡のような行動に出た。海外旅行保険会社に、「こうこうこういうわけで、帰国後も通院しているが、保険金を支払ってくれるか?」と問い合わせた。返答は、「は~い、お支払いさせていただきま~す。10万円を超えてませんよね。お手元に請求書類があると思います。記入して、病院の領収書と一緒に送ってくださ~い!」。う~ん、立派だ。日本の保険会社も立派です。もっとも、カミサンの風邪に関する医療費の合計は、支払った保険料の3分の1程度。保険会社にとっては、痛くも痒くもないわけで…。

ネパールの良いところ

2017年11月14日 | Weblog
 あれこれあったようだが、結局ネパールはどうだったかって?もちろん、「素晴らしい国」でした。
 第一に、「人が良い」。幼児でも、「ナマステ」と呼びかけると、紅葉のような手を合わせて(合掌して)、「ナマステ」と返してくれる。こんな国は、世界にネパールだけでしょう。スペインの校外学習の子達に、「 Hola.(オラ:こんにちは)」と呼びかけたときなど、両手で目尻をつり上げられましたよ(日本人を侮辱する仕草。先月だったか、ダルビッシュもやられたアレ)。
 だけど悪い奴もいるんだろうって?そうなんです…。だけど、悪い奴は日本にもたくさんいます(ネパールの100倍?それ以上かな)。義務教育制度がある日本でさえ、悪人、いや極悪人がたくさんいるんだから、義務教育制度になってまだ1年5か月のネパールに「賄賂の泥沼を泳ぐの悪人」がいても、全く不思議はない。
 日本には、「自分の部屋で9人も殺した奴」がいるが、ネパールではそんな奴は出現しないといえる。
 なぬぅ?「ネパールでは、16年前に王族9人が射殺された事件があっただろう」って?あ、あれは、王家のトラブル。庶民には、関係ないと思います。どちらの事件も犠牲者が「9人」という符合。もちろんなんの関係もない。

 義務教育はまだまだですが、「家庭教育」は、いいと思います。なにしろ、幼子に「ナマステの礼儀」を教えているから。観光客が歩いていても、道に向けて放尿する子がいるあたり、「排尿、排便は、外でしなさい!」という躾もあったりして…。

 第二に、「気候がよい」。日本では見られない大規模な棚田。棚田の表現に、「大規模」は似合わないかも知れませんが、標高1,500メートル前後の丘が幾つもあるので、「棚田」にするしかない。よって、大規模。米がとれるのです。バナナなど、集荷場に山になっている。リンゴもしかり。亜熱帯なんですよ。
 第三に、ヒマラヤが良い。これこそ、世界一ですよね。
 第四に、親日的。日本人と知ると、柔和な笑顔を見せてくれます。そして、お約束の「誰々がいま、日本にいるんだ」。このフレーズ、10回以上聞きました。中には、「娘がもうすぐ日本の短大を卒業するんだ」と教えてくれた人も。旧知の仲のような仕草で、すり寄ってきてくれます。。

 在日ネパール人は、現在6万人超なのだと。ネパールは、一日1ドルで暮らす人がいるという話がありますが、それは、少々オーバーな話らしい。実際は、人口の80%以上が、一日2ドル以下での生活を強いられている…大して変わりないね。
 「日本の短大に留学?」と、失礼ながら不思議に思いましたら…。留学は学業が目的ではなく、「就労」が目的らしい。日本では、留学ビザがあれば一定時間の就労が許されのだそう。日本人なのに、そのようなことを知りませんでした。
 ネパールは政治的混乱(早い話が汚職)があるため、日本では難民認定が受けやすいという。留学生で入国して難民認定され、フルタイムで就業できるようになる人がどんどん増えているのだそう。真面目なところが評価されるんでしょうねえ。そうなれば、「家族呼び寄せも可能」となる。さらに、その家族にも就業資格が与えられる!一日2ドルの暮らしから抜け出せる!
 
 第五に、仲が良くなると、同性同士でも手を繋いで歩く。驚いたことの一つなんですけどね。良い文化ですよね。私はマネしないけど。
 第六に、流通貨幣に、「コイン」がない。コインがないから、ポケットが膨らんでしまって、歩くと、「ガシャガシャと音がする」というようなことがない。全部紙幣なのかって?そうみたい。ちなみに手元にあるネパールのお金は、「10ネパールルピー札(日本円にして10円)」と「5ネパールルピー札(日本円にして5円)」。どちらも醤油で煮しめたような色です。えっ?それって、褒めてないって?ま、まあ、ネパールの特長ということで…特徴ではない。

 ともあれ、ネパール旅行、良かったです。お勧め度ですか?もちろん100%です。

払う気あるのかM航空っ!

2017年11月12日 | Weblog
(前回の続きなんですがね)
 (通し番号で6なので)6 それから数日後、M航空から電話が。内容は、「M航空です。アンテークマンさんに間違いないですか?ロストバゲージの件ですが、旅行代理店が請求手続きをすると成田で言いましたが、『やっぱやーめた!』ということになりました。よって、個人でお手続きをしていただきます。つきましては、手続きの書類をご自宅に送付してもよろしいでしょうか?」旅行代理店逃げやがったな!しょうがないので、「はい、送って下さい」。なお、旅行代理店は、「てるみクラブ」でも「ダチョウクラブ」でもありません。

 さらにM航空は続けた。「お見舞い金は、一世帯7千円です」…5千円じゃなかった。腑に落ちないのは、夫婦でトランク2個…それなのに、一世帯だから、7千円…。5人家族で、トランク5個でも7千円。少しでも出費を減らそうという魂胆?

 7 それから数日後、お見舞い金請求書類が届きました。数枚の書類、数カ所を除き英文でした。英語が読めない人は、7千円をいただけないわけで…。英文に理解出来ないところがあったので、M航空へ電話しました。ところが…。
 「この電話は、ただいま使われていないか、市外局番からもう一度お掛け直し下さい…(日本語がねじれているような)」これだもんねぇ!市外局番からかけてるっちゅうーのっ!なんとしても7千円を支払いたくないので、「フェイクの電話番号を封筒に印刷した?」。普通の人なら、ここで、諦めますね。「7千円ぐらい、捨ててもいいかぁ」と。こうなると、私は意地でも7千円をゲットしたかった。旅行代理店に電話して、「M航空の正しい電話番号」を聞き出した。封筒にあった電話番号とは違う電話番号を教えてくれました。で、その電話番号に電話しました。
 「この電話は、ただいま使われていないか、市外局番からもう一度お掛け直し下さい…」これもフェイク番号かっ!?もう呆れて、気力が萎えましたよ。

 8 ともあれ、書類に必要と思われる事項を記入して投函。数日後、M航空から電話が来たぁ…。
 「書類を受け取りましたので、お口座へお金を振り込ませていただきます。アンティークマン様ご夫妻ですので1個につき7千円。2個ですので、1万4千円となります。
 ど、ど、どういう心境の変化なのか、M航空!偉いぞ、立派だ、潔い、太っ腹、大統領!さんざん「ケチ(のよう)」なところを見せておいて、土壇場で、「逆転太っ腹!」このような高度な芸を使うとは!M航空、見直したよ!大したもんです。

 だけどぉ、さらに逆転…貧乏人を奈落の底へ突き落とす。これ、あるかも知れません。やりやがったなM航空!おっと、まだやってませんね。1万4千円の入金を、通帳で確認するまで、ハラハラドキドキの毎日です。

ロストバゲージ、お金に換算するといくらになる?

2017年11月11日 | Weblog
 10月14日に成田国際空港で荷物を預けた。航空会社は、M航空。「成田→クアラルンプール 乗り継いで、クアラルンプール→カトマンズ」で、カトマンズに到着し、荷物がベルトコンベアーに乗って出てくる。出てくるはずが、待てど暮らせど出てこず…ベルトコンベアーが止まってしまい、係員が家路につき始めた。
 この話は、すでに書きました。荷物まあ、早い話がトランクを受け取れないまま、ホテルへ入らなければなりませんでした。歯磨き出来ない。ヒゲも剃れない。パジャマない。換え用の下着?もちろんない。一番危なかったのは、「常備薬15種類」。
 当初の予定より早い16日に、トランクと再会。狂喜乱舞でした。この一件について、だいぶ血圧が上がりました。

<時系列で経緯の一部始終を>
 1 (まだトランクが届いていない時、旅行代理店側の説明)荷物が遅れています。一人につき5千円がM航空から支払われます。換え用の下着を買っても、5千円以内で済むので、けちけちしないで(←「けちけち」は言っていないが、言いたそうでした)下着を買いなさい。お金?自分で払いなさいよ。あとで5千円もらえるんだから。私は、500円のシャツ(下着にもなり、オシャレ着にもなるやつ…どんなおしゃれ着だってかぁ)と、300円のパンツ(下着)を買いました。500円、300円でも、ネパール人の半数は高嶺の花なんでしょうねえ。1日1ドルで暮らす家族にとって、5ドル相当のシャツを買うことなど出来ない。
 2 成田空港に帰ってきたとき、ロスト・バゲージの犯人である、M航空の職員が待ち受けていた。20歳代後半の女性で…「このたびは、弊社が大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。つきましては、確証がとれましたので、お見舞い金をお支払いいたします。こちらのアドレスに、メールで住所・氏名・銀行口座番号を・・・」
 ここで、冷静沈着なはずのアンティークマンが興奮気味に口を挟んだ。
 「ちょっと待ってください。荷物を遅らせたのは、あなたたちですよ。どうして、
確証がとれた。などというの?これ、ひどいっしょ!私は、詐欺師か?5千円詐欺師か?(お金がほしいんだろ、ほしけりゃなあ…とは言っていないが)メールで住所・氏名…。連絡をよこして請求書を出せば、振り込んであげる。(この段階で、金額は言っていない)本当は支払う気などないんじゃないのか?アンティークマンは、自分の語気に興奮し始めた。相手が、ひ弱な女性であったから強く出たのか?相手が、屈強な男だったら、どんな態度をしたのか?5千円という大金の問題ですから、相手が女だろうが、男だろうが態度は同じですよ。
 3 (M航空)いえいえ、支払います。ただ、私どもの本社は、クアラルンプールですので、勝手にお支払いできません。
 4 (アンティークマン)本社がどうのこうの…まるで、私どもが不正なことをして貴社から5千円をせしめとろうとでもいうかのような…。責任者を出しなさい。早くここへ連れてきなさい。益々、自分の語気に興奮するアンティークマン。M航空女性社員は今にも泣き出しそうな表情に変わった。私は、M航空社員が、「5千円入り」の封筒を成田で手渡してくれると思っていました。私は、カミサンと2人なので、1万円。それを当てにして、ポカラで下着を買ったのに。
 5 (旅行代理店)そ、その手続きは、私どもでやりますから…。当然の申し出。私は、「まあ、それならしょうがないなあ」と、刀を鞘へ収めました。

 それからが一悶着、二悶着あったのですが、長くなったので次回に書きます。

成田国際空港のトイレを世界一に認定

2017年11月09日 | Weblog
 M航空(仮名)が、ななな、なんと、名誉挽回を画策したぁ!
 ネパールからの帰途、カトマンズからクアラルンプールへ向かう便が定刻より早く出発!そんなことをしていいのか?「予約客が乗り終えたら、滑走路さえ空いていれば出発できる」とのこと。

 カトマンズからポカラへ行くとき、長時間待たせたのは、「ブッダ航空」。ガイドの話を盗み聞きしたところ…
「やっぱりブッタ(お釈迦様)は、弱気だからダメだなあ。イエティなら強気だから、滑走路を空けてもらえる…」
 イエティとは、「イエティ航空」のこと。日本語にすると、「雪男航空」。そりゃあ、強いわ。「お釈迦様航空VS雪男航空」力関係は明確。ところで、「イエティ航空」の社長は、シェルパからネパールのトップクラスの大金持ちにのし上がった人。社員教育は何ともおおらか。グランドホステスなど、袋菓子をボリボリ食べながらの執務。世界中捜しても、こういうグランドホステスはいないんじゃないか?たまたま目撃したのですが、「その行為が平気ということは、過去にもやってきたし、今後もやる」と思います。衝撃を受けましたよ。おおらかだぁ!

 なお、M航空、「マレーシアから成田へ向かう便」も、定刻より30分も早く出発。いやはや、やれば出来るじゃないか!常にこうあっていただきたいもの。
 
 私が主催する、「World washroom Association(通称WWA:現在会員数1名、わ、私だけなんですけどね)」では、会長である私がネパールから帰国するやいなや総会を開催し、成田国際空港のトイレを、公衆トイレ部門の世界一に認定いたしました。
 「日本の公衆トイレが世界一だというぐらい知らなかったのか?」って?知っていましたが、この度あらためて感服いたしました。
 成田国際空港のトイレに入って、実に清潔で最新のウオッシュレットが付いていて素晴らしいなあと安堵。便座に腰掛けた目の高さに、「緊急時に人を呼ぶボタン」がありました。これは、普通ですよね。と、ところが、足下を見たら、床の上20センチメートルのところにこれまた、「緊急時に人を呼ぶヒモが!?」。何でこんなに低いんだぁ?1秒ほどかかりましたが、理由を理解しました。
 「緊急時に人を呼ばなければならない状況」って、立っていられないはず。床に倒れて、立ち上がれないかも。立ち上がれなくても、ヒモを引けば人を呼ぶことができる。これは、弱者のことをよ~く考えた、ホスピタリテイ溢れるヒモの位置。
 どうですか!公衆トイレ部門の世界一でどなたも異存ないと思います。

東西200キロメートル ヒマラヤ大展望

2017年11月08日 | Weblog
カトマンズから30キロメートルほどのところにある、「ナガルコット」という丘へ行きました。何しにって?もちろんヒマラヤを見に。標高2,100メートル。東にエベレスト、西にマナスル・アンナプルナまで、東西200キロメートルのヒマラヤの峰々を臨むことがでる。

 カトマンズを出て、初めのうちは間組(現在の安藤ハザマ)がつくったという道路で、なかなか快適。しかし、BUT!幹線を外れ、ナガルコットへの道に入った途端、道路はでこぼこ、道ばたの草木には5ミリメートル程の厚さの土埃がしっかりと貼り付いている。道は、登りのつづら折り。
 登りの風景として、道ばたの土埃まみれはともかく、「棚田」が素晴らしいかった。途中、「通行料金」を徴収するところがありました。1時間半ほどで、ナガルコットに到着。ホテルは、「ミスティックマウンテン」7月に新築オープンしたばかり。屋外ながら、プールがあり、ジャグジーがある。だけど、泳ぎませんでした。なぜなら…プールの水が、み、み、緑色…。つまり、オープン以来、水を取り替えていないんじゃないのか?緑色の正体は、苔じゃないか?「塩素が入っているだろうから、苔はぁ、ないだろう」とも思ったが…。では、なぜ「緑」なの?泳がないのが懸命。
 部屋のテラスが凄かった。20畳ほどの広さで、ヒマラヤ連山が見られるように北向き。
 ホテルのレストランで、「エベレストビール」「グルカビール」を飲みました。
 「グルカ兵」は、世界的に「山岳戦・白兵戦に非常にたけた戦闘集団」として有名。グルカ兵は、ネパールの山岳民族で構成されている。「グルカ族出身者じゃないのか」って?知ったかぶりして申し訳ないが、「グルカ族」という種族はネパールには存在しない。
 イギリス陸軍には、グルカ兵からなるグルカ旅団(約3,600人)がある。ネパールの若者がもっとも憧れる仕事でもある。なぜそんなに憧れるのかって?給料が、ネパール国内の仕事との何十倍!何百倍!?
 フォークランド紛争では、グルカ兵が送り込まれました。それを聞いて逃げ出すアルゼンチン部隊もあったという。
と、いうわけで、グルカ兵の名を冠した「グルカビール」。旨かったです。旨さの度合いですかぁ?エベレストビールと全く同じ旨さでした。私には、「世界中の全てのビールが旨い」のです。

 食事を終え、部屋へ戻って手を洗っていると…洗面台の下から排水が逆流。バスルームの床が水浸し。フロントに電話して、営繕係を呼んでもなかなか来ない。やっと、一人来たが、手に負えないとみて人を呼びに。また、なかなか来ない。やっと二人で来て、「ああでもない。こうでもない・・・」1時間かけて、ショートカットのホース(洗濯機の排水ホースのような蛇腹のホース)を取り付けて帰りました。
 で、彼らが帰ったあと、「水浸しの床」を拭き始めましたが、「これって、私らがすべき仕事じゃないなあ」と思い、フロントへ電話。待つ事30分。3人のハウスキーパーが来て、拭いてくれました。新築で2か月半。そろそろ不具合が出てくるころですね。

 そして翌朝、「やったーっ!」。東西200キロメートルのヒマラヤ大展望!東にエベレスト、西にマナスル、アンナプルナまで!素晴らしかったです。

丘の上の子って…学校へは?

2017年11月07日 | Weblog
 トゥラコットという丘が、ポカラ市内から20kmほどのところにありまして…これでもか、これでも白状しないかっ!という拷問のような道を上ってゆく。ネパールお定まりの九十九折りの道。谷川に落ちると、発見されるまでに数日を要し、生存の確率は30%というところか。そんな所にも人々の営みがある。集落を作る平坦なところがないので、道すがら点々と個人の家がある。その家には、決まって子供たちがおり、洗濯物が外に干してある。ポカラ市内を見ずに生涯を終える人もいるでしょう。
 どーも分からんことがあります。いいですかぁ、一日の生活費が1ドルという世界の最貧国に比肩する人たちが、なぜ「スマホ」を持っている?スマホを維持する経済力がない(早い話が、高くて買えない)私ども夫婦としては、「???」。
 「えっ!アンティークマンは、そんなに貧乏なのか」って?そ、そりゃあ、買おうと思ったら日本郵政株を売り払えば、買えないこともないけどね。200万円をドブに捨てたくないんだよね。現在200万円ほどマイナス。ほかは、全てプラス。中には、買って1か月で250円も値上がりしたものも!ジャスダックですけどね。 閑話休題。携帯電話はもっているけど、時々カミサンと話す程度。あまり必要を感じない…。カミサン以外から電話がかかってくることは、まずないっ。友達がいないから。

 トゥラコットに暮らす子どもたちは、学校へどうやって行くのかって?行くとしたら、徒歩か、駆け足か、ほふく前進でしょう。竹馬という手もありかな。
 ネパールは、去年の6月末から義務教育制度にしたようです。がぁ、学校へ行くも行かないも自由の時代が尾を引いている様子。トゥラコットなら、10kmも歩かなくても学校はある。だけど、サガルマータ(エベレスト)街道の方で暮らす子らに学校へ行けというのは無理でしょう。
 ネパールの年齢別人口構成を見ると、「0歳~14歳が、38%をしめる」。子どもが多いはず。65歳以上は、3.8%。で、平均年齢は、20.7歳。(男性:20.5歳 女性:20.8歳)。平均寿命ですかぁ、70歳です。