アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

津軽の母娘、数千人をかき分けてPKCZを追う…

2016年12月27日 | Weblog
 12月24日の状況は前回書きました。で、私が「26cm×20cm」という床面積を確保し4時間以上もぎゅうぎゅう詰めの車内に立ち尽くしていた訳ですが…。聞こえてくる言語は、「日本語」「英語」「多分…中国語」「津軽弁」。えっ?「津軽弁は、日本語じゃないのか」って?に、日本語じゃないでしょう!日本語にしてしまうと、津軽の人たちに申し訳ない。

 津軽弁母娘は、ホームに立っていたときからずっと私どもの隣。ホームでは、日本語を話していました。電車が入ってきて、「我先に!」の修羅場で母娘の言葉が、日本語から津軽弁に変わった!豹変ってやつですなあ。

 「あんづましくねえなあ(気持ちがやすらがないなあ)あだまもぢいぐね (頭の具合がわるいなぁ)、押すなじゃぁ!(押すな)後ろの女ウダデ腹立つ!(後ろの女モノ凄く腹が立つ)いっぱんだすけだ格好して! (へんな格好して!)」
 「まいね、まいね(気にするな)すたのさかもってらいねじゃ (そんなのに構っていられないよ)」
 「マイネ クライネ ナハト ムズイーク!」(←これは、私が津軽母娘の「まいね」を耳にして、叫んだもの。戦場ですから、恥も外聞もなーんもない)
 「(押してくる男に)な、だだば! (お前は誰だ!)わいーきまげるじゃ (くそーイライラする)。いででで(痛い痛い)、ヒンジャガブ蹴ったなぁ、××!(膝を蹴ったな、××)」注:××に当てはまる言葉は、「ハゲ」ではありません。私に対して言ったんじゃないので。ヒントは、クで始まって、ソで終わる言葉です。

 母娘のルックスですか?母親はアラフォー。カミサンが言うには、「かなりケバい」。顔は…失礼ながら、大きくて肌が荒れていました。娘は高校生ぐらいで、母親よりかなり美人さん。私が、「列を守れっ!それでも武士かっ!」とか、「奥へ詰めろよ!シカトしてんじゃねえぞ!日本人なら武士道を重んじろっ!」と叫ぶ度、私に対して、「もっと言え」という視線を投げかけてきました。小娘の歓心を買うために叫んでるんじゃないのに。…ただ、私たちが乗りたい一心。本性を現してしまいました。テヘヘ。外国人にも言わなけりゃ意味ないだろうって?カミサンが、「英語で言え」と、うるさいので英語でも言いました。「武士道」は、「ブシドー」と言いましたがね。多分、通じていない。その前に、聞こえていない…。

 この母娘、何のために修羅場をくぐってまで青森から札幌へ向かうのかですが…「三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016-2017”METROPOLIZ”」の北海道・札幌ドーム公演へ行くのだという。この公演、新函館北斗駅で数千人が押し合いへし合いしている段階で中止が決まっていた。母娘は、なんと、お金持ちらしくスマホを持っている。それで、公演の中止は知っていた。それなのに札幌へ向かう?しかも、艱難辛苦の末にである。理由は、「(公演の予定会場だった)札幌ドームで記念写真を撮ってくるため」…ファン心理というモノでしょうか。どうぞ勝手にして下さいってとこ。

 なぜ、三代目 J Soul Brothersの札幌ドーム公演が中止になったかですが・・・
 ライブに出演予定だったPKCZ(ピーケーシーズ)のメンバーと、スタッフが、悪天候による札幌行きの飛行機欠航のため北海道新幹線で札幌ドーム行きを目指した。あ、あーっ!私どもと、全く同じ状況。とうとう、私どもも、PKCZ並に出世できましたぁ!えっ?単なる偶然だべって?そうですね。

 新函館北斗に着いたPKCZ一行は、数千人の人混みを避け、新函館北斗から自動車(ワゴン車)で、札幌へ向かった。飛行機欠航、JRは運休という悪天候ですから、道路状況だけが良いはずがない。
 七飯町西大沼のコンビニから、国道へ出ようとしたところでトラックと衝突した。コンビニの店員は驚いたでしょうねぇ!いきなり、EXILEのHIROや MAKIDAIが買い物に寄ったんですからねえ。おっと、そーゆーのんきな話じゃなくて、EXILEの今後の活動はどうなるか心配ですね。
 事故発生時は路面は、圧雪アイスバーン。吹雪で見通しがかなり悪かったとのこと。危険なのです、北海道の冬の道は。
 全員命に別状はなかったものの、ライブ出演は難しい状況となた。PKCZを抜きにしての公演は成り立たないので中止とした。

 札幌へ着いた津軽弁の母娘はどうしたかって?使用言語を日本語に戻し、人混みに消えてゆきました。うーん!バイリンガル…。

線路に人が落ちそうな…

2016年12月25日 | Weblog
 いやはや…人生何が起こるか分からない。何が起こったかを時系列を追って書きますと…

 12月23日 東京から北海道の某市へ帰るため、羽田空港へ。なぬぅ?!「雪のため欠航(羽田→新千歳)」。…この日ほど、ガラケーを恨めしく思ったことはありませんでした。状況に対応する手段、早い話がスマホを持っていないわけで…。何がどうなっているか?目隠しで羽田空港をさまよっている状態。
 とりあえず、欠航便をキャンセルしなければ。長蛇の列に並ぶこと40分、ようやくキャンセル成立。
 で、NH、JL、スカイマーク…どの飛行機も、欠航。つまり、23日に新千歳空港へ行くことはできない。空港で寝たのかって?寝ませんよっ!だって、羽田空港で7泊しなければ空席がない状況だってんだから!空港で7泊は辛い、というか、孫が遊びに来るのに私もカミサンも、羽田で寝ているっていうのはおかしいでしょう!なんとしても帰宅しなければ!

 長女の夫が、新幹線の切符を手配してくれました。その人はスマホを持っているのかって?も、も、持ってるというかぁ…専門家。IT関連上場企業の取締役。世の中にこうゆう人がいるのか!?と思うほどいい人。彼が、空港関連会社に手を回して飛行機を捜してくれたのですが…年末の飛行機は、取締役のお力を持ってしても無理でした。
 23日の夜は、浦安の二男宅に泊めてもらって孫達と、「フルーツが沢山挟まれたクリスマスケーキ」を食べて翌日に備えました。

 さて、クリスマスイブ、12月24日。北海道新幹線は、何の問題もなく終点、「新函館北斗駅」に到着。「新函館北斗」から「札幌」までの特急に乗るべくぅ…な、な、な、なにこれっ!新函館北斗駅は、数千人の乗客で溢れていました。
 どうしてこうなったか?
 1 札幌への飛行機が欠航で、JRで札幌へ行く人々が新函館北斗駅に溜まる。
 2 大雪のため北海道内のJRがストップ。新函館北斗駅に人が溜まる。
 この日、北海道内では、「10万人が影響(12月25日の北海道新聞第一面)」。

 新函館北斗駅のホームは、線路に人が落ちそうな状態。さあ、(函館始発の)14時11分発の札幌行きの特急が、新函館北斗駅の2番ホームに入って来ましぃ…とは簡単にいかない。とにかく、人が溢れるホームで押されて線路に落ちそうな人がいるので、超徐行で入ってきました。それからが地獄絵図。「我先に!」と、乗り込もうとする!乗ろうとする客の国籍は(私の見たところですが)、外国からの観光客が60%、日本人旅行者が40%ですかね。
 日本人が、我先にと乗るのかって?乗りますねえ!「殴る、蹴る」もありましたが、それほど効果がなかった。なぜかというと、数千人の押しくらまんじゅうですから、殴ろうとしても、手を振り上げる隙間がないので、「猫パンチ」で終わる。蹴る奴は、膝蹴り専門ですが、膝を少しでも上げるには多少の隙間が必要。隙間がないので、膝蹴りを受けたほうも大きなダメージがない。それほどの押し合いへし合いでしたねぇ。
 怒号は、「日本語」「英語」「多分…中国語」「津軽弁」。狂乱するオバサン!とうとう警察官10人ほどが出動。私も久しぶりに、50年前の、「全共闘VS機動隊」を思い出させていただきました。
 14時11分発の札幌行きの特急が、新函館北斗駅を発車したのは、14時55分でした。もちろん私は乗ることなどできず、1時間半ほど、人に揉まれて立ち尽くしておりました。

 14時11分発に乗れなかった私とカミサンを含めた800人ほどは、次の札幌行きの特急に乗るべく3番線へ移動。800人が、自由席車両が止まる予定の場所に並んでいたのですが、あとから新幹線で来た乗客が列に関係なく3番線ホームへ。始めのうちは、「列に並んで!」と言いましたが、どんどん人が増えて、私の言うことなど無視。電車を待つ人は、たちまち1500人ほどに膨れあがった。全く手が付けられない。

 待ちに待った、15時15分発の札幌行き特急がゆっくり入ってきた。線路に落ちる人がいなくて良かったです。そして、電車のドアが開き空き、また修羅場が。
 まず、降りたい乗客がいるのに、我先に!降りたかった乗客は,ドア付近で身動きとれずに10分ほど。自分さえ良ければいいという人の率が高すぎます!降りる人…ホント可愛そうでした。がんがん人々に体当たりされて、身動きができないんだから!ホームには、降りる人用のスペースなどないわけで…。

 カミサンなど、見ず知らずの人間に口から胃袋が出るほど押されて、半べそかきながら、「東京ばな奈」が4箱入ったビリビリに裂かれた紙袋を抱え、(自分の)オストリッチのハンドバッグを引っ張っていましたよ。(人々に挟まれて、ハンドバッグを引き寄せることができない状態。立錐の余地もない)

 私ですかぁ?電車のドアまで、あと1mという所で二進も三進も行かない。10分ほど、身動きとれず。
 人間は、「自分さえよければいい」んですよぉ。困ったもんです。と、言いますのは、ようやく電車に乗ることができたら、もう安心で、乗ることができない人のために客席内へ詰めてあげようとしないのです。「おまえら、もう諦めな。早くドア閉めりゃいいのに」って感じ。

 私は、絶叫しました!「中へ詰めてください」10数回叫びましたが、全く効果はありませんでした。
 「もう諦めようかぁ?」カミサンに話しかけました。
 「そうだね、函館に泊まって、明日一番の特急に乗ろう。函館が始発だから、間違いなく乗れるし…」。
 「今は、とりあえずこの列車が動き出すまで、頑張ってみよう」。
 そこへ警察が登場。外から、電車内の乗客に中へ詰めるよう指示している。これが効いたのか、私も東京ばな奈を抱えたカミサンも、電車内へ!良かったですよ。これで、札幌までは行ける。
 15時15分発の札幌行きは、15時50分に新函館北斗駅を出発!殴る蹴るはありませんでしたが、仲間が乗れない状態になった香港の芸能関係社の女性が、「その二人を乗せろ!」とわめき散らして凄かったですよ。その二人というのは、香港のアイドルらしく、「雪の妖精」のような衣装でした。何でアイドルが新函館北斗にいるのかって?12月24日は、クリスマスイブで、札幌でコンサートやら何やらが行われる予定だったようですが、飛行機が飛ばなかったので大半が中止。新幹線で北海道入りした芸能関係者も多数いたのですが、札幌まで行けた人は何人いたことか?行けたところで、どーしようもないんですがね。

 で、脊柱管狭窄症の私が、新函館北斗駅から、「待ち時間+電車に乗っていた時間」のすべて、立っていた!これ凄いでしょう!合計およそ7時間!一切の飲食なしでひたすら7時間以上立っていた。しゃがみ込むこともできませんでした。なぜなら、車内で私に与えられたスペースは、26cm×20cm。しゃがめませんよ。
 そんなわけで、鼻水すら拭く隙間を与えられなかった私と、東京ばな奈を抱えたカミサンは札幌駅に到着!
 それから、またまた苦難の道が待ち構えていたのですが…長くなりすぎたので、おしまい。立っているのも辛いし、押し合いへし合いも辛い。だけど、何よりも辛いのは、「公徳心(社会生活における道徳を重んずる心)」の欠如。あんまりだわ。修羅場を見せられた10歳ぐらいの白人の女の子が、泣いていました。日本が嫌いになっちゃったかなぁ?

マスメディアによるいじめ・・・

2016年12月21日 | Weblog
僕は中1。市内のバドミントン少年団(仮称)に所属。自分で言うのもなんですが、市内、管内の同学年には負けたことがありません。小五の時、いじめのようなものが原因で、半年間不登校でした。しかし、バドミントン少年団の活動は休みませんでした。
 心療内科を受診したり、何人かのカウンセラーの門を叩いたりしました。そんなとき、僕の家へ(5年生の)担任ではない、N島先生(仮称)が来てくれて、次のようにいいました。
 「あのな、学校へ来られないなら暇だろう。角山へ登ってみろ」

 母親にお弁当を作ってもらい、登山口まで送ってもらって、一人で角山へ登り始めました。大半が、道幅2~3mの舗装道路で、時折山で作業する車が往来する…その点で、5年生が一人で登山しても安全。3時間で、山頂に到着。眼下に、自分が住む町が広がっていました。不登校になっていたことがばかばかしくなりました。
 中学生になり、夏休みの課題の作文に取りかかりました。自分が不登校になったこと。角山に登ったこと、それから毎年一人で角山に登ることにして、今年は三度目の角山登山だったこと等を書きました。
 その作文が、管内の「審査委員長賞」になりました。盛大な表彰式が行われました。父も母も喜んでくれました。
 数日後、新聞に写真入りで表彰式の記事が載りました。
 「おーい!新聞に載ってるぞ!」という父の声、父から新聞を横取りして、喜び勇んで読み始めました。
 と、と、ところが・・・表彰式に来ていた17人の中学生のうち、僕の名前だけが載っていませんでした。

 ハイハイ、アンティークマンです。どうですかこの状況!事実なのです。一部「仮名」にしていますが、脚色なし。これって、マスメディアによる、一中学生に対するいじめでしょ!大変な問題ですよ!
 えっ?!その新聞って、例の…「人手不足」を「人出不足」という大見出しにしたり、旧日本ハムの投手、岩本ガンちゃんの、「両親とファンがあって、今の岩本がありますと騙った」と書いた(「語った」とすべき所を、「騙った」として、ガンちゃんを詐欺師扱いにした)あの新聞かって?そ、その通り!
 さすがの私も、今回だけは黙っておられず腰を上げました。ただぁ…一市民がガタガタ言ったところで、二階建ての社屋を持つ弱小新聞社にとっては痛くも痒くもない。そこで、虎の威を借る狐…天下の「法務省」の力を借りました。私は、狐で結構。
 そして、訂正記事が載りました。だけど、非常に不満です。「…誤りがありましたので、次のように再掲載します…」・・・これって、おかしいでしょう!?「お詫びして、訂正します」でしょ!お詫びがないんだ!お詫びがっ!一人の中学生を、無視というか黙殺というか…オマエなんか知らないよ!という人権蹂躙をしておいて、「再掲載します」どうなってんだ?

 菓子折をもってお詫びに歩かなければならない所でしょっ!まっ、私の所はお詫びは入りません。菓子折だけで結構ですけどね。

通学路は水くみの道

2016年12月16日 | Weblog
「世界の果ての通学路」という映画がありまして…。ケニアの子が学校へ行く。朝一番に「水場」から、水を掬って水筒へ入れる。それを持って片道15キロメートルの通学路を象の群れを避けながら学校へ。この話、人権教室でよく話しています。
日本の子どもたちには、「水がにじみ出ている砂場のような所から水を汲む…じゃなくて掬う」そのことが理解できない。水道の蛇口をひねると飲み水が出てくる…。それが普通だから、ありがたみなど感じない。

ケニアでは国民の3分の2が家の近くで水の供給を受けられない…。そうだろうなあ!
 毎朝、何キロメートルも歩いて水を買いに行くのは子どもの役目…水を買う?そりゃあ、ケニアといえども都市部では水を売っているでしょうねえ。水を買うことで疲れてしまって、学校を休むことも多い…?こ、これは!私の人権教室とは違う展開。私の展開は、「なぜ片道15キロメートルもの通学路を毎日通うのか?」と問いかけ、マララさんの力も借りて、「学校へ行くことができる幸せ」を感じてもらう…なんですがね。水を買うことで疲れてしまって、学校を休むことも多いってのは…。

 ESDなる教育があります。「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)の略。今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)。そのことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出す。それによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動。私が25年前から取り組んでいるものです。現職時代の名刺には、「think globally, act locally」と、しっかり印刷してました。
 ESDアワードの平成28年度のグローバル賞に、国際トランスフォーメーション財団(本部・ケニア)が選ばれました。
 ケニアの子どもと水の関係で、国際トランスフォーメーション財団が始めたのは、「学校に水の売店を設置する事業」。
 財団が資金を貸し付けて学校が給水所を設ける→子どもたちは学校で学び、ついでに水を買って帰る。(水を買うことで疲れてしまって、学校を休むことも多いということはなくなる!)なるほどなるほど、けだし名案。
 ハンドトラックも用意されており、水の運搬も楽になった。水の販売収入で学校は約2年で借金を返した!アレレ、いいことずくめ!さらにさらに、そのお金で次の学校に売店が設けられる(これまでに9校に設置)。おもしろいですねえ!これまでに、4千人以上の子どもが水くみから解放されたという。

 いいことずくめなのですが…私の、「人権教室」は、どうなってしまうのか!内容の一部変更を余儀なくされてしまいましたね。世界の果ての通学路の、ケニアの子たち…学校帰りに水を買って、(家が遠い子は)15キロメートル歩いて帰るんですよね。学校へ通えるのが苦痛にならなければいいのですが…。

三人寄ればぁ…そばみ合う?

2016年12月10日 | Weblog
「皇室御用達のそば」を今年も頂戴しました。(値段が)相当高いと、思われます。自家用では決して買わない代物。ここ数年、毎年いただいて食しておりますので、初めて食べたときの感動は薄れてしまっておりますが、確かに、「旨いっ!」。
 小市民が、天皇陛下と(おそらく)同じ「そば」食べている…畏れ多いが、旨いものを食べると、目が円くなります。目を三角にして、そばを食べる人はいない。

 緑の少年団で、「そば打ち」をしましたが、指導の方のおっしゃるとおりに打っていたら、「十割そば」が見事にできました。勝手にやって、そばをダンゴにした子らがおりまして、指導員は目を「そばの実」のように三角にして怒っておりました。

 ところで、「そば」は何語?「蕎麦」という漢字があるので、中国から来たのか?「そば」は、日本のもののはず。漢字があっても中国伝来ではない。「中華そば」なるものもあるが、そば粉は使っていないから、「そば」を名乗るのはいかがなモノか。「ソーキそば」も同様で、そば粉は使っていない。しかし、市民権を得ているので、「そば」を名乗ってもいいことにしますかぁ。

 で、そろそろ本題。前置き、長っ!
 大野晋さんは、なぜ、「そば」を「そば」と呼ぶかを考えた。
 大野晋さんには、日本語のルーツでお世話になっているんです。日本語のルーツはインドのタミールにあるという説。私が、日本語に最も近いと思うのは、「ゾンカ語」。そのゾンカ語を話す人を求めて、はるばるブータンへ行った話は6年ほど前に書きました。今でも、ゾンカ語の数字の読みは、「いち、にい、さん、し、ご、ろく、しち・・・」でした。ただし、消えかかっている言語なのです。ブータンの学校教育は「英語」。ゾンカ語を話す年寄りは、自然減。

 大野晋さん、源氏物語から、「御仲そばそばし」を見つけた。藤壺と弘徽殿が、桐壺帝をめぐって対立し「仲が悪い」状態だった。これが、「そば」のルーツだなと考えたわけ。ほかに、「そばみ合ふ(お互いに背を向けとげとげしい様子)」、これも「そば」のルーツ。耳を「そばだてる(傾ける)」、傾けるわけだから、普通じゃない状態。これも、「そば」のルーツ。えっ?大野晋さんが本当にそんなことを言っているのかって?だいたい、このようなことを言ってますねえ。

 「そばそばし」「そばみ合ふ」「そばだてる」…これらの共通項は、「そば」。
 その昔、日本人は円や四角は良しとするが、三角を嫌ったらしい。そこへ持ってきて、(そばの)実は三角形!その三角形の実から作った、「麺」をなんと呼ぼうか?
 「そばと呼ぼう!」と、いうわけで、あのたべものが、「そば」と呼ばれるようになった。・・・うーん!オチがつかない・・・!

夢が叶わないと、何かを呪って生きていく

2016年12月07日 | Weblog
今年の1月、「30mの箱根駅伝」という人権教室用の教材を作りました。積極的に売り込まなかったせいもあり、「日の目を見ずに埃をかぶってしまうのかな…」と思っておりました。 来ました来ました。某小学校6年生担任から、「30mの箱根駅伝をお願いしたい」と、注文…じゃなかった、授業の予約が入りました。張り切って、日々、教材のクオリティを高めております。

 で、「30mの・・・」で、何を子どもたちに訴えたいか?
 「目標に向かってひたすら努力を重ねる。しかし、目標を実現できないこともある。挫折を回避するには、努力しなければ良い。だけどそれでは、何も生まれない」
 このテーマに近い意見を持っている有名人は、結構おられる。そんな中で、私が感心するほど、テーマにピッタリの考えを持っている人が!どんな考えか・・・

 人生の前半は努力すれば夢は叶うでいいと思う。でもどこかのタイミングでそれを客観視しないと人生が辛い。
 努力すれば夢は叶うという夢から抜けられない人は、挫折したとき、自分を許せなくて何かを呪って生きていく。

 これ、凄いでしょう!ドキッとさせられたのは、「何かを呪って生きてゆく」です。
 モノが解っている人物」ですねーっ。誰のことだって?本人がいやがるかも知れませんから名前は出しませんが、元陸上選手。
 「ヒステリックな正義の人」で物議を醸した人だろうって?物議とまでは行きませんでしたが、その通りです。あのときは、迂闊に頷けませんでしたが、今は私もモノが見えてきていますから、大いに頷きます。ヒステリックな正義の人って、障害をもつ人のことが分かっちゃいないかもってことで。

ヒステリックな正義の人の例・・・
 1 「400メートル障害」ではなく「400メートルハードル」と言ってほしい。
  →「障害」という言葉を使わないのが良いと考えるヒス。
 2 「障害」ではなく「障碍」、「障がい」と表記してほしい。
→「害じゃないのに、害という字を使うな」というヒス。
 いるんだよなあ、こういう人。

 中学生の人権作文、障害者について書いた作品、「障害を持つ人の普通と、持たない人の普通は違います。それに、優劣をつけることなどできません」という文章がありました。素晴らしいです。「障害はダメ」「障碍がいい」「障がいがいい」という人たちより、「普通に優劣をつけるな」…なんと素直で温かいことか!

無職かつ貧相な老人…私だよっ!が目立った日

2016年12月03日 | Weblog
 おそらく今年最大の職務と思われる仕事が、昨日終わりました。大規模な表彰式で、「講評(総評)」を述べたのですがね。目立った目立った!そこに至るまでの準備に、三か月かかりました。
 この三か月どんな仕事をしてきたか?説明には5時間ぐらいかかるのですが、5分にまとめます。
 某コンクールの、地方大会から本選まで、ずーっと審査委員長。それはそれで、おもしろいからいいのです。苦しみは、最優秀賞、優秀賞が決まってから始まります。
 まず、受賞作品への寸評を書かなければなりません。寸評が、表彰式で使われるのです。表彰状授与のバックで声の美しいMCが読み上げたり、冊子に載ったり…。審査員の良心で、何度も何度も読みます。読んでいるうちに、「作者より深くテーマを掘り下げている自分」が見えます。作者を完全に美化します。もっとも、寸評で「こきおろされちゃあ」かないませんからね。これを20数名分(2団体)。
 この三か月、毎日の仕事がこれ。正直、アンティークマンブログを書く時間がありませんでした。だいぶお手当が出るだろうって?あ、あ、あのね!無報酬ですから!お金ほしさに審査委員長などやりません。応募者に失礼です。

 次に(昨日やった)表彰式での、「審査員長講評」の原稿書きです。このために、またまた作品を入念に読みます。作品のあらすじも書かなければなりませんし、どういう観点で審査して高得点を得たのか?これがなければ、「講評」にはなりません。膨大な時間を掛けて、頑張りました。講評が完成したのは、表彰式前日でした。

 で、講評と並行して、「新聞向けの原稿」を書きました。これは気を使います。地方紙とはいえ、大新聞に掲載されるわけですから、私など足下にも及ばない頭の良い人たちも多数読むことになるわけです。そこでなめられちゃあ、アンティークマンの名が廃るわけで、意地でも、「アンティークマン、なかなかやるじゃないか!」と、思っていただきたいもの。これは、明日(12月4日)の朝刊に載るのですがね。なお、ここでいう大新聞は、「岩本選手が…こう騙った」の新聞ではありませんから。念の為。

 「昨日の表彰式は盛大だったか」って?大変盛大でした。観衆はおよそ、600人。1時間半前から場所の確保で人が集まってきました。会場は、地下一階から地上三階までを吹き抜けにした、巨大なアトリウム。地下一階がメイン会場なのですが、各階の吹き抜け側に鈴なりの人が。
 なぬ?表彰式に600人はないだろうって?表彰式関係者は、100人程度、ほかの500人は観客。もちろん表彰式の観客なのですが、お目当てはゲストの、日本ハムファイターズの1億円プレイヤー中島選手と、来季J1へ昇格するコンサドーレ札幌の石井選手。私の講評が聴きたくて、開始1時間前から待ていた観客は、1名だけでした。カミサンなんですがね。
 講評は、好評だったかって?三か月頑張ったんですよ!智慧を120%絞った名文。不評なはずがない。もちろん、終了後は盛大な拍手をいただきました。
 えっ?カミサンは、講評に対し感想を述べたかって?そ、そ、それがぁ、「声が良かった!MCの女性アナが裸足で逃げようとしていたよ!」と。内容についての感想は出てきませんでした。まったくぅ!
 もっとも、私の自己採点は、65点かな。原稿の行を間違えて、しどろもどろが一箇所あったのです。メガネレンズ新調します。

元プロ野球選手が…「騙り」?!

2016年12月01日 | Weblog
 人の悪口は書きたくないっ!ホント、ホント!だけどもう我慢できないっ!
岩本 勉さんなんですがね。元プロ野球選手(元日本ハムの投手)。今は、「やかましい系野球解説者」で、タレント業もやっている。「ガンちゃん」の愛称で、ファンも多いはず。

 そのガンちゃんが、我が町で「講演」しました。その記事が某新聞に載りました。ガンちゃんの悪口じゃなくて、例の新聞の悪口かって?ピーンポーン!ガンちゃんの悪口など書きませんから。
 悪いのは、例の新聞です。有効求人倍率等、人手に関する記事の大見出しを、「慢性的人出不足」と書いたあの新聞です。

 さてさて、(田舎では)有名な某新聞、ガンちゃんが講演した記事をどう書いたか?
 「『・・・ファンの皆様、家族に支えられて、今日の岩本勉があります』と、騙った」

 「騙る」というのは、
 1 金品をだましとる。 
 2 地位・名前などを偽る。詐称する。
 つまり、ガンちゃんは、「こそ泥」「詐欺師」ということか?新聞がこんなことを書いていいのか?ガンちゃんは、名誉毀損で告訴しないのか?

 なぬぅ?「単なるワープロの変換ミスだろう」って?それが悪いのです!新聞ですよ!校正係とかチェッカーとかは、いないのか?いないとしたら、廃業をお勧めします。いるとしたら…なんと低レベルな校正係か!つまり、「単なるワープロの変換ミス」で、許される問題ではないっ!