アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

金正日死亡…拉致は?核は?

2011年12月20日 | Weblog
 北朝鮮の朝鮮中央テレビは特別番組を通じて、金正日総書記が死去したと報道しました。(19日正午)
 この週末、世界で北朝鮮の核関連ニュースの急速な進展がみられました。主なものは…。
 1 北朝鮮は数日中にウラン濃縮計画の暫定的に中断する見通し
 2 北朝鮮が核実験と弾道ミサイル実験の中断
 3 2009年に追放した国際原子力機関(IAEA)視察団の受け入れ
 4 米国の北朝鮮に対する食糧支援
 5 南北対話の再開
 6 3年間にわたり見送られていた6カ国協議を早ければ数週間以内に再開
 いよいよ食べるものが無くなったから、核に関して飴をばらまこうという作戦。私どもにとっては、「よし、よし」だったのですが。
 金正日の死去により、これら核関連も白紙…というか一時凍結でしょう。
 で、拉致問題はどうなの?北朝鮮は、拉致問題については、なーんも関係ない。重要な問題と考えている人もいるだろうって?いませんね。もっとも、考えるだけなら、犬でも猫でも考えます。

 困るのが、関連しての株価の急落…19日の午後はすでに、韓国市場が急落。一時1750.60ポイントでした!ハイマートはどうだったって?銘柄コードが分からなかったので、買っていませんでした。韓国株は、上下動が激しく、1週間が勝負。損もするけど、巻き返しのチャンスが多いという点でおもしろい。

 韓国株全体としては急落でしたが、高騰銘柄もありました。もうお分かりですね。防衛関連です。サムスン・テックウィン(自走砲、装甲車)は、金正日の死亡報道を受け急騰しました。武力衝突などあるわけないのにね。
 笑っちゃいけないが笑えるのは、インスタントラーメンやミネラルウォーターなど生活必需品のひとつである食品・飲料メーカーの株価も急反発。隣国ともなれば、非常食の備蓄…。辛ラーメンの農心も値を上げた!
 まあ、防衛関連も食品関連も一時的なもの。今日、サムスン・テックウィンを買ったところですぐに下がるでしょうから損をしますね。

 それにしても、拉致問題を少しでも進展させる絶好のチャンスなのですが…。17日の死去していたことは、韓国も米国も知っていた。野田総理は知らないどころか、19日には街頭演説していた。速報が入り、遊説カーで司会進行していた近藤洋介議員が変なことを言っていました。「しゅっ、首相が…韓国の首相…えっ、あ、韓国のキム…あっ…北朝鮮の…」動揺していたとはいえ、国会議員ですよ!なんじゃこれ!そのあと、聴衆が「バンザーイ!」…金正日が死んでバンザーイか?生きているうちにひどい目に遭わせてやりたかった!バンザイではなくザンネンでしょう!
 
 こちらも動揺して、まとまりのつかない文章を書いてしまいました。とにかく、金正日没後の今後数か月…何が起こるか分からない。