アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

 5~6月限定の注意報

2016年05月13日 | Weblog
 注意報は、警報よりも危険度は低い。で、災害が起こる可能性がある場合に発表される。
 日本には、16種類の注意報がある…というか、発令されることがある。
 大雨、洪水、大雪、強風、風雪、波浪、高潮、濃霧、雷、乾燥、なだれ、融雪、着氷、着雪、霜、低温。

 注意報は、以上の16と思い込んでおりましたがぁ、まだあるみたいで…。「警報」にしてもいいぐらい恐ろしいもの。

 沖縄県が5月1日~6月30日までの、「ハブ咬症(こうしょう)注意報」を発令した!こういう注意報があったとは!気温が上昇すると、ハブの行動が活発になる。そりゃそうでしょう。田畑や山野への出入りや夜間に歩行する際には、細心の注意が必要なので、「ハブ咬症注意報」を発令した。
 ハブに咬まれたら、その場で咬まれた箇所をナタで叩き切る…足を咬まれたら、足を叩き切らなければならないわけ…。で、それは昔の話。今は、「かまれた場合は激しい動きをせず、早急に医療機関で治療を受ける」と、助かる可能性があるという。咬まれても人生を諦めずに、速やかに病院へ行くといいらしい。

 ハブの毒は、「出血毒(相対するのは、神経毒)」。タンパク質をとかす物質で、血管組織を破壊する(出血毒!)。 咬まれると、一日以上腫れが広がり続けて、傷口周辺が青紫色に。水泡ができる場合もあるのだと。 腫れがひどいと循環障害のため筋肉細胞が壊死を起こす。これだもんね。循環器や腎臓に障害が起こることもあり、死にいたることもある…。
 沖縄県の「ハブ咬症被害者」は、年間およそ100人だという。これは多いわ!注意報が必要なわけです。

 北海道なら、「ヒグマ注意報」。フロリダなら、「ワニ注意報」。ヒグマもワニも、看板で注意を呼びかけているから注意報の発令までは必要ないかな。

人財→財を浪費する人?

2016年05月12日 | Weblog
久しぶりに、ヨーロッパを旅行しようとしたら…配偶者が、「テロが怖い」と、言う。「イタリア(8日間で24万円)ならテロの標的にはならないんじゃないか?」と、しつこく迫ると…、条件を出されてしまいました。
 条件その1 日焼けしない時期&場所
 条件その2 航空機はビジネスクラス以上を利用すること。

 日焼けしない時期&場所は…あり得ない!そもそも、もう手遅れ。で、ビジネスクラスの料金は・・・!30~50万円!こうなると旅行代金は、一人あたり堂々の「54~74万円!」。つまり、年金以外の収入がない庶民が旅行するのに、ビジネスクラス以上の航空機利用はぁ・・・ないっ!通常の旅行代金より、ビジネスクラスの料金がのほうが高いっ!

 M添要一東京都知事(仮名。えっ?仮名にしなくてもいいって?念の為です)の1週間の欧州視察。この人の金銭感覚は一体どうなっているのでしょうか!移動は飛行機のファーストクラス!最高級ホテルのスイートルームに泊まった!かけた費用は6,900万円!
 東京都民って、太っ腹なんですねえ!1週間で6,900万円を使う人を知事としている。都民ではない私が、たいそう立腹しているのですがね。いろいろ聞いているうちに・・・「2014年の就任後、海外出張は8回で総額2億円を超す。ロンドンでは、1泊約20万円の部屋。随行員19人も1泊10万円を超す部屋に泊まった…」
 信じられないって?私だって、「桝添さん…じゃなくてM添さんがそんなことをするわけない」と、思いましたが、都議会がそれを認めているわけで、(批判している議員もいるのですがね)れっきとした事実。

 桝添さんの言い訳は、いつもああ言えばこう言う…
 「クレヨンしんちゃん」の漫画を買ったときも、「漫画の内容を知らなければなりませんから…勉強の為」。・・・漫画くらい自分の金で買えよなあ!せこいわあ…!
 公用車で神奈川県の別荘まで通っている件では、「なんの問題もない!」。・・・つまり、無知な連中が騒いでいるって事ね。
 出張旅費についての発言は、「経費をけちったために仕事ができなかったら、何のために行ったか分からない」。
 どの言い訳もふざけていますが、「経費をけちったために…」は、「お金をふんだんに使わなければ仕事ができない」ってことなのでしょうねえ!
 私の血圧、鰻上りっ!私なら、無報酬で、素晴らしい仕事をしますがねえ。

 東京には、人財がいないってことなのでしょうねえ…。財を浪費する極みの人ならいるようですがね。な、なぬ?文春によると、政務活動費で家族旅行?回転寿司?どこまで自分のお金を使いたくないんだか?庶民の感覚とは違うんですね。だけど…古いことを持ち出して申し訳ないけど、「母親の介護で苦労した」と、庶民感覚を強調していたのですがね。

表の顔はタブマンさん!

2016年05月09日 | Weblog
 「米国には酒屋がない」これは、アンティークマンの名作。法務省関係の機関誌(全国版)で、のべ半年にわたって連載され好評を博しました(自己評価で~す)。学校関係管理職の研究大会でも講演させていただきました。ちろん、法務省関係の団体でも講演させていただきました。好評だったかって?管理職の研究大会では、評価のアンケートの記載事項を送っていただきましたが、自分で言うのもなんですが楽しんでいただけたと思います。講演はおもしろくなければね。法務省関係者からは、口頭で評価をいただきましたがぁ、「すっごく良かったです!みんなそう言ってます」…まあ、こちらも努力しましたからねえ。
 そこまで自慢するかって?あ、あのね、自慢しても私の状況になんの得もありません。自慢する気はなどありません。単なる話のマクラです。

 酒屋がない米国で暮らしていた時の不便は、「スーパーで100ドル札を出すと、100ドル札は検査にかけられ、私は、容疑者として顔写真を撮られる」…大変な騒ぎでした。できるだけ小額紙幣で支払うようにしておりましたが、持ち合わせがなくやむなく100ドル札を使うことがままありました。

 あれから30年。今なお、米国で買い物をして100ドル札を出すと、店員に嫌な顔をされるのだという。どうしてそんなに100ドル札が嫌われるのかって?
 ニセ札ですよ。100ドル札のニセ札が出回っていたわけで、今でもそうらしい…30年以上も、高額紙幣のニセ札が流通している状態が変わらないというのが不思議。そんなわけですから、今も、「ニセ札検査機」や、「使った人物の顔写真撮影機」は存在するのでしょう。そういう機器を取り入れられない店では、「紙の厚みや色の濃淡を入念にチェックする」…失礼ながら、店員さんのチェックでニセ札を見つけられるとは思えません。どうしてかって?そんなこと書けませんよ。私は、米国がドイツと同じぐらい好きですから、敵に回したくない。

 これまでが、マクラ。前置き、長っ!
 100ドル札などの高額紙幣は、庶民には敬遠されるわけでして、最も使い勝手が良いのが20ドル札。なぬ?何を書きたいかもう解ったって?…はいはい、ニュースでやってましたからね…。しかし、中身は私のほうが深いっ!

 米国は、4年後に「20ドル紙幣のデザインを刷新する」という。その紙幣の肖像に、奴隷解放運動指導者のハリエット・タブマンを採用することに決めた。これは、衝撃的ニュースですよ。黒人女性が初めて、米国紙幣の「顔」になるのですから。

 ハリエット・タブマンを知らない?知らなくて、当然です!一部では有名ですがね。約200年前、奴隷のもとに生まれた彼女は、「鉄道の車掌」として知られました。車掌さんが、どうして米国で多く使われている紙幣の顔になるのかって?
 これが、車掌とはいっても、JRのような鉄道の車掌ではなかったわけで…。
 奴隷の逃亡を手助けする「地下鉄道」という名の秘密組織に属し、「乗客」の黒人を目的地に送る役を担った。これは凄いですよ。約200年前の黒人女性が…!奴隷解放版の杉原千畝?…比較するような問題ではありませんがね。
 タブマンさんは、「白人に懸賞金をかけられた」という。それでも恐れずに活動を続けた。南北戦争では北軍のスパイとなり、奴隷解放に身をささげた。このタブマンさんが、100ドル札の顔ではなく、20ドル札の顔になる…米国、やるじゃないか!
 100ドル札の顔のほうが偉いんじゃないかって?米国では小額紙幣の肖像ほど権威があるんですよ。1ドルは初代大統領のワシントン。20ドルは5番目に権威がある。その下の、50ドル札の顔は誰かって?北軍を率いたグラント将軍!あの、グラント将軍より上の権威を認められた。

 えっ?とって代わられる今の20ドル札の顔は誰なんだって?そ、それがぁ、「弱損」じゃなくて、「ジャクソン元大統領」なんですけどね。なぜ、弱損などと揶揄したのかって?
 タブマンさんは、奴隷解放に命をかけた。ジャクソン元大統領は、「元奴隷主」。米国ってホントおもしろい。オチまでつけています。どんなオチかって?現20ドル札のジャクソン元大統領は・・・20ドル札の裏面へ回る!

「利他」あってのボランティア

2016年05月08日 | Weblog
 「教訓」ってモノは、すぐに忘れられるモノなんですねえ。今度は、何の教訓のことかって?被災地のボランティアなんですがね。

 その前に、被災地窃盗団なんですが。消防の制服のようなものを着て被災地に入り、住民が避難して無人になっている家に入って盗みをはたらく。こういう輩、是非逮捕してほしいです。人の弱みにつけ込む、実刑にしてやりたいです。個人経営の泥棒も悪いですが、集団で被災地をねらう…災害のたびに「泥棒がグレードアップ」してきている。

 被災地ボランティア、これは、被災地窃盗団の対極にあるもの。ところが、熊本地震のボランティアの中には、次のような問題を起こす人たちがいるという。
 1 「(被災者に対し)助けてやってんだぞ、感謝しろ」といった態度をとる。
 2 商店の食料品を(ボランティアが)買いあさるので被災者が買う物が不足。
 3 ボランティアたちの親睦会で、連夜騒ぐので被災者が迷惑する。

 これらの、ボランティアが起こす問題って、阪神淡路大震災のときも東日本大震災と時もありました。教訓になっていない。誰が名付けたか、「モンスターボランティア」。
 ボランティア活動の三原則は、「自発性」「無償性」「利他性」。「先駆性」を加えて、四原則とする場合もある。少なくても、三原則に、モンスター性が入り込む余地など無い。ボランティアを希望する人は、まずこの三原則を破らないと誓ってから被災地へ行っていただきたい。

 ただ、モンスターボランティアは、ほんの一握りの人たち。多数の人は、「自発性」「無償性」「利他性」を重んじてのボランティア。
 熊本市のボランティアセンター。受け付け開始の何時間も前から整然と並んで待つボランティア希望の人たち。希望者が多くて、あぶれた人は、せっかく来たのに、とがっくり…。こういう光景を見ると、「日本人、いいじゃないか!」と、嬉しくなります。

 「災害対策マニュアル大国日本」の様相を呈しております。その中に入れていただきたい項目…それは、「ボランティアの受け入れ」です。被災者がボランティアに振り回されることを最小限にするために。

 熊本県警によると、震災に関連した窃盗(未遂も含む)や建造物侵入の被害届を、5月7日午前6時までに42件受理したという。被災地窃盗団対策は、マニュアルに入れなくてもいいのかって?名案があれば、入れた方がいい。
 立ち入り禁止にしても、入ってくる窃盗団ですから…自警団を組織しなければ…被災地にそんな余裕などあるはずないかぁ。警察が窃盗団対策に人手をかけられるかどうか。

 窃盗団と、モンスターボランティアを一緒にしてはならないが、人の弱みにつけ込むのは卑怯。被災地窃盗は通常の窃盗の3倍の刑に。モンスターボランティアは、書類送検に。ウーン!毎日血圧が上がることばかり。今朝など上が186。血圧の薬を3倍にしなければならないかな。血圧計、壊れちゃったかなあ…。

石に口漱ぎ流れに枕す

2016年05月07日 | Weblog
ここんとこ、「夏目漱石」の名前を目にする機会が多い。なぜ今夏目漱石?
 「熊本地震」の関係か?漱石は、旧制五高、現在の熊本大学で教鞭を執っていたから。それと、今年は漱石没後100年、来年は生誕150年に当たる…そんなわけで夏目漱石なのでしょう。

 「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」…漱石の句です。漱石そのものを表現しています。
 「牛になる事はどうしても必要です」…これは、手紙に書かれていたもの(久米正雄、芥川龍之介に宛てた手紙)。
 木魚の句と、手紙の「牛(胃が4つ)」には、胃潰瘍、吐血に悩む漱石の姿が見てとれます。
 「そんなの初耳だ。漱石の研究者でもないのにそんな勝手なことを言うな」って?あ、あのね、漱石の作品は全て読みましたし、俳句、書簡集も読んでいます。研究者が言ったとか言わなかったとかは関係ない。一通りは読んでいる私が、勝手な評論をしても許されるかと。漱石は他人のような気がしないのです。

 解りやすい句としては、「腸に春滴るや粥の味(はらわたにはるしたたるやかゆのあじ)」があります。
胃潰瘍、はげしい吐血…生死の境をさまよう漱石。「もうダメか…」そのときのあまりにもささやかな食事。はらわたを通ってゆく「お粥」。この粥に、「まだ生きられるかも」という勇気をもらった。

 英語教育について、漱石が語ったものが残されています…
 「一字一字をゆるがせにせず、読みやすき本を熟読して、単語、熟語、発音、揚音、綴字などを知る一挙両得の法を用い、難本を見るを措(お)かざるべからず」
 これは、漱石が五高(現熊本大学)時代(明治30年ころ)に、旧制佐賀中(現佐賀西高)などで英語の授業を参観したり講演したりの中で語ったことだという。
 日本の英語教育、明治から行われていたわけで…文部科学省が全国の公立中・高校の英語力調査結果を公表しました。
 高校3年生のうち、「英検準2級程度以上(または、教員がそれに相当すると判断した生徒)は、34.3%だった。(日本国政府は、2017年度までに、50%にしたい。目指すのは自由ですが、達成は難しそう)

 漱石、没後100年。今なお日本に影響を及ぼしている。そりゃないだろうって?次のような影響ですよ。
 影響その1・・・英語教育、きちんとやれよっ!
 影響その2・・・胃潰瘍予防の為に、ピロリ菌を除去しろよっ!
 影響その3・・・千円札!お世話になってるでしょっ!

妻のことを第三者に話すとき

2016年05月06日 | Weblog
 「男女の権利は平等です」…子どもたちに話をするとき、よく使うフレーズです。このことに間違いはないのですが、少々の困惑があります。
 日本では、夫婦の呼び方に上下関係を表す言葉が多いです。で、男性が上で女性が下のような…。困惑ってのはここなんです。
 よく飲み込めないって?では例を出します。
 夫婦の夫のほうを「主人」と呼ぶことがありますがぁ、そうなると夫婦の婦のほうは、「家来」とか「従者」ということになるってこと。主人と家来は、上下の身分関係。男女平等なのに、夫のことを、「主人」と呼ぶ(呼ばなければならない)…。

 夫を、「旦那」という言い方もある。ということは、婦は、「奉公人」「使用人」「妾」…!これも激しい上下関係。
 「家内」ってことは、「家の中に居る人?」と、なると、夫は、「家族を養うために、家の外で大活躍する人だから偉い」・・・これも上下関係あり。

 焦点を絞って、「夫が妻をどう呼ぶか」…これは、すぐに一番良いと思われる答えが出そうです。ファーストネイムを呼ぶのがいいと思います。

 次に、「第三者に対して、自分の妻のことを話す場合」…
 「うちの家内が申すには…」・・・つい家内と言ってしまいますが、妻を幽閉しているわけでもないでしょうから…。
 「うちの嬶(かかあ)が…」・・・荒くれ者の妻かよ?
 「うちのワイフがね…」・・・英語にすればいいってもんじゃない。
 「愚妻がね…」・・・人権侵害の疑いありだねこれ。
 「嫁さんがね…」・・・おいおい、だったら一人称は「婿さん」かよ!?
 「かみさんがね…」・・・これは悪くはないが、親しい間柄限定でしょう。どうして悪くはないのかって?漢字にすると、「上さん」ですから、自分は「下さん」。妻を上の存在として見ているワケで、好感が持てます。
 「家人がね…」・・・家臣、家来の意味もある。同じ漢字で、「けにん」と読んでしまうと、律令制でのですから!(ぬひ)よりは身分が上ですがね。

 で、どう結論を出すのかって?一応の結論を用意して書き始めたので開陳しますと…
 「うちの家内が申すには…」を、男女の上下関係がないようにして、話すにはどう言ったらいいか…?
 「うちの配偶者が申すには…」
 どうですか!これなら男尊女卑もへちまもない。うーん!久しぶりに、いい主張ができたなあ!

バカアホ・・・

2016年05月05日 | Weblog
 ボランティア活動をいくつかやってます。そのうち3つは、子どもたちと接する仕事。古希が近いのに(ボランティア活動に)駆り出される…幸せだと思います。子どもは、カワイイです。私に対して、うっかり、「おじいちゃん!」と呼ぶ子おります。ハッと気づいてバツ悪そうにしているのもカワイイ。
 「イケメン先生、だけど皺くちゃ」と、言う子に対してはどんな言葉がけをするかって?
 「バカヤロ!アホッ!」
 に、決まっているじゃないですか。ウソですよ。そんな言葉を遣うわけないでしょ。「『だけど皺くちゃ』が余計だ!」と、言います。その後、猫なで声で、「イケメンだけにしてよ」と、頼みます。

 「バカアホ」は、言ってはいけない言葉。最近はめっきり使用頻度が減っているような気がします。
 と、ところが、おおさか維新の会の足立康史衆院議員は、遣いますねえ!心の荒んだ人なのか?計算があって遣っているのか?
 「バカアホ」に飽き足らず、「私は国民の声として、『民進党は死ね』と言っている」とまで。どうやら、意図的に遣っているみたい。

 理由はどうあれ、「バカアホ死ね」は、良くない。まして議員さんですよ!国民の鑑ですよ!
 小学生が遣わなくなってきた言葉なのです。「バカアホ世代」の私ですら遣わないように心がけている。 

 バカとは、「愚かなこと」「社会的常識に欠けていること」「知能が劣り愚かなこと」「つまらないこと」「無益なこと」「役に立たないこと」「機能を果たさないこと」もうめちゃくちゃですね。バカと言われてしまうと、再起不能ですよ。
 アホは、「理解したり思考する能力が不足している」…バカと同じですね。ところが、関東と関西では、バカアホに軽重があるらしい。
 関東では、バカは軽くてアホは、かなり強い軽蔑の感情を表すのだそう。関西では、その逆で、アホが軽くて、バカは強い罵りなのだと。
 足立議員の場合、京大出身ですから、「バカ」が強い罵り。

 閑話休題。昨日、足立康史衆院議員が書いたもの…
民進党の菅直人元総理がブログで「安倍総理の改憲論は単なる改憲論ではない。…立憲主義に基づく憲法を無くしたいとする改憲論」であり「ヒトラーのやり方と似ている」と批判しています。「日本死ね」もそうですが、こうした酷い表現は、もう止めにしませんか。

 「バカアホ死ね」…こうした酷い表現は、もう止めにしませんか。子どもたちの教育に悪い影響を及ぼしますからっ。今日は、こどもの日。

薬剤費が月3万円

2016年05月04日 | Weblog
 畑おこしは農家に頼んでいるんですが、その様子を見ておりましたら御近所の「メンテナンス会社」の社長さんが世間話をしに出てきました。
 一瞬別人かと思いました。なぜかって、「小太りのおっちゃん」だった社長が、「痩せた爺さま」になっていたからです。
 どーゆーことかって?私も知らなかったのですが、「胃がんの手術をして13kg痩せた」んだと。お顔が…。気の毒なほど皺くちゃ!私より、しわくちゃでした。私も、75kgで、100日入院して60kgで退院しましたので、顔の皺は、32本なんてもんじゃなかった(4×8=32 シワサンジュウニ)。
 現在、小学生が私に言います。
「あっ、イケメン先生だ!イケメン先生、だけど皺くちゃ!」
 言わせているんだろうって?あ、あのね!言わせるはずないでしょう!「だけどしわくちゃ」は、言ってほしくはないが、真実だからしょうがない。イケメン先生は、まあ、見方の問題なのでしょうがないですがね。子どもは正直です。

 閑話休題。メンテナンス会社の社長さんなんですがね、「内視鏡で胃の三分の二を取った」んだと。で、1年間、再発予防の薬を飲まなければならないのだという。
 「1か月の薬代が、3万円なんだよねえ…きついんだわぁ。仕事がなくてね」
 
 1か月3万円は、厳しいですよ。皺イケメンとしましては、年金では暮らせない年金受給者ですから、よーく解ります。3万円が、いかに大きなお金か。保険が適用されているわけですから、実際の薬代は、「9万円」ということか?日本国の財政、破綻しないかねえ。

 がん治療薬「オプジーボ」(一般名は『ニボルマブ』なんだそうで…暗記出来ません)に比べたら、たいしたことないって?
 オプジーボは、がん関係の免疫療法薬。難しいことは分かりませんが、「夢の新薬」なのだそう。しかし、BUT、1人の患者がオプジーボを使うと、1年に3,500万円かかるんだと!マ、マ、マジスカ!ってとこ。
 1年に3,500万円もかかる薬ですが、患者負担は月8万円程度で済むという。これは、国民全員が加入する公的保険(国民皆保険)があるのと、医療費の自己負担分が一定額を超えると軽減される高額療養費制度があるから。
 月8万円は高いが、貧乏人でも何とかなる金額。つまり、金持ちが生きて貧乏人が死ぬという構図ではないことがありがたい。

 で、問題は…日本の肺がん患者の5万人を対象に、オプジーボを1年間使うとするとどうなるか。(日本の肺がん患者は、推定で13万人だという)
 3,500万円×5万人=1兆7,500億円
 こ、この薬代が必要となるってことは…日本の薬剤費は、約10兆円ですからぁ、5万人がオプジーボを使うと、今の薬剤費が1.2倍になるかもしれない。13万人がオプジーボを使う可能性もあるわけで…!日本国の財政は…!

 それにしても、毎月3万円の薬を飲まなければならない社長さん。暮らしが困窮。8万円に比べると安いモノですが…。かく言う私も、自慢じゃないがステロイド剤を大量に服用している病人。薬剤費は月額1万円程度。こういう人、たーくさんおります。
 病人はどんどん増える。「夢の新薬」もどんどんできる。だけど高額。
 日本国、これからが大変だわ。

岩崎弥太郎が泣いている

2016年05月03日 | Weblog
 「三井・三菱・住友…」私の幼少時、太陽のようにキラキラと輝いていた財閥でした。この三大財閥、三井、住友は旧家ですが、三菱は明治…いわば新興…?ご存じ岩崎弥太郎です。明治期の動乱に政商として、巨万の富を得てその礎を築いた。
 岩崎弥太郎といえば、坂本龍馬。そんなに親しかったのかって?た、多分、会ったことはあるんじゃないかなぁー?ともあれ、坂本龍馬が近江屋井口新助邸で暗殺されたんですがぁー、そのため解散した海援隊の後身が「九十九商会」。で、その責任者が岩崎弥太郎。
 弥太郎は、廃藩置県のあと、九十九商会を「三菱商会」(1873年)として事業を展開した。西南戦争で、さらなる巨万の富を得た。そんなわけで、三大財閥に。

 「三菱自動車のことを書きたいんだろう、早く本題に入れ」って?ハイハイ!私は、およそ20年間三菱の車に乗っていました。理由は、あるんですよ…

 30年前のことですが、チューリッヒで車を借り(レンタカー)、ドイツに入ったのですが、当然アウトバーン(フリーウエイ)を走りました。時速160kmで走行するのが普通。なぜかって?スピードメーターの最高が160kmでした。時速200kmで走ったとしてもも、計器上は、160km。
 私はといいますと、自重して140kmで走っていましたがぁ…バンバン抜かれるので、ホント髪の毛が総立ちでした。
 アウトバーンに慣れると、「ありゃ?日本車が走っていないなあ?」と気づきました。ベンツ、BMW、アウディ、VWの本拠地ですから、日本車が入り込む余地がないってことでしょう。
 そ、そんな中!ヨタヨタながらも、果敢にアウトバーンを走っている日本車を発見!「三菱デリカ」でした。
 このとき決めましたね。「帰国したら、車は三菱デリカにしよう!」と。5人家族でしたから、車内スペースのこともありましたね。そんなわけで、日本に帰国後およそ20年間、三菱デリカに乗りました。
 それがどうしたって?ヒトラーが造らせたアルトバーンを、ふらつきながらも勇猛果敢に走る日本車!安心感があるから、三菱を選んだのです。

 だけどさあ、三菱が燃費データを改ざんしていたことが発覚した。燃費性能算出の基礎になる数値を都合のいいように書き換えたり、国の基準とは違う方法で測定したりしていた…。
 アウトバーンを日の丸のはちまきで走っていたワゴン車は一体何だったんだ?
 軽自動車の話だから、気にするなって?…気にするなっていわれてもねぇ…。

 三菱自動車、潰れてしまうんじゃないかと思いましたが、グループで支え合う体質があるのだそうで…岩崎弥太郎の精神が生きているのかねえ?だったらはじめから、燃費データを改ざんなどすんなよなぁーっ!