アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

サイコパスが似合う職業は…

2012年11月29日 | Weblog
 「悪の教典(公開中の映画)」について、AKB48の大島優子が、「嫌いです」といったのだそうで…。それがニュースになり、逆に映画の宣伝になった!AKB48の影響力がそれほどのものとは…思ってもおりませんでした。

 「悪の教典」は、貴志祐介のベストセラー小説を原作としたもの。共感能力に欠けたサイコパスの蓮実聖司教諭がクラス中の生徒を惨殺するというストーリー。主人公の蓮実教諭の愛称は、なんとも、殺人鬼らしくない「ハスミン」。このハスミンが淡々と殺戮に及ぶ。
 舞台は、東京都町田市の私立高校。不良生徒やモンスターペアレント、集団カンニングに、淫行教師などの問題を抱える。で、ハスミンは、自分に都合の悪い人間を次々と殺害していくサイコパス。

 サイコパス…この言葉を聞くと、昨今の一部の政治家の皆さんを思い出してしまいます。サイコパスは…
 1.口達者で表面的には魅力的…政治家のみなさんはこれが多いかな。
 2.自己中心的で、自尊心が強い…T. 真紀子さんタイプですね。
 3.病的に嘘をつく…「最低でも県外」「腹案がある」この人など、まだ可愛い部類です。だいたいやねぇ、混迷の現在を作り上げた政治家どもが、「未来」を語るな!
 4.ずるく、人を操ろうとする…ああ、あの人ね。怖くて実名を出せません。
 5.後悔したり、罪悪感を感じない…これもあの人。
 6.感情が浅い…上っ面だけなんだよなあ!
 7.自分の行動と責任を結び付けられない(責任感という概念の欠如)…このタイプ多いです。全員とは言いませんがね。
 8.退屈しやすく、刺激を求める…第三極はいわば、このケース。
 9.寄生虫のように他人に依存して行動する…「ワシは今何党なのかと秘書に聞き」って奴ですね。毎日、新党が出来ているって感じの昨今です。
 10.欲望を抑えるのが苦手…皆さんそうなじゃないの?
 11.性的に乱れた行動をとる…ハイハイ、不倫閣僚ね。
 12.現実的・長期的な計画をもとに行動できない…消費税の増税反対も、TPP反対も、原発停止も、あたかもすぐさまやりそうな勢い。嘉田新党は、「卒原発」という表現。びっくりしました。このブログを読んで勉強していたんじゃないのか?
 13.衝動的に行動する…減税日本と亀井静香党?
 14.責任を取ろうとしない…実現不可能なことを書くのがマニュフェストというはなしもあるが…義務を簡単に放棄するんだよなぁ。

 ハスミンはどうなったんだって?政治家の皆さんの中には、十分ハスミン役をこなせる人が多いということで…。「悪の教典」だもんねぇー!

(3日ほど、ブログ休みます。二男の二度目の結婚式に出てきますゆえ。なお、再婚ではありません。一度目は身内でささやかに挙式しました。二度目は、上司、恩師、友人に案内し盛大に!なのだそうで…)

野合の衆をカラスが笑うということか?

2012年11月28日 | Weblog
 一連の、離合集散、合従連衡、さらに、「選挙後には政界再編」
 …で、一寸恥ずかしいのが、「野合だ」「野合じゃない」の激論。
 野合は、「共通するものがないバラバラの集団が、まとまりなく集まること」…どこが恥ずかしいのか?

 …それで良いのですが、言葉には成り立ちってものがある。「野合」は元々は、「男女が自由勝手に情を通じて野原で一緒になること。密通すること。外でくつつき合うこと…」こうゆう意味。情事語です。

 それを、朝っぱらから連呼する。政治家の皆さん日本語の勉強をしてくださいよ。

 NHKの報道記者だった安住淳民主党幹事長代行ですら…
 「第三極は、有権者を本当に愚弄している。野合に野合を重ねる姿勢には、いずれ厳しい審判が下ると思う」
 NHKが、「野合に野合を重ねる…」これはよくないです。

 気になるのは、「野合の衆」という言葉が跋扈していること。あ、あるのかそんな言葉?「烏合の衆」の間違いではないのか?
 烏合の衆とは、カラス(烏)のように、規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団。秩序のない人々の集まり。

 野合の衆はぁ…カラスに笑われるという…うがった使い方か。

半年間でいじめが倍増…?

2012年11月27日 | Weblog
 いじめられて自殺した。遺書には、「シャーペンの芯を折られた」…。それがで自殺かよ…と、情けなくなります。つい最近は、「シャーペンをバラバラにされた」…だからシャーペンぐらいで死ぬなよ…。こう言ったところで命は戻っては来ない。

 文科省の緊急調査で、今年4~9月の半年間に全国の小中高校などが把握したいじめは、14万4054件。これは、約7万件だった2011年度の2倍を超えた。
 命や身体を脅かす恐れのある重大ないじめは278件。暴力を受けた子供が自殺をほのめかしたケースも報告された。

 いじめが、1年で2倍になった。
 数字はたしかに2倍ですが、これはいじめが増えたわけではありません。いじめられたという回答が増えただけです。
 調査の回数が増えました。それと、「加害者が、いじめと感じたらいじめ」という、いじめの定義が浸透してきたからです。
 「いじめはないか!?いじめはないか?!」とせっつかれたら、期待に応えて「いじめられた」と回答しようかな…。このような背景ですね。

 それで学校によっては、「いじめが増えたら恥」と、いうところが出てくる。ですから、「粉飾決算の逆」のような過小申告をする。…これも粉飾か。
 こういう学校が危ないです。学校ぐるみでいじめ対策を講じているなら、調査の結果いじめが増えてもあたふたジタバタする必要がない。何もしていない(する気がない)学校は、隠蔽します。

 いじめは、「児童生徒が見える教師」がいれば簡単に収拾出来ます。ただその前に、見える教師のクラスではいじめは起こりませんけどね。

 では、「見えない教員ばかり」の学校はどう対処したらいいか?事務的でも良いから、指導の流れのマニュアルを作成することですね。やる気がない教員でもマニュアルに従って事情聴取ぐらい出来ます。ただ、加害児童生徒が口裏を合わせないようバラバラに事情聴取しなければなりませんけどね。その中から、矛盾点を突いて加害グループに有効な指導をする…。ポイントは、「学校ぐるみ」という点です。

 「いじめのとらえ方や取り組みの違いで数字は大きく変動する」…このような考えで、何の行動も起こさない学校…これが一番良くない…。

オバマさんそりゃないぜ

2012年11月26日 | Weblog
 屋根に登って大威張りで手を振っていたのに、ハシゴをオバマ米大統領に外されてしまいました。屋根から飛び降りるしかなくなってしまいました。
 オバマさんが、「米国は、ビルマの呼称を止めミャンマーと呼ぶ」と、訪問先のヤンゴンで言ったのです。早すぎる。あと1年後でも良かったのに…。

 「ミヤンマー」は、軍事政権が名乗っていた国名。私は、「日本はビルマで通そうよ」と主張してきました。米政府も、正式名称は「ビルマ」としていました。それをこの期に及んで…。

 私が軍事政権のいう国名「ミヤンマー」の使用は止めようと言ってきた理由は…
 ○ 人権弾圧を続けてきたから。スーチーさんの軟禁(幽閉?)。水を張った田んぼに地雷をばらまき、反体制の人々を徒競走させる。運良く向こうの畦へたどり着いた人は銃殺。
 ○ 軍事政権の残忍さを示した映画、「ランボー・最後の戦場」。映画に出演した人の家族がビルマに残っている場合、その家族を牢屋に入れると脅迫した。刑務所ではなく、「牢屋」ですよ…。
 ○ ミヤンマー国内(この件については、ビルマとは言いたくない)で、女性を誘拐し、多くは嫁不足の中国農村へ売り飛ばしていた。「売値」は年々高騰し、約53万~約66万円。…若く美しい女性は、農村ではなく風俗店に売り飛ばされる。ミヤンマーで「商品(女性)」を物色し、中国側で「買い手」を探すといった分業体制を取っていた。儲けは、軍事政権に入っていた。

 いま、変わりつつあることは分かる。しかし、「贖罪期間」ってもんがあるでしょう!
 オバマさんがもう言ってしまったからしょうがないが…私の立場はどうなってしまうのか!米国政府よ、正式名称を「ビルマ」に戻してくれーっ!
 えっ?日本政府はどう考えていたかって?
 国会で決めたかどうかは知りませんが、「ミヤンマー」で通してますよね?ミヤンマーであろうが、ビルマであろうがどってことない。些細なこと…なんでしょうね、日本は。

把瑠都発…時差について

2012年11月25日 | Weblog
 把瑠都が来場所は大関から転落…それはしょうがない。ところで、「バルト三国」…北から順に、「エストニア、リトビア(ラトビア)、リトアニア」。把瑠都のお陰で、位置関係を把握することが出来ました。
 大相撲つながりで、「グルジア」。この位置関係もついでに把握できました。黒海の南にトルコ。エーゲ海を挟んで、黒海沿岸を時計回りに、「トルコ→ブルガリア→ルーマニア→ウクライナ→ロシア→グルジア→トルコ」。大相撲が、地理の勉強になる。そんな時代になりました。

 で、ロシアは、北緯45度の黒海にも面している。北緯60度に、サンクト・ペテルブルクがある…広い!もっとも、世界一の面積の国だから広いのは当然なのですがね。ロシアは世界で最も多くの標準時を持つ国。9の標準時を持っている!
 ロシアは9の標準時…ところが中国は、国内に時差がない!東端と西端では約5000kmの距離があるのに!
 北京の正午は、太陽が真上近くにある昼間なのに、同じ中国内で真っ暗な正午を迎えるところがあるということ。無理があると言おうか、いちいち時計を直さなくても良いから便利と言うべきか…。

 把瑠都の大関転落に端を発して…中国の時差にまで発展します。
 ちなみに、中国と比較的近い面積を持つオーストラリアには東海岸と西海岸で2時間の時差。アメリカでは東海岸と西海岸の間に3時間の時差…。

赤い赤い新聞とその仲間達…やり過ぎです

2012年11月24日 | Weblog
 「天声人語」…朝日新聞の看板コラム。と、いうより、日本の新聞を代表するコラム…のはずでした。教育現場では、「天声人語の書き写し」が行われている。毎日、天声人語をノートに書き写すだけですが、国語力のアップに威力を発揮しています。
 このように神格さえ備えたコラム…それが…(11月19日)

 「髪形をいじるのは心機一転の表れでもある。日本維新の会の橋下徹氏が、おでこを出す正統『保守型』に変えた。この勝負髪で衆院選に挑むという。37歳上の石原慎太郎氏を新代表に迎え、しおらしく従う覚悟らしい」
「石原氏がほれたと公言する橋下氏は、政界でいう『じじごろし』に違いない。新代表を最強のリーダーと持ち上げ、ヘアスタイルを変えた。『何が目的か分からない年の差婚をした、したたかな女のよう』。きのうの東京紙面にあった、山本貴代さんの見立てに納得した。その縁の吉凶は知らない」

 これはひどい。中学生が、ノートに「じじごろし」とか、「年の差婚のしたたか女」と書写するんですよ!ひどいですよ。
日本維新の会の橋下徹代表代行は、殺人は犯していないし、女でもない。

 中学生は、橋下さんは、一体何人じじいを殺したんだろうと本気で考えてしまいます。「年の差婚のしたたか女」の表現は、明らかに女性蔑視でしょう!「女は生きるためには歳の差なんて気にせずに金のために結婚する」…こう言ってますよ。女子中学生は、「天声人語は男尊女卑かよ!」と、腹を立てながらの書写になります…。ひどい!

 勉強不足で分からないのですが、朝日新聞はどうして橋下さんを目の敵にしているのでしょうか?週刊朝日のときも差別ですよ!いじめの極致。
 そして今回の天声人語…赤い赤い朝日の原理主義…?

選択のパラドックス現象…

2012年11月23日 | Weblog
 近所に大きなスーパーがオープンしました。
 開店時間前に並んだんだろうって?冗談じゃない、「超特価」とか「目玉商品」という言葉が嫌いですから、開店の日に行くなどという恥ずかしいことはしません。開店の日の夕方に行きました。

 大変な数のお客さん。従業員もあちこちの系列店からの助っ人でお客さんの数と変わりない。

 客の流れに流されて、「ジャムのコーナー」に。「黒豆ジャム」「小豆ジャム」…これらって、早い話が、「餡」じゃないのか?「かぼちゃジャム」こ、これって、カボチャをマッシュして砂糖を入れただけでは?
 それはともかく、ジャムだけで一体何種類あるんだーって感じ。果物のジャムはもちろん、豆類のジャム、野菜のジャム…その数、50種類は並んでいました。肉と魚のジャム以外は全てあるといってもオーバーじゃないかも。我が家特製と思っていた、「ぶどうジャム」「ぐみジャム」「グーズベリージャム」「スモモジャム」「トマトジャム」…普通に並んでいました。

 さて、こうなると、どのジャムを買うべきか迷う。迷った末に結局ジャムは買いませんでした。
 これが正しく、「選択のパラドックス」(友野典男著 行動経済学)。「人間は選択肢が多すぎると決定できない」あるある!二択、三択、四択ぐらいまでなら集中して選べるが、五択以上になるととたんに集中できなくなる。日常的に経験していることです。

 ジャム売り場…品数を集めたことが失敗でしたね。もっとも、それは私の考えで、店側は成功したと思っているかも。

 日本に政党が14もあるとは…。昨日、13に減った!こうなると、選択のパラドックス現象が起こりますね。

 「ワシは今『なに党』なのかと秘書に聞き」

 もうどうでもよくなってしまう。政党が増えて選挙に行く人が減る…。皮肉なものです。勝手に決めつけるなってか?

 スーパーの開店で選挙を憂う…。庶民の鑑だね。

選挙公約に、「防犯」が入らない?国民の安全は…

2012年11月22日 | Weblog
 六本木…私達の世代(いわゆる団塊)にとっては、日本のトップランクの遊び場でした。いえいえ、栃木県小山市大字間々田六本木ではなく、東京都港区六本木のはなし。庶民は歌舞伎町をウロウロ、お金持ちは六本木…。
 小山市の六本木を知っているのが凄いって?鳥取にハワイがあるわけで、驚いていただくほどのことでもないです。

 その六本木で、クラブのVIPルームにいた客が、十数人の男たちに金属バットのようなものでめった打ちにされ殺害された。
 あのおしゃれな六本木で、撲殺事件が起こる…!このことに衝撃を受けました。事件直後、かなり鮮明な犯行グループメンバーの映像が公開されました。「すぐに捕まるだろう」と、思っていたら…今も捕まっていない!これって…どーゆーこと?
 分かったことは、「六本木はもはや上級の遊び場ではない」と、いうこと。

 治安が良いはずの日本なのですが…人気(ひとけ)のないところではなく、数百人もの客の目前で、金属バットや鉄パイプでの撲殺事件が起こり犯人達の映像があるのに逮捕されない…!これは大変なことでしょう!国会を解散している場合じゃない。国会議員の皆さんは武装して、関東連合や怒羅権の殲滅に奔走する場面でしょ!東京都知事は何をやっとるのか?!選挙で忙しい?威勢のいいことばかり言っているが、暴力団関係はどうするつもりなのか…。東京から暴力団や、暴力団もどきの連中を殲滅しなさいよ。排除では、ダメです。排除すると、神奈川、埼玉、千葉へ流れてしまいますから。

 暴力団、愚連隊、不良グループの殲滅は、TPP、原発、消費税と並んで重要な課題でしょ!しかし、どの政党も、「暴力団、愚連隊、不良グループの殲滅」を掲げない。政治とは関係ないからだって?世の中の事象で政治と関係がないものなどない。
 しょうがないから、第四極の「減税日本」を「防犯日本」に改名してもらおうかなあ…。

「ネガキャン」と「ドタキャン」

2012年11月21日 | Weblog
 「ネガキャン」…「ドタキャン」の親類かな?「○○キャン」と来たら、親類と思って当然かなと。ところが、ネガキャンとドタキャンは全く関係なかった。そうゆうことも知らなかったのかって?…話の枕で…。

 「ネガキャン」は、「ネガティブキャンペーン」。
 どうやらTBSは、反自民なのか安倍さん嫌いのテレビ局ということらしい。
 NHKのニュースキャスターの森本健成容疑者の痴漢事件についての報道中…スポーツニッポンの紙面を紹介する場面で、アナウンサーが痴漢の状況を説明した。「東急田園都市線の急行電車内で…」と読み上げる間、スポーツ紙を映していた画面がなぜか自民党の安倍晋三総裁が談笑している映像に切り替わった…!

 これはいただけませんよ。「間違えましたぁあ!」で、済む問題ではない。NHKへのネガキャンは解らないでもない。しかし、自民党へのネガキャンは、卑怯じゃないか!「みのもんたの朝ズバッ!」という番組内でのことなのだから、黒幕はみのもんたじゃないかって?たぶんですが、みのさんは無実でしょう。眠いんだから、ネガキャンに付きあっていられないはず。

 「ドタキャン」は、「土壇場キャンセル」。
 キャンセルは分かるが、土壇場とはどこのことか?
 読んで字のごとし。「土壇場は、土を盛って築いた壇になっている場所」 江戸時代に、斬罪の刑を執行するときに罪人を土壇場に横たわらせた。「土壇場=斬首刑の刑場」ということ。意味が転じて、どうにもならない場面や最後の決断を迫られる場面の意味になっている。

 今の日本で、「ドタキャン」は深刻な問題です。会社のつきあいのゴルフのドタキャンは、「出世は絶望」です。そりゃないだろうって?普通にありますから、知り合いなどは、「高熱が出たとしても、担架ででもゴルフへ行きます。ゴルフ場で死ぬか、生涯ペーペーで過ごすか。死ぬ覚悟でゴルフに行けば活路は見いだせますから。絶対にドタキャンはしません」と。

 土壇場の言葉の意味…「最後の決断」ですから…「最後→最期」。命がけの決断なのです。…ドタキャンが平気な職種というか人達も…。ドタキャンをしないようこころがけなければ。かく言うお前はドタキャンの経験はないのかって?あります。しかし、「ドタキャンしても人に迷惑をかけないとき」のドタキャンでしたから。何があったかは書けません。書けば同情されるかも知れませんがね。消化器系最終段階のトラブル。家人が薬局へ浣腸を買いに走ったわけで…。ゴルフの約束があれば、救急車ででもゴルフ場へ行きましたけどね。

 ネガキャンとドタキャンの決定的な違いを発見しました。
 ネガキャンは他人を陥れる。ドタキャンは自分を陥れる…。

暴走老人?…ろ、老人と言うなぁーっ!

2012年11月20日 | Weblog
 「暴走老人」…暴走できるのですから、素晴らしい老人です。

 65歳以上の人口は3074万人(総人口の24.1%)
 70歳以上は2256万人(総人口の17.7%)
 75歳以上は1517万人(総人口の11.9%)
 80歳以上は893万人(総人口の7.0%)
 総人口の60%以上を、高齢者(行政が言うところの)が占める。おめでたいことです。

 で、ズバリ「老人」と表現せず、「お年寄り」「高齢者」「シルバー」「シニア」等の言い換えが目立つようになってきました。
 行政は、65歳以上を「高齢者」と呼んでいます。気を遣って、「高齢者」といってくれているのは解る。しかし、65歳以上というのがよくない。高いとか低いとかは、比較で使うべきもの。線を引いて決めるものではない。富士山だって日本では高いが、世界では低い。年齢については、「100歳を越えたら高齢者」なら、解る。

 「老人」という言葉ですが、白川静さんの説では…
 老の字の「匕(さじのひ)」の上にあるのは、「長髪がたれている様」なんだと。「匕」は、「横たわっている死に近い人」なんだと!つまり、「髪が伸びて、死にそうな人」を「老人」と、書き表す。これなら、高齢者、お年寄り、シルバー等の言い換えも頷ける。

 疑問点としては、「ハゲの場合、老人には当てはまらない」のではないかということ。つまり、髪の長い人は「暴走老人」で、ハゲの場合は、単なる「暴走ハゲ」ということか。

 「老」が付く縁起の良い熟語はないのか?
 「老成」…いいねえ! 「大老、老中、家老」…立派!「老巧、老練」…少々ずるそうだが、良い言葉。「老舗、老酒、老師」…これは素晴らしい。
 四文字熟語には、良い意味の「老」が多い。
「老少不定」…老人が先に死に、若者が後から死ぬとは限らない。
 「老成円熟」…人格・知識・技能・教養などが十分に熟達していること
 「老成持重」…十分に経験を積んで物事に長じ、しかも慎重なこと。
 「老婆心切」…慈愛の心が深く厚いこと。読むとき、「老婆心」で切らないように。「ろうばしんせつ」と続けて読む。

 なにぃ?反撃? 
老死、老醜、老獪、老衰、老弱、老骨、痴呆・・・もうやめてくれーっ!どさくさ紛れに、痴呆を入れるなーっ!「老」がこのように歓迎すべきではない意味が多いから、暴走したくなる人が出てくるのも無理はない。

 だけど、80歳の新総理って、誕生しますかねえ?ないとは思うが、あってもおもしろいかな。石原さん、すぐキレるし、小説家に対して失礼かも知れないが、言葉に思慮が感じられない。経団連の米倉会長を、「あのタヌキみたいなジイサン」と、言い放ったり…。だけど、何かやってくれるかも知れない?横たわって死ぬのを待っている状況なので(老の字の意味から)、思い切ったことをする…かな?