アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

児童生徒と教員のメール交換はオシオキ

2011年12月15日 | Weblog
 学校の「サポーター」というボランティア…。「我が市では、このような素晴らしい取り組みをしています」という宣伝の為の員数合わせ要員。ですから、自由に休める。員数合わせだから、私の実力は全く期待されていない。月に数回じゃあ、力を発揮する時間など無いけどね。
 月に数回でも、顔を覚えた児童にキムラくんがいる。私は、毎日プールへ行っています。キムラくんも、プール教室に通っており、プールで出会ったら手を振り合ってお互いを確認します。ただそれだけのことですが、小学1年生にとっては、大変重要なことらしい。
 「先生!プールを休んだらオシオキだよ!」と、強迫された。「オシオキ」という古めかしい言葉を遣うとは!いつも、保護者に言われているらしい。

 それで…、「次回プールを休むよ」ということを、手紙に書いてキムラくんに渡した。事前に連絡せずに、オシオキされちゃあたまらないから。
 手紙を受け取ったキムラくんは、たいそうな喜びよう。「プールを休まないときでも、手紙ちょうだいね」と。早い話が、メル友。

 岡山県では、教員と生徒のメール交換を原則禁止するよう各校に求めた。
 盗撮や女子生徒へのわいせつ行為などで、県立学校の教諭3人が一度に懲戒免職となったのですが、そのような事件の再発防止のため。
 減給とか、停職ではなく、懲戒免職ですから…悪質などというレベルではなかったらしい。
教諭が生徒とメールで連絡を取り、密室の会議室などでわいせつ行為に及んでいたのだという。とんでもないこと!懲戒免職でも不足です。懲役でもおかしくない。

 岡山県といえば、「教育県」でした。それが、近年凋落の一途。全国学力・学習状況調査では、小学6年生も中学3年生も、全国平均を下回っています。全国平均を下回るということは、「ダメ」ということ。「教育県」の看板は撤去しなければ笑いものにされるだけ。

 どうしてあの、飛ぶ鳥を落とす勢いがあった教育県が廃れたかがよく解りました。教育とは関係ないところで頑張る教員が沢山いるということ。沢山じゃないだろう!たった3人だろうだって?ハインリッヒの法則(1:29:300)によりますと、この3人と同じ罪を犯している教員は、87人いるわけです。さらに、メールで呼び出し、わいせつに及ぼうとした数は、900人。沢山でしょう!
 岡山県が、教員と生徒のメール交換を原則禁止したのは、当然のことです。

 私の小学1年生のプール友達とのメール交換(紙に書く、古式豊かなメール)ですが、岡山県の通達を受け、止める事にします。
 でも…キムラくんにオシオキされてしまうかなあ…。